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日本海軍における二人のリーダーの光と影を軸に誕生から消滅まで

人々よ。

戦争について大本営について書かれたものを読むと、陸軍について多かったが、海軍について読むのは気付けば少なかったな。

海の山本、空の山本。

日本海海戦で歴史に残る完全勝利をおさめた山本権兵衛。日本を破滅へと導いた真珠湾奇襲の山本五十六。

ペリー来航以来、日本海軍における二人のリーダーの光と影を軸に誕生から消滅までが書かれた一冊。

華々しいという言葉を使って良いのか微妙だが、海軍の栄華は日露戦争までの明治海軍までだな。

日清日露戦争に完全勝利し、合理主義は影を潜め、神秘主義が台頭する。

「御稜威」つまり皇統連綿たる大日本帝国ゆえに勝てたと、海軍将校まで精神主義を言い始める。

太平洋戦争へ向かう昭和海軍は、現在の官僚体制丸出しだ。

山本権兵衛が心血を注ぎ、日本海海戦勝利によって頂点に立った帝国海軍は、40年後、もう一人の山本によって滅亡するのだ。

参考文献が全くないので、かなり著者の主観に拠った感は否めないな。

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