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○○年前の自分へのアドバイス

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店舗設計を仕事にして10年超え。就職、独立、結婚、育児。人生中盤スタート地点、キャリアも中堅を迎えた今だからこそ伝えたい、昔の自分へのアドバイス。
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2018年4月の記事一覧

走るイラストレーター

走るイラストレーター

日本にはどのくらいのイラストレーターがいるんでしょう。プロ・アマ問わずとなると誰もその正確な数は知り得ないでしょうが、おそらく数万人規模、いやいやもっとずっとたくさんかもしれませんね。絵のジャンルは様々あれど、上手い方やセンスのある方が山ほどいるこの業界で、数限りあるお仕事を得て生きていかねばならない職業イラストレーターを選択した僕としては常に危機感を持っています。

そんな強者、猛者があふれる中

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何もかも中途半端な自分の為のスキルの掛け算入門

何もかも中途半端な自分の為のスキルの掛け算入門

みなさんは何か一つでも誰にも負けない、これだけは世界一だと言えるものを持っていますか?

あるという人は、一点突破のその技を大切に磨いてそのまんま進んでください。

でも、多くの人の場合、かなり得意なジャンルでも上には上がいるでしょう。

特定のジャンルや業界の仕事に詳しくなればなるほど、自分がいかに無知でちっぽけであるかを痛感することになります。

僕も小中学校では1番自分が絵が上手いと思ってい

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アイデアの種の拾い方

アイデアの種の拾い方

デザイナーという仕事をしていると、創作=クリエイティブの為にタネとなるアイデアが必要になります。

僕がまだデザインの勉強を始めてまもない頃は、アイデアは突然頭の上で電球がピカーン!ってなって閃いたりするもんだと思っていました。

あれから15年くらい経って、実務を通して色々と試してきて、あらゆるものはレディメイドであり、アイデアとは自分自身の引き出しの中の素材を組み合わせてしかできないものだと実

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バズ情報は裏を取れ!これからの情報リテラシーの重要性

バズ情報は裏を取れ!これからの情報リテラシーの重要性

先日、東洋経済オンラインに衝撃的な記事が載っていたとtwitterで少し話題になりました。僕のフォロワーさんはたぶん20代前後のノンデザイナーだけどデザイナー目指したい層とか多そうなので、ちょっとシェアしておきます。

デザイナーの有効求人倍率は55位で0.48倍!?

衝撃的な内容は3ページ目のリストの下の方にあります。

まぁ、1位が建設現場の型枠工ってのはすごくわかりやすいですよね。東京オリ

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自分の価値を試算してみる「あなたの値段はいくらですか?」

自分の価値を試算してみる「あなたの値段はいくらですか?」

「あなたの値段はいくらですか?」

重い質問で申し訳ない。でも、もしもあなたがなんらかの仕事でフリーランスや独立起業を目指すなら、これは避けては通れない命題だ。

雇われの人も、この視点で自分の価値を再考してみて、期待されている時給以上の働きをすればそれは自分の価値向上につながるだろう。

フリーランスになって仕事を始めて、最初にぶつかったのはこの問題だった。意外なことに仕事が来ないとかの悩みより

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デザインの筋トレ〜本物の素材に見て、触れて、触覚センストレーニング〜

デザインの筋トレ〜本物の素材に見て、触れて、触覚センストレーニング〜

昨今はSNS大流行、一人一台スマフォや携帯を持ち歩き、一億総なんちゃってカメラマン状態ですね。

インターネット革命とも言えるこの大きな流れの中で、デザインに関していえばInstagramやPintrestの功罪としてフォトジェニックなものが広まりすぎた=視覚情報過多になっているように感じています。

WEB系の仕事のデザインワークの場合、ともすれば丸一日をモニターの前でも完結できちゃうかもしれな

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スタートラインを引くのは何歳になったって自分自身だ

スタートラインを引くのは何歳になったって自分自身だ

毎年恒例!・・・になるのかどうかはわからないのだけれど、4月だし今年も何か新しいことにチャレンジしようと思う。なんて書くとふわっとし過ぎていて、人生なんて日々新しいことだらけじゃボケ!という流れ弾が飛んできそうだから、もうちょっと具体的に書こう。

まず、30歳あたりまでは仕事そのものが日々新しいチャレンジの連続で、そりゃもう失敗につぐ失敗の日々で、失敗コレクターとしてうまくいかない方法を連続

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迷ったらしんどい方を選べば、だいたい間違いない

迷ったらしんどい方を選べば、だいたい間違いない

座右の銘というか、フリーランスになって7年間の中で助けられてきたルールがいくつかある。

例えば「嫌な仕事はやんわり断る(なぁなぁで請けない)」とか「ミスをしたら誠意を持ってすぐ謝る、すぐ対応策を示す(ミスは隠さない)」とか「本気で困ったら降りるの覚悟で決裁者に直談判する(腹を括る)」とかね。

そんなルールの中に「迷ったらしんどい方を選ぶ」っていうのがある。

単純な話なのだけれど、フリーランス

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