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○○年前の自分へのアドバイス

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店舗設計を仕事にして10年超え。就職、独立、結婚、育児。人生中盤スタート地点、キャリアも中堅を迎えた今だからこそ伝えたい、昔の自分へのアドバイス。
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2019年4月の記事一覧

0→1か、1→10か、10→100か、自分のポジションを見極めろ

0→1か、1→10か、10→100か、自分のポジションを見極めろ

ゼロイチとイチジュウよく、0→1(ゼロイチ)か、1→10(イチジュウ)か、って話あるじゃないですか。何もないところに新しい何かを創り出すことが得意か、その種を大きく育てることが得意かってやつ。

”0→1の人”は、無を有にする斬新な着想や想像力、初動の馬力がいるところの突破力が強い反面、腰を据えて継続することが不得手。一方の”1→10の人”は、新しいものをつくり出すことは不得手だけど、そのかわり腰

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中年こそ迷う

中年こそ迷う

最近、「平林さんのnoteが癒しになってます。」と人から言われることが増えました。特に中年の方から言われることが多いです。どちらかというと私は20代ぐらいの人に向けて書いている意識だったので、とても意外でした。人生の先輩方に対して書いていると思うと、本音が書きづらいと思ったので、若者に向けて書いていたのですが。

と同時に「みんな迷走しているのかもな?私と同じで。」とも思いました。40歳の事を

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人は強みで尊敬され、弱みで愛される

人は強みで尊敬され、弱みで愛される

この言葉が大好きです。

僕は、数年前まで、いつもどこか虚勢を張っていて、社外に人にも、社内のスタッフにも、「俺はすごいんだぞ!」アピールを必要以上にしていました。

それはきっと、自分の自信の無さを、他人からの尊敬を感じることで埋めようとしていたんだと思います。

でも、会社が大きくなってきて、いよいよ自分一人じゃもう無理!というところまできたとき、この言葉に出会いました。

いままで、「社内外

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時短推進の働き方改革の中で、20代の若者はどのように成り上がれば良いのか

時短推進の働き方改革の中で、20代の若者はどのように成り上がれば良いのか

国が本気で働き方改革を断行している。

背景に、日本は2013年に国連から、「長時間労働の従事者が多い」「過労死や精神的ハラスメントによる自殺が職場で発生し続けていることを懸念する」と是正勧告を受けていることが影響しています。

日本の長時間労働は国際的に見ても深刻で、働き盛りの30~40代の長時間労働が特にひどいとのこと。

一億総活躍社会に向けた働き方改革の柱として、長時間労働を改善していくこ

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「毎日、記憶喪失」

「毎日、記憶喪失」

普通は、撮影の前にスタッフだけでロケハンをして、撮影場所を決める。撮影の前日にももう一度ロケ場所の最終確認をして細かいところを詰める。

そして撮影の本番になるんだけど、俺はその風景を見るのが三度目だから、最初に驚いた新鮮さが薄れている。驚いていないというのは冷静であるということで、仕事においてはそれも必要なんだけど。

撮影当日に初めて現場にやって来たモデルやヘアメイクたちはその絶景を見て「おお

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新宿三丁目で折りたたみ傘を売っていた君へ

新宿三丁目で折りたたみ傘を売っていた君へ

2007年4月。新卒で丸井グループのデザイン会社にデザイナーとして入社した僕は、新宿三丁目の丸井の1階で折りたたみ傘を開けたり閉めたりしていた。

「いらっしゃいませ〜!どうぞごゆっくりご覧くださ〜い!」発声は滑舌よく丁寧に、背筋を伸ばして作り笑顔を忘れずに。

慣れない革靴で足の裏が痛かったが、緊張しつつも数々のバイト経験で販売員も経験していたので不安はそれほど感じていなかった。

あれ?デザイ

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「見る、と、作る」

「見る、と、作る」

SNSが生んだ一番大きい変化が、「批評」のあり方だと思っています。

目の前に現れたモノに対して、ネットの言葉でいう「脊椎反射」で何かを言う。資格なく誰でも言える権利を、民主的で開かれた、と好意的に受け取ることもできるんですが、反面、ピント外れなただの攻撃も増えました。

太宰治が小説を発表すると文芸評論家や他の作家がそれに痛烈な批判、批評を与える。どこに書かれるかというと、一般誌や文芸誌です。そ

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写真の部屋・スパルタその4

写真の部屋・スパルタその4

写真を仕事にしたいと名乗りを上げた14人のメンバー。
一度全員で実際に集まったあと、クローズドなグループページでオンライン勉強会をしています。今回は彼らがどんなことをしているか、「写真の部屋」購読メンバー以外にも読んでもらおうと思うので全文を掲載します。

漠然と写真を撮っていても上達はしません。

メンバーのそれぞれの自主練習によって、アップされる写真が格段によくなってきています。驚きました。正

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心の病院のハードルが高すぎる人へ 《140字以上の日記 》

心の病院のハードルが高すぎる人へ 《140字以上の日記 》

 今日はちょっと、誰かのnoteの疑問に答える、みたいな感じで書いてみたいと思います。

 取り上げるのはこちら。

 記事の内容をあらっぽくかいつまむとこうなります。

 年明けから調子が悪かった。ヤバイとわかったときに、心の病院に行けばよかった……といっても、そんなエネルギーなんか無かった。

 さいわいにもヤマシタさんは、しばらく休養を取ることで復活できました。症状から察するに、うつ病ではな

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くだらない会社にいたら自分はダメになる。

くだらない会社にいたら自分はダメになる。

誰でも一度は考える、「好きなことをして暮らす」。

幸運にも俺はそれができているんだけど、ポジショントークにならないように説明するのはなかなか難しい。みんな自分のたったひとつの例しか知らないわけだし、それが誰にでも当てはまるとも思えないから。

俺の場合、という慎重な前置きをしながら話すと、一番大事なのは「市場価値」をわきまえるということだろうか。自分が好きでやりたいことがあるとして、いくらになる

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デザイナー1年目だった僕が「できていなかった事」

デザイナー1年目だった僕が「できていなかった事」

こんにちは。デザイナー10年目のモンブランです(たぶん)

4月ですね。
所属している会社にも新入社員が入ってきたし、電車内を見渡すとチラホラとスーツが肩になじんでいない人を見かけるようになりました。

この時期になると自分の社会人1年目をよく思い出します。
今回は、社会人1年目の時に「できると思ったけどできていなかった事」を書いてみます。

◆入社時のステータス
- 2010年3月大学卒業 /

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仕事をしながら漫画を描いてました。

仕事をしながら漫画を描いてました。

桜も終わりかな。

新入社員のスーツ姿のぎこちなさが、新入社員時代の自分とダブって「がんばれ」って言いたくなるのだけど。

仕事をしながら漫画を描いてる人は多くいて

「応援する」とは言うのだけど、ぶっちゃけ無責任だったりして。

本当に「応援」できるほどの力もありません。

自分のことを描いていくしかないんだなぁと。

こんな私でも描けてるから。みんな描けるよ。ほんと、そう思う。

見出しデザイ

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20代よ、年間100万円分の本を読め

20代よ、年間100万円分の本を読め

むかし僕が20代のころ、Big Tomorrowで落合信彦(落合陽一さんの父)がこう言いました。

「お前らは、去勢された豚野郎だ」

「最もリターンが大きい投資先は自分自身である」

「20代の頃は貯金なんかするな。全額自分に再投資しろ」

素直な僕は、その日から貯金を全額切り崩し、本を読んだり、資格の勉強をしたり、見聞を広げるために人に会うようになりました。

そして、明らかに世界が変わったの

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1万円札が渋沢栄一に。その意味は?

1万円札が渋沢栄一に。その意味は?

紙幣を刷新へ 1万円渋沢栄一、5000円津田梅子、1000円北里柴三郎

キャッシュレスの時代だというのに紙幣の刷新。おいおい、と思うかもしれない。ただ僕は、独自の文化をつくるためには、元号もそうだけどこういう非合理的な物事が重要だと考えている。むしろ、こういう遊びを楽しめる人間でありたい。

さて、紙幣というのは面白いもので、たった3つの枠しかない。つまりここに描かれる人は、日本史という表彰台に

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