見出し画像

何もかも中途半端な自分の為のスキルの掛け算入門

みなさんは何か一つでも誰にも負けない、これだけは世界一だと言えるものを持っていますか?

あるという人は、一点突破のその技を大切に磨いてそのまんま進んでください。

でも、多くの人の場合、かなり得意なジャンルでも上には上がいるでしょう。

特定のジャンルや業界の仕事に詳しくなればなるほど、自分がいかに無知でちっぽけであるかを痛感することになります。

僕も小中学校では1番自分が絵が上手いと思っていましたが、デザイン系の高校に進学して上には上がいるのを知り、桑沢デザイン研究所に入ってデッサンの授業で自分は最下位レベルだと思い知りました。

詳しくなること、知ることは、時にとても残酷です。


興味のまま色々なスキルにパラメーターを振った20代

なまじ学生時代にデザインオタクだったばかりに、一時期は業界紙を読み漁り、あらゆるメディアに目を通し、そしてフォトジェニックで素晴らしい作品の数々に感銘と絶望を受けてきました。

自分はあの領域まで行けるのか?そんな疑問を持ちつつも、日々興味のある色々なことに手をつけた20代前半の学生時代、そして仕事に邁進する20代中盤から後半。

気づけば、自分のスキルセットを見直すと、強力なスキルは仕事を通して培った空間デザイン系スキルのみ。

残りはグラフィックスキル、写真スキル、経営マネジメントスキル、ライティングスキルなど雑多なセミプロ〜アマチュアレベルのスキルが残りました。どれもそれ一本で食べて行けるレベルではない程度。

本来であれば、一点突破のスキルとニッチなジャンルに、時間と手間という掛け金を全賭け=オールインして挑むのが勝ち筋なんでしょう。

もしも自分が20代前半の学生や就活間近の時であれば、思い切って全振りをしていたかもしれません。


30代のキャリア形成に立ちはだかるサンクコストの壁

でも、30代中盤の今から全振りをしなおすのは流石に怖い。

もちろん自分の仕事は得意ジャンルに絞って、それ以外の仕事は基本的には受けないようにはしていますが(僕よりもっと得意な人を紹介するというスタンスです。)それでも今まで培ったスキルをなんとか生かしたいと思ってしまう。

いわゆるサンクコストというヤツですね。

今まで色々と手間暇かけてきたし、負債かもしれないけど捨てると今までかけてきた時間とかもったいなくない?というアレです。

これがあるからいつまでたっても中途半端な器用貧乏になりがち。


スキルの掛け算で自分ジャンルを切り開く

そんな風に中途半端なスキルが揃ってしまった場合、どうすればいいのでしょうか?

おそらく、一つの答えは持っているスキル同士を掛け算して自分のジャンルを作ってしまう事です。


例えば、僕の場合。

空間デザイン×グラフィック・写真・WEBスキル×経営スキル=店舗コンサル

これはまぁ、基本ですね。そしてレッドオーシャンでライバルも大勢います。


他にも、例えば。。。

デザイン×写真×ライティング(物書き)=デザイン思考へのナビゲーター役
兼業主夫×育児×ライティング(物書き)=育児期の一息つけるコラムニスト

こんな感じの、自分が役立てそうな特定ジャンルが見つけられると思います。



何か一つ追加スキルを選ぶならメディア発信系スキルを

実は、このスキルの掛け算をするときに重要なとっても使えるスキルがあります。それが、写真・ライティング(物書き)・スケッチやマンガなどのメディア発信系スキルです。

これらは他の何かと賭け算すると一気に価値のあるものに変えてくれます。

なぜなら、あらゆる作品や情報の最終的なアウトプットを広める形は写真、画像、文字、音声、映像などのメディアに集約されるからです。

つまり、フォトジェニックで見栄えがいい方が広まるし価値が上がる。胸に響く文章や記憶に残るコピー、忘れられないリズム、脳裏に焼きつく映像は強力な武器になります。


その中でも特にオススメなのがライティングスキル

文章を書くのは識字率ほぼ100%の日本では誰もができますし、何よりイニシャルコストがゼロ円。特別な機材や知識も必要なく始められます。

もちろん、文章一本で食べて行けるレベルまで到達するのは至難の技でしょう。でも、今あるスキルセットに+1として使えるレベルまで磨くなら誰でも可能です。(伝わりやすい文章術などのお勉強は必要かもしれません)

絵が描ける人、写真が撮れる人はさらに良いです。特に1枚絵でガツンとメッセージやストーリーを伝えられるマンガはかなり強力な発信方法だと思います。


そんなこんなで僕は今、noteとtwitterとinstagramと併用しつつ、自分のスキルで何ができるかを色々と試しているところです。

noteもこれで65記事。まだまだ成果は出なそうですが、この方法は間違っていない気もしているので、続けていくとどうなるかを見ていてください。

そして「どうもあいつうまくやってんなー」と思ったら、遠慮せずマネをしてください。

せっかくなので、フォロワーのみなさんとも何かで絡んでみたいなー、と最近は思っています。スキルの掛け算で自分のジャンルを作りながら、人と人の賭け算をしたら、何かおもしろいことができそうな気がしませんか?


ーーーーーtwitterではデザインの筋トレの元ネタなど-----


ーーーーーinstaguramでは主に店舗設計の仕事の話を-----


いただいたサポートでnote内のクリエーターさんを応援!毎月末イチオシの新人さんを勝手に表彰&1000円サポート中🎉 あとはサポートでお酒や甘味で妻や娘のゴキゲンをとります。 twitterは @OFFRECO1 Instagramは @offreco_designfarm