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実証すすむ響灘の洋上風力発電、見学してきました

環境に力を入れていることで知られる北九州市。すでに18基の風力発電が稼働していて、市の電源構成の17%が再エネです。風車が立ち並ぶ、若松区の北九州市エコタウンセンターへ見学に行ってきました。

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まず、エコタウンセンターで浮体式風力発電について説明を受けました。響灘の沖合15km、水深50mに浮かぶ3MWの洋上風力発電は、2枚翼式の竹とんぼのような形。スタッドレスチェーンという9本の巨大な鎖で海底に固定されています。

NEDOの実証で2019年から運転していますが、実証は今年度で終了します。終了後の撤去については未定だそうです。

あいにくのお天気で沿岸からは写真が撮れなかったので、NEDOのYoutubeをご紹介します。

続いて、ずらっと10基並んだ陸上風力を見学。ブレードの先端までの高さは約100mあり、近くで見ると圧巻です!

風車の可動部は、風の強さや向きに合わせて自動で360度回転します。見学中にも風車の向きが徐々に変わっていくのがわかりました。この日は8基が動いていましたが、風切り音もそこまで感じられませんでした。

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ほかにも、市民から公募で5億円を集めたコミュニティソーラーや、バイオマスの混焼発電も見学できるそうです。こちらも日を改めて行ってみたい。

響灘地区では、多くの企業がリサイクルの実証研究や事業化に取り組んでいます。ペットボトルや家電のリサイクル、パソコンやスマホによる都市鉱山など、どれも興味深い取組みでした。

個人的に驚いたのは、北九州市ではプラスチックごみもしっかり分別されていること。福岡市もそうなったらいいなと思います。

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間近に見ることの少ない風力発電をじっくり見学でき、とても勉強になりました。エコタウンセンターのみなさま、本当にありがとうございました!

見学は北九州市エコタウンセンターのホームページから事前予約制です。発電所見学の際は車でお出かけください。ぜひ、おすすめです。

https://www.kitaq-ecotown.com/


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