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アイデアは空気中を漂っている

すっかり多忙な年初め、いきなり土日が来てくれたおかげでなんとかなるかと思いきや、5歳児ともうすぐ2歳児の自我がビンビンな子供たちがいるのを失念しておりました。。。

仕事、進まねぇ。。。

とりあえず色々と整理整頓していて、本来ならタスクを整理する時間すらもったいない状況なのだけれど、でも一歩立ち止まって状況整理&環境整備。

だいたいのミスや抜け・漏れって仕事場が片付いていない、やることをきちんと把握できていない時におきますからね。というもっともらしい言い訳を据えて、年末にできていない大掃除をこのタイミングでこなしています。


ところで、こういう作業的なことをしていると突然何かアイデアが閃いたり、あれやっとかなきゃ!とか思いついたりしませんか?

で、そうしたアイデアってその場でメモを取らないと消えちゃうことってないですか?

これ、僕は常々アイデアっていうものは目に見えない思念体みたいなものが空気中をふわふわとさまよっていて、たまたま今このタイミングで頭に重なって可視化されているだけなんじゃないかと思うのです。

だから、見えている時に捕まえておかないと、またどこかへふわふわと行ってしまう。

もしもアイデアの種が見えたらそれは一種のボーナスタイムなので、その場ですぐにメモに捕まえておかなきゃいけない。


枕元にメモを置いていたデザイナー

僕がまだ学生時代に、ある夭折の天才デザイナーのNHKドキュメンタリーを授業で見たことがあります。

その天才デザイナーは僕の母校である都立工芸高校の卒業生であり、さらに桑沢デザイン研究所の卒業生でもあり、ダブルで先輩な方なので何かと気にして作品群を見て来た人です。20世紀のデザイナーをあげたらおそらくトップ10には出てくるでしょう。

そのデザイナーさんはドキュメンタリーの中でやたらとメモを取っていて、その点を少し掘り下げた内容の質問にこう答えていました。

「寝ている時にもアイデアが出てくる時があるんです。枕元にメモが置いてあって、そんな時は寝ている時でもパッと起きてメモをとるんです。」

「で、翌朝に起きると自分でも理解できないときもあるんです(笑)」

「けれど、そうしたメモの中のアイデアが繋がる時があるのです。」

これは実際にその偉大な天才デザイナーと呼ばれた方の親縁の方からも聞いたのですが、本当に枕元にメモを置いていて夜中に当然ガバッと起きてメモを取る時があったそうです。


そこまでするかどうかはさておき、やはり思いついた瞬間に捕まえておかないといなくなってしまうというのは天才も凡人もみんな一緒なのかもしれません。

ともすれば、天才には常にアイデアのひらめくチャンスが回って来ているんじゃないかと思いがちですが、実際はチャンスの回数はみんな一緒で、それを的確に捕まえているかどうかだけの差なのかもしれません。


・・・さて、ここまで書いてアレですが、さっきの作業中に閃いたアイデアをメモを取る前にまた見失ってしまいました。

ちょっと探しに行って来ます。

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