私がパラレルワーカーになった訳 5
コーチ業が会社で役に立つことはたくさんある。
これは会社内に限った事ではないが、どんな人とでもコミュニケーションがとれるということが一つ。
もう一つは、人のいいところを見抜けるという事が二つ目。
コーチはクライアントの事をどんな時でも、どんな場合でも受け入れる態勢をとっている。
常に相手を承認しているのがコーチだ。
だから
どんな相手でも否定はしない。
自分の好き嫌いで相手をみない。
どんなクライアントでもコミュニケーションを取らなくてはいけないので
相手に合わせてコミュニケーションの取り方を変えることができる。
常にクライアントの強みはなんだろう?という視点で会話をしているので、クライアントの良いところが自然と見えてくる。
これは会社にいても本当に役に立った。
結局
私がコーチをやっていることが会社での仕事にマイナスに作用することはなかった。それどころか、私自身仕事は格段にやりやすくなった。
とまぁ、こんなことばかり書いているとなんだか女々しい気がするので、この辺でやめておこう。
さて、
好きな事を仕事にしていると、どんどんやれることは広がっていく。
コーチという仕事をしていくうちに、私は「聴く」という事が本当に好きなんだという事に気付いた。
時に人は、天から降ってくる言葉を話すことがある。
無意識のうちに口について出る言葉。
作られた言葉ではなく、心の引き出しからするするっと出てきた言葉。
言った本人も
「あれ? なんでそんな事言っちゃったんだろう?」
そういう言葉はとても魅力的だ。
それを引き出しから引き出したくて、私はインタビューライターをしている。
これもコーチという仕事をしてきたおかげで出会えた仕事。
我慢せずにやりたい事をやっていったら、
どんどんそれは増えてくる。
どんなに増えてもそれを一つに絞ることはない。
パラレルワーカーで行こうと決めたら絞る必要はない。
一見ふらふらしているように見えても、
「何故それをやっているのか?」
という根っこの部分を考えていったら、意外とスタートは一つの所からきている。
私の場合は「聴く」ということ。
コーチもインタビュアーも「聴く」ということから派生したに過ぎない。
パラレルワーカーといっても、実は根っこの部分は一つだと思う。
そういう意味ではパラレルではないのかも知れない。
ようするに、
自分の得意な部分をどういう料理として出していくか、表現していくことかってことなんだと思う。
そういう考え方が出来るようになったらもっと楽しく過ごせるし、
日々の暮らしを充実させることができる。
そして何より、
社会に貢献できる機会が増える。
どうしてそこらへんが分からないのかなぁ。
あぁ
また、女々しくなっちゃった。
自分らしく生きることは自分らしく働くことでもある。
きっとそれは独りよがりではなく、社会の為にもなるはずだと私は思う。
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