1月30日火曜日。
マイナスがマイナスを呼び負の連鎖を引き起こす。
タオルの件といい、差し入れの件といい、考えても仕方ない事は考えるのをやめよう。

ここでは受け入れるしかないのだ。
少しでもプラスになる事を考えよう。

例えばここは肌着などの差し入れは入らないが男性用の紺色のメリヤスが売っている。
本当は黒が欲しい所だが女子刑務所に行ったら紺色の肌着なんてまず変えない。
それと有名メンズブランドのくつ下も売っていた。しかも冬にはありがたい厚手、黒！！
買うしかない。

そして、運動靴が少しカッコ良かった。超、有名スポーツブランドである。デザインが少し微妙なのだが線の色が男性刑務所ならではの青色なのでアリだなと思った。
多分買うでしょう。
しかし、6.500円もするのだ…。(汗)

これが全国共通なのか分からないが、どんなデザインの靴を履いてきたかによって、そいつが何処の拘置所から来たのか話題になり、「お前どこ中？」みたいな雰囲気になってた記憶がある。(笑)

そしてDear Familyから手紙がきた。
私からの手紙もきっと届いてるだろう。
「らびはらびを大切にしてくれる人だけを大事にしろ」…確かにそのとおりだ。
最近、怒りの感情に支配されすぎて何か大事な事を忘れていた。

今回の件で私から離れていった人もいる。(無論、迷惑をかけてしまった人は別として)
そんなのはクソ程どうでもいい。
強いて言うなれば
「ここでG-Ravitを切った事、死ぬ程後悔させてやるぐらいに私は成功してやる。今に見てろよ。」

でもこんなのもわざわざ公言する必要ないぐらいだって思ってたら、それを後押ししてくれるかのようにラジオから
AK-69の「Start It Again」が流れ始めた。
もう何度も聴き慣れている曲なのに流れてきたタイミングを考えると武者震いがした。

私はリリックを口ずさむ事なく、耳を澄ませて聴いた。
「一度燃えつきようとも再起不能でもこいつの火は消えない」…

ここじゃ終われない。
改めて自分にそう誓った。

今日は母と面会もした。本当は水曜日だったのだが…。
金曜日の私の誕生日には子供達を連れてきてくれるらしい！！
何の為に耐えているのかって一番は家族の為だ。

私の罪的にどれだけ模範囚で頑張ろうが、サンピン・ヨンピンやらの仮釈放は殆ど見込めないのだが(要するに満期上等)
それでも私は1〜2日でも早く出る為にエリートを目指す。

年を取るのは嫌だが子供達に会えるのは楽しみだ。

♢朝/みそ汁(白菜・油揚げ)、きな粉個パック(砂糖入り)
♢昼/大豆と鶏肉トマト炒煮、スープ、豆昆布佃煮
♢夕/豆腐ピリ辛味噌炒め、コーンクリーム煮、ひじき煮

…刑務所のお茶は冬はほうじ茶なのかな。
とりあえずコップにきな粉を多めに入れてお茶を入れると激ウマなんだよね。
でも、夏はむぎ茶になるから激マズになっちゃう…。