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1月12日以来となる円山。
1カ月以上登らないと、バテがとても心配になる。
だからできれば間を置かずに登り続けようと思うのだが、気持ちがのらないことがある。

それでようやく今日、気持ちがのった。
午前3時ごろ出発。
真っ暗。
ヘッドライトを首に巻き、登山靴とクランポンを背負って、長靴を履いて家を出る。

気温はプラスの3度。
2月の札幌ではぽかぽか陽気といってもよいレベル。
登山口で長靴を脱ぎ、登山靴を履いてクランポンを装着する。
登山靴は底が固くて住宅街のカチカチの氷に滑る。
それで長靴を履いて登山口まで来るのだが、クランポンは頑丈な鉄でできているので長靴に装着すると痛い。
だから登山靴につけるしかない。

実は、久し振りの一発目は意外にバテなかったりする。
それは気持ちがのっているからだ。
1カ月間放置して、それでも「登りたい」と思えるのは相当な気持ちである。
だからこの日は恐れていたほどバテなかった。
恐れていない程度にはバテたが。
次や次の次が心配である。

下り道に人がいた。
ヘッドライトの光がみえたが動かない。
嫌だなあ。
しかしほかに道がないから近づく。
少し離れたところで、こちらの存在を知らせるために「こんにちは」と声をかける。
なぜか聞こえてない模様。
もう一度「こんにちは」と言うと、ようやくこちらを振り向いたが、あろうことか何も言わない。
それでまた「大丈夫ですか」と声をかけた。
「ああ、アイゼンが」と、靴につけたクランポン(アイゼン)を調整していた。
大丈夫そうなので「失礼します」とだけ言って追い抜いた。

登山口まで戻ったところで、登り始める人が。
常連さんで、「早いね」と言われた。

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