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殴るなら実績でぶん殴れ

インターネットの世界を見ていると、匿名無名のよくわからない人たちが正論風な大喜利を繰り広げていたりしますよね。

これって僕が新卒で社会に出た時も同じでした。ネットはもちろん、会社内や取引先さんなんかでも一定割合でロジックや考え方はおもしろそうだけど行動は伴っていないパターンの人がいるんです。

でも、そう言う人に限って言っている事はもっともらしかったりする。ここら辺を見極めるのって、ある程度そう言う人を見てこないとわからない気もします。

僕は学生時代から「で、この先生は立派風味なこと言っているけど実績や作品は何よ?」と思っていた生意気な生徒でした。ロジックの人なら著書や論文や寄稿を、デザイン職なら作例を見なきゃ実力はわからない。

少々うがった見方ですが、基礎教育であれば教職だけで食べている人でもいいのですが、即戦力に近づくための応用的な教育は実戦経験豊富かつ現役で最前線に出ている人に教わらないと意味ないなと感じていたんです。だって見せてくれる実績が全部10年以上前とか、もう時代違うじゃん。

ここら辺は社会に出て色々と経験すると見えてくるのですが、先生だから偉い・すごいわけじゃないし、教務助手はエリートコースじゃなくて多くの場合は就職失敗した学生を雇い入れて就職率を底上げする学校側の意図があったりする。

その中でもまっとうですごい人もいるんだけど、権威や肩書きを見てすごいと思い込むのは危険だと思い知ったんです。


思想は行動にあらわれる

やっぱり論より証拠といいますか、言っていることよりもやっていることを見なきゃわからないんですよね。

さらに言えばクリエイティブ職ならその人の作っているもの、やってきた仕事を見れば実績は一目瞭然です。チャンスに恵まれていなかった、というのは言い訳に過ぎない。

やればできるって?できていないから、やれていない。ちょっと訓練すればできる?ちょっとでできるはずのその訓練をできていないのは怠慢でしょう。チャンスは準備している人にしか来ないから。

もちろん、一見すれば地味な仕事ばかりに見えてしまう人もいます。だからアワードとか受賞歴とかのいわゆるお墨付きや業界団体からの評価だけでは見えないことも多い。

そうしたわかりやすい実績だけでなく、結局は過去の何年間も積んできたこと、繰り返してきたことや経験してきたことに考え方やその人のポテンシャルはあらわれていると思います。言葉より行動を見ればいいということです。


継続は地味ながら力なり

今時はもう流行らないと思いますけど、継続は力なりとか、石の上にも三年とかはある程度の真実を含んでいると思います。

かといって間違ったシュートの練習をたくさんしても間違ったシュートが上手になるだけ、と言うマイケル・ジョーダンの格言もありますし、ただ継続反復すりゃいいのか?と言うとそうじゃないのが世の中のシビアなところ。

レベルの上げ方にもコツがあるように、無心で積み続けるのと工夫して積み重ねるのでは厚みに差が出ます。ただ続ければ日の目を見れるほど世の中は甘くない。もちろん、続けないと日の目を見る可能性すらないんだけれど。。。

逆に言うとですね、10年後にもこれをやりましたと言えない内容=淘汰されて価値がなくなってしまう実績だけしか持っていない場合は、それってやっぱり厚みに欠けた薄い実績なんですよ。


ここまで書いておいてアレですけど、これほんと気をつけないと自分もそっちになりかねない(なりかけてる?)と思います。恐ろしい。

言っていることよりもやっている事を見せる。クリエイティブ職であるならば、これを意識して出していかなきゃと最近改めて感じています。

もしも出すものがないならば、それはまだ情報発信すべき段階ですらないのかもしれないよ?そんな自戒も込めつつ。

こう言う何かを批判したくなった時には「それ自分にもありえるんじゃないかい?」というセルフブーメランで心に釘をさしておかなきゃですね。

実績、どんどん作ってもっと出してこ。

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