見出し画像

実録 プロ無職

さて、3月になりました。
無職が加速する峰です。

前回のnoteは本当にたくさんの人から反響やご声援をいただき、ありがとうございました。
今までやってきたことが少しでも多くの方の目について、無駄ではなかったと思うことができて救われた気持ちです。

ーーー。

 あれから今後どうしようと考えていたけれど、私の手元にあるのは4年前の私が微笑みかける宅地建物取引士証だけ…

 不動産から距離を置く、という気持ちは微塵もなくプロ無職ながら活動をした結果、まだ若い不動産会社の仕入れ&コンサルティングと、休眠中の不動産会社の再起動を行うことになりました。

 前者はまだ立ち上げて5年も経過していない会社で、資金力や仕入れのノウハウが少なく、後者は資金力はあるけれど、しばらく誰も関わっていなかったため、なにもかもがしっちゃかめっちゃかです。不動産ジャパリパーク感じる。


 不動産会社のコンサルティングというと耳障りはよいですが、単純に仕入れや仲介、広告方法や物件の売り方、あとは私が弁護士先生などからいただく査定案件を案件化していくための会社になります。

 独立する人間っていうのは高確率で買取&リフォーム再販屋さんになるんですが、それだけでは行き詰まるケースがまれにあります。ですので、死なないように土地の仕入れから建物の建築、自社分譲を行っていく方法、自社分譲の反響を殺さず客付けする方法などのお手伝いをします。またコロナ融資で比較的お金が余っている状態でもあるので、収益物件の保有、または転売についても今後展開していく予定です。
ですので区分、土地、戸建、収益物件、すべての案件をさばくことができます。

 休眠会社の再起動についてもなんかかっこいいじゃん、って感じがしますが完全に雑用です。まずOA機器。古いものだと2009年製で機能していないものなどがあったので、何があれば滞りなく業務が行えるか、という部分から止まっていたホームページの中身をいじったり、新規に働く人の名刺作りから社用アドレスの取得、共有ファイル作り、え?無線Wi-Fiは入らないの?って?入れるよ!!などの作業。

 古い免許番号のゴム印を最新のものに発注したり、来客があったときのケトルを買いに行ったり、マイペットの備蓄数を確認したりしています。なにをしているんだろう。
 こちらの会社は昔から買取再販や分譲、賃貸、競売などを行っていたこともあり、まずは一件買いましょうということで先日初契約を済ませてきました。あとはリフォームして売るだけ。
眠っていた会社が少しでもお金を産めばいいよね、ってことで仲介&買取で区分、土地、戸建、収益、入札、三為、いっちょ噛み…基本的に何でもやっていきます。

 やっていきます、と言ったものの私はすでに会社員ではなく、かつてのつながりはほとんど会社においてきてしまいました。
なんのツテもありません。こんな状態で仕入れができるかといえばもちろんできず、先日の契約はレインズで1,000件くらいもしもししてたらたまたままとまった感じです。

 会社員時代のように、なにかに追われながら、誰かの機嫌を伺いながら、社内のルールを遵守しながらっていうのは御免被りたい。どちらの会社でも仕入れる物件はきちんと責任を持って、次の方へ気持ちよく住んでもらえるようにしていきたい。
そんな気持ちを持っているのでいままで通りプレーヤーとしても活動を継続していくこととなります。

 それにしても不動産の仕入れ、っていうのはまったく大変なもので、仲介の立場のときは「うだうだ言ってないではよジャンプしろや。買いたいなら金だせ、金ぇ!」くらいの気持ちでいたとときも正直あるのですが、いざ自分が仕入れを行うとなるとめちゃくちゃ怖い
 仕入れして売れなくても私はいいんですけど、関わった会社のダメージは計り入れないですし、最悪事業を辞めなければならない事態っていうのも小さな会社には起こり得ます。
 じゃあ慎重になっていけばいいのか?といえばそんなことをしていたら買えないですし、買えないとお金が回らなくなってやっぱり死んでしまいます。

 私は私に関わったすべての人にできれば幸せになってほしいと願っています。だから…

なんか買えるものください。
売れるものください。あと買ってください。

 いまこれを読んでくれているあなた、ご実家売りませんか?ご両親も足腰がきつくなってきて、段差のないマンションで暮らしたいと考えているんじゃないですか?

 あ、そこの奥さん。家、買いませんか?お子さん産まれてませんか?賃貸でもいいと思うんです。でもご主人はいつかは戸建って考えているかもしれませんよ?お子さん産まれたタイミングで買う人多いんでどうかな〜っておもって。

 そういえば投資家の方も多かったですよね?ビル、ビル買いませんか?場所が最高にいいんですよ。ただ土地が4坪しかないんですけど、一応建物は建ってます。重説には「対象不動産を将来建て替える際、同規模の建物を建築できない可能性がございます」って入りますけど場所がいいんでどうでしょうか?

 おっと、そこのご主人。いまお付き合いしている仲介会社さんとなんとかなく連絡がうまくいっていないんじゃないでしょうか?私なら即レスですよ?なんてったって無職ですから。なんなら毎日一緒に過ごしながら家探しをしても大丈夫です(大丈夫です?)

 あのね、世の中結果がすべてなんですよ。

 わかっていたことじゃないですか。不動産会社を退職して、それでもまだ不動産に関わりながら仕事をしていくなんて。
プロ無職なんてなんの保証もないですし、ましてやコンサルティングなんて結果が出せなきゃ意味がないんですよ。
もう毎日助けて、助けて、助けて、助けて、助けて、助けてって気持ちで生きてます。こんな気持ちになるなら退職なんてするんじゃなかった…とは思いません。すべては自分が選んだ結果ですから。

そんなわけで峰 不二夫先生の次回作は「実録! プロ無職編」となります。


生暖かく見守っていただければ幸いです。
今後も、宜しくお願いいたします。

終 2021/3/1 峰 不二夫

※この物語はフィクションではありません、助けて!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?