デザインが上達したい人へのたった1つの助言

まがりなりにも10年以上現役でプロで食ってますから、自分の専門分野への知見はそれなりにあります。

で、市場淘汰に耐えて生き残っていると後輩さん達に聞かれるわけです。

「どうしたらデザインってうまくなるんでしょうか?」


これ、ほんと答えなんて千差万別で、あなたはこれやっとけば大丈夫!なーんて、都合のいい答えはないんです。

なるべくハードでシビアな現場をたくさん経験する方が確率的に伸びるのは間違いないけれど、センス伸びる前に心か体かその両方が壊れる危険性だってあるわけです。


まずは多様な知見ありき、その上で...

まず、何かの分野の価値観を形作るには大量のサンプルを集めて、その中から選び取ってぴったりくるポジションを探すのが基本です。

が、変化のスピードが早くてロールモデルなき時代なので、今あこがれている人のポジションに仮に5年後や10年後に届いたとして、5年後にはたどり着いたその頂きは焼野原だったりするかもしれません。

なんせTwitterなどのSNSが登場して10年、iPhoneが出て10年ですからね。ここ10年で稼げる分野や沈んだ分野もだいぶ変わりました。

また、仮に美大などでの本格的な美術教育を受けているかどうかにしても、たかだか数年の経験の差です。美大経験はアドバンテージなのは間違いないですが、努力と工夫でカバーしちゃう人も全然います。

そんな中で、たったひとつだけ間違いなく有益な助言があります。


天才じゃなかったあなたへ

まず、ここを読むくらいにデザインの上達法とか探しちゃう感覚であれば、申し訳ないですが天才型ではなく秀才型だと思います。

天才型の人はこういうノウハウにまるで興味がなくて、ただ自然と作り出してしまうからです。それこそ本能であり、習慣レベルでそうせざるおえない人達です。

対して、そこに何かの答えや解法があると思い、ゴールの前に方法を探すのは王道ですが凡百の道。

なぜあなたがデザインをうまくならなきゃいけないのか?

そこをまず深掘りしておいた方がいいかもしれません。まぁ、これは今回とは別の話なので、また今度しましょう。

それではもったいぶるのはアレだから、たった一つだけの上達方法を教えておきます。


観察力を鍛えなさい

あらゆる分野に共通して使える能力がいくつかあるのですが、一つは対人能力、もう一つは表現力、最後の一つが観察力だと思います。

対人能力:コミュニケーション
表現力:クリエイション
観察力:オブザベーション

この中で、クリエーターにとって大事なのはどれだと思いますか?

一般的にはクリエイション、つまり表現力をあげますよね。たしかに突き抜けた表現力はそれだけで完成された武器になり得ます。

でも、1番鍛えるのが難しいのが表現力です。持って生まれたセンスや、その人の趣味嗜好や適性が出やすい。こればかりはロジックで後付けしづらく、仮にコピーできてもオリジナルには勝てない。


これに対して、ほぼ誰もが訓練次第で伸ばせるのが観察力です。

観察力は物を見る力、解釈して意味を理解し、仮説をたてて再構築する力です。

同じ物を見ても、観察力の有無でインプットもアウトプットも変わってきます。

全ての職業において、絶対的な差を生み出すための基礎力が観察力です。


例えば、 #noteボードゲーム部 の活動でも、観察力のあるプレイヤーは初見のゲームでも手探りでルールを理解し戦略を立てて勝ち筋を探ります。

みんなやっている事ですが「気付けるかどうか」がすごく重要なのです。


あらゆる分野で役立つ観察力

マーケティングにおけるインサイト、つまり隠された本当に欲しかったものを見つける力も、この観察力が必要です。

noteを書き続けつつ、その反応や見え方を意識して修正していく場合でも観察力が鍵になります。


たとえば、PCでもスマホでも見やすくする為には23文字の改行がくるタイミングで文節が切れないようにしたり、太字にしたタイトルは一段でおさめるなら18文字以内、それを超える場合は23-25文字にすると読みやすい、とかね。

これは僕が勝手にそう思っているルールですが、観察しつつどこが最適なのかを仮説を立てて書いています。効果?まぁまぁ出てるんじゃないでしょうか。


ここら辺の話をスケッチでトレーニングに落とし込んだのが #観察スケッチ で、以下の記事でまとめたのが高い評価を頂きました。

これを繰り返せば観察力は鍛えられます。僕が身をもって実践してきたので保証します。

ただし、すべてのトレーニングにつきものですが「継続が絶対条件」です。

そして、プロトタイピングの理論では高い質のものを時間をかけて出すよりも、粗くてもいいから毎日続ける方が良いと言われています。


来年になりますが、観察力を鍛えるためのコミュニティのような集まりを準備する予定です。

場所が都内&少人数になっちゃうのは毎度申し訳ないとは思うのですが、密度の濃い理論と実践ができるラボのようなものにしたいと考えています。

観察力、鍛えるときっとあなたの身を助けますよ。ご興味持たれた方は、ぜひ #観察スケッチ で色々な人の観察を見て身てください。

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