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射精介助を行う一般社団法人ホワイトハンズ

こんばんは。寒い寒い札幌です。
役所や商業施設でも、換気のためにドアや窓を開けているのでストーブを点けていても寒い!
ストーブ点けて薄着が北海道では当たり前の光景ですが、今年ばかりは厚着モードです。環境には良いことですね。

さて、今回はタイトルが過激でしょうか?
実は介護職に従事しているとセクシャル・ハラスメントに遭うことがとても多いのです。
相手がご高齢だからといって油断は禁物。
そんなことについて書きたいと思います。

まずは実際に私が訪問介護員をしている時に体験した例です。
 ・後ろから抱きつかれた
 ・股間を触られた
 ・入浴介助時、顔に男性器を近づけられた
etc

私が福祉の世界に入ったのは離婚後のことです。50代60代のベテラン主婦が多い職場で、私は1人30歳と若かったのです。
そのため職場からは対策として注意されていたことがありました。
 ・結婚しているが子供はいない
   独身だと嫌がられる、子供の有無は雰囲気でバレる
 ・簡単に衣服を脱がされないようにガードル等着用すること
   実際にズボンと下着をスルっと下げられた人もいた
 ・胸を強調しないようにすること
   Tシャツの襟ぐりから覗かれたり触られる

ユニフォームとしてジャージが支給されていましたが、下着にジャージだと簡単に脱がされてしまいます。
また私は胸が大きいため、ブラジャーはスポーツブラかさらしで押さえつけるなどしていました。

酷い例だと、とても女性らしいフェロモンがムンムンとしているような色っぽい先輩がいました。その方は非常に美しいロングヘアの持ち主でした。
やはり被害に遭うことがおおく、会社から髪をカットするようにとまで言われていました。実際は三角巾が支給されていたので工夫していたようです。

このように、性的なトラブルが起きたときは、私たちのほうに問題があるような対応だったのです。

股間を触られた時、私は頭に血が上って仕事を放棄して会社に帰りました。
上司が良い人でしたから『それでいいんだよ』と言って、利用者様のご自宅に説明に訪問してくれました。

しかし後日、チーム会議があり40名くらいの先輩たちに言われた言葉にショックを受けたのです。
『それくらい減るもんじゃなし』
『やっぱりお産してないとダメね』

確かに、先輩たちと同世代になった今なら軽くかわせるでしょう。
でも若い女性に押し付けてはダメだと思うのです。

また、女性から言われて納得できないことはもう一つあります。

『結婚して子供を産んで、まっとうに生きて』と言われたことがありました。私は自由が好きです。
自由に生きていたいと思い実行しています。
しかし周りの人から見るとフラフラしているように見えるのでしょうか。

まっとうに仕事して納税しているのですが、結婚と出産をしていないと、正しくないと言われる。そんな時代でもありましたが、そういうことを言うのは100%女性だったのです。

高校では理系進学クラス、その後情報処理を専攻しシステムエンジニア、税理士事務所などに属していたため、男女比率は9:1と圧倒的に男の世界で生きていました。
そのときにセクハラにあったことが無いのですが、男女比が逆転した福祉業界でのセクハラは実に多かったのです。

そしてケアマネジャーになってから身震いするほど驚いた報告書を読んだのです。

それは訪問介護員が高齢者に性的サービスをしている実態についての報告書でした。実際に性交したり手淫や口淫などを提供していた事例が書かれていました。きちんと日誌に暗号で記載されていた例もあるそうです。

なぜそのヘルパーたちがそのような行為に及んだのか理解できませんが、訪問介護員は密室で二人きりの仕事が多いため、こうしたことも起きるのでしょう。

ちなみに性的な介助をするホワイトハンズという支援があります。
障碍者・高齢者・性風俗で働く人のための支援を行う団体です。
射精介助などを行っています。
生きることと性は切り離せませんから必要な支援ですが、まだまだ一般の方の理解が少ないように思います。

もっと一般的になれば密室で介護士がセクハラにあう確率も減るのでしょうか?
また自分はセクハラにあっても平気だから、それくらい大丈夫だという価値観も見直す必要があるでしょう。

性への本能とセクシャルハラスメントは別モノなのです。

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認定コーチ・カウンセラー・介護支援専門員
Skype・Zoom・LINEなどを使ってコーチング、カウンセリング・研修を行っています。
https://office-kanon.net
info@office-kanon.net
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