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田んぼメシ2019@お米農家やまざきさん

連休も終盤の土曜日、早朝から準備をして茨城県某所にあるお米農家やまざきさんの田植えのお手伝いへ行ってきた。

やまざきさんは通称おこめやまさんと呼ばれる、おそらく日本有数のマルチに活躍する米農家さん。最近NHKにも出ていたりしたその活躍っぷりは公式WEBやInstagramなどを見てもらえればよくわかると思う。

もともとはフードスタイリストの妻のつながり。妻が駆け出しの頃にお世話になっていた料理家のフルタヨウコさんにご紹介いただき、それ以来うちのお米はやまざきさんのお米と隠岐島の海士町のお米をメインにしている。

また、マルチに活躍するやまざきさんがレシピ本を出版すれば購入し、イベント出展すれば折りを見て遊びに行っていたので覚えていただき、長女の生まれた時には体重と同じ重さのお米をプレゼントしてくださった。そしていつの間にか家族ぐるみでファンになっていた。

生後3ヶ月の頃、体重と同じ重さのお米をいただいた時。
お米と一緒にいただいた無農薬の米粉は、泣く娘を抱っこしつつ片手でお湯入れるだけで全がゆを作れる離乳食の救世主だった。

そんなお米農家さんだが、毎年春先の田植えシーズンと夏の草刈り、秋の収穫祭でそれぞれ友人知人が集まってお手伝い&田圃のお世話体験&田んぼメシを堪能するイベントを行っている。

前置きが長くなったが、かねてからお声がけいただいていたイベントに、数年越しの願いを叶えてようやく参加してきたのだ。


初めての田んぼでも全く臆せず泥の中へ突入する長女。さすが森のようちえんで2歳から5歳までアウトドア生活をしてきただけある。

田植えセットをお借りして、水田の中で刺し苗という作業をする。文字とおり、苗を泥に刺すように植えていく作業だ。

写真を見るとちゃんと田植えしている風だが、実際は30分ほどで飽きて花を摘んだりシャボン玉をしたり遊んでいた。まぁ、今回は別の大事な仕事があるので子供たちはこれで良い。


妻が田んぼメシを担当

今回の田んぼメシは日替わりで料理家さんたちがランチを担当していて、生前は妻の師でもあるフルタヨウコさんも担当されていた。今回はそんな光栄なポジションを拝命したので、気合いを入れて田んぼメシを準備した。

妻のInstagramなんかにはアップされているけれど、育児も忙しくなかなか公式サイトなどにケータリング情報を載せられていないので、ちょっとだけ紹介しておこう。


田園のどまんなかで食べる贅沢

今回の田んぼメシは屋外での労働後のランチなので、お腹にたまりつつ午後も動けるように考えたらしい。そしてお米はやまざきさんが直々に炊飯して用意してくださるので、お米にあいつつお腹も心も満たせるものを準備。

和食と酒のつまみを得意としている妻らしく、できあがりは日本酒に会いそうな感じのラインナップになっていたが、肉体労働&車の運転も控えているのでノンアルで健康的なお昼ご飯に。


田んぼメシのメニュー

当日の仕込みは朝4:00から。鶏肉なんかは3日前から自家製の塩麹に漬け込んだり、春巻に使っているサバの干物はいつも使っている銚子港の干物職人さんから取り寄せて前日から焼いてほぐして・・・と、しっかり手間隙かけていた。

今回のメニューを妻のInstagramから拝借してコピペしとこう。

▫︎サバ干物春巻き
▫︎塩糀チキングリル
▫︎小海老のバジルサラダ
▫︎春にんじんラペ
▫︎きゅうりと白木耳の梅味噌和え
▫︎焼きねぎのマリネ
▫︎きのこのクミンソテー

この中で春にんじんラペのみ僕が作っている。それ以外は全てワンオペ。育児もしつつこれだけの量を仕込めるのはすごいよなぁ・・・と身内ながら感心してしまう。

田植えの他の日の様子を見てみると、ほかの料理家さんたちもガッツリ系の揚げ物を中心とした運動部系メニュー。キャリア的にはベテランとも言える各種メディアでも活躍されている先輩方に混ぜていただいたが、みなさんに美味しいと言ってもらえて本当によかった。

身内の色眼鏡を差し引いてもいい出来だったと思うので、伝わっているかは不明だが「いい仕事だったよ!」と思いっきり褒めておいた。


ちなみにこの日はダン・ラ・ナチュールさんがおやつを持ってきてくれていて、ランチ後に少し田植えをしたら焼き菓子セットに水出しコーヒーという贅沢なひと時。田植えを手伝いに行ったというより、美味しい時間を過ごしに行った感じになった。


調理&片付け後に田植えのお手伝いに参加した妻近影。「わたしが育てました」系の生産者感が出ているが、料理の仕込み&調理+僕はほぼ子守専念だったのでわがやは田植えの戦力としてはほぼ役立たず。

でも、泥を素足で踏み込んで足裏で掴む感覚は初めてで、なんとも言えない不思議な気持ち良さがあったので是非また手伝いに行きたい。

農機具の管理etcもあるので詳細な場所は伏せられていて、基本的には友人知人限定で声をかけられているらしいが、人気農家さんなので日によっては30-40名が集まるらしい。今回は12-13名のコンパクトさだったけれど、秋の収穫や来春の田植えに行くなら興味ある人はぜひご一緒しましょう。

また、来年もケータリングをやるなら仕込みは吉祥寺のアトリエで行うことになると思う。これもそろそろ妻にアシスタントさんを入れようという話もしているので、フードスタイリストという仕事に興味のある人がいたらぜひ声をかけて欲しい。


余談だが、案の定開始20分ほどで長女は泥の中に突っ込んでいった。。。

これくらいの後先考えない自由奔放さを見習いたい。

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