つい読んでしまう文章とは?文章力はインプットとアウトプットの掛け算なのかもしれない説

昨日の続きで、うまいと思う文章を書く人にある秘訣がなにかを探ってみよう。

まず、僕が思う文章がうまい人をいくつかあげておく。

前提としてこのnoteの運用上で役立つヒントが欲しいので、SNSで発信している人であり、基本的には小説家やエッセイストというよりはもう少し目指しやすく親しみやすさを感じるコピーライターさんなどに狙いを絞っている。


ほぼ日の糸井重里さん


cakes連載のBarBossa林さん


バトンズの古賀さん


最所さん


桜林さん


ズラリとnote内インフルエンサー寄りの方ばかりである。が、やはりそれだけ人を惹きつける、読まれている文章を書けているという証拠でもある。実際、僕も思わずスキを押したことが多くある。(糸井さんは自社メディアのほぼ日があるのでnote内にはいないけれども)

この人たちの共通点って何だろう?

語尾はですます調の林さんと、である調の古賀さんと桜林さんとバラバラだ。最所さんはですます調の時とである調の時が混ざっている。糸井さんに至っては表現がすごいバランスで混在していて自由闊達、とてもじゃないが素人の自分がマネできるレベルではない。

何らかの専門家なのかというと、糸井さんはコピーライター、林さんはバーテンダー、古賀さんはライター、最所さんはNewsPicksのコミュニティマネージャー、桜林さんはクッキー屋さんだがマネジメント寄りの人。

こうして見ても割とバラバラだし、専門領域を下地にした情報発信専門というスタンスの人達ではないように感じる。林さんはバーネタもあるが日常コラムよりだし、最所さんも専門情報を軸にしつつも汎用性のある心の話などを書かれている。

でも、よくよく読んでいるといくつか共通点がある。


1.借物ではない自分の言葉で書いている

よく読む文章に人は影響されやすい。だから、特定の人の文章をよく読んでいる人は書く文章も寄ってくる。寄りすぎるとパクりというか劣化コピーみたいな事になる。

論文ばかり読んでいる医師の文章がやたら冗長で専門用語ばかりで読みにくかったりするけれど、この人達の文章では専門用語を平易に置き換えたり、ひとりごとのような独白を挟んだり、まるでその人が隣で喋っているような距離感を感じる。

ラジオのパーソナリティーなんかもそうなのだけれど、事務所でJ-WAVEを流していてるとやはりプロのラジオDJの語り口調は秀逸だ。話のプロは聞かせるプロだ。

物理的な距離はもちろん、書いた時間と読む時間が遠く離れる時間的な距離もある、なのに読み手の脳内にその人が現れる。これってやっぱり、その人のキャラクターの立っている文章が書けているって事なのかもしれないよね。


2.言葉に体温や感情を感じる

僕はまだうまくこのコツを文章化できないのだけれど、数年前にあるライターさんの講座を受けた時に「言葉に体温をのせる」と言っていた。

紹介している人達の文章は、言葉に体温や感情や表情などの質感が乗っている。デジタルなのに温度や質感を感じる。

質感を乗せるには、やっぱり自分自身の感情と向き合う必要があるだろう。そして、それを文章で表現するにはやはり繰り返し何度も書く必要があると思う。

誰かの心を動かすには、まず自分の心が動かなければ。


3.更新頻度が高い

紹介した人達の更新頻度は異常だ。糸井さんは僕が覚えている限りここ20年近く毎日更新している。BarBossaの林さんは週休0というnoteホリックっぷり、バトンズの古賀さんも土日は休むが平日は毎日だ。

最所さんは不定期(最近は毎日)だが、それでも一回ごとの密度がヤバい。専門領域もちのエディター寄りな方なので情報感度も高い。たまに入る野球回は僕はスルーしているけど、ハマる人はハマるだろう。そして紹介した中で唯一の無印ユーザーである。(note公認の書き手さんはプロフィール名前右側にチェックマークが入っている)

【訂正】下書きを書いた一昨日までは無印だったけど、今見たらチェックマークついてた。どういう経緯でこの公認アカウントになるのかは謎である。。。

桜林さんは最近は有料マガジン化してしまって読めていないのだけれど、不定期ながらも一回ごとの密度やオリジナリティのある表現力には圧倒される。文才や感受性ってこういう事を言うのかと思ってしまった。


さて、紹介した人はどれも既に1万人規模のnoteフォロワーを持っている。とてもじゃないが今から目指して追いつけるとは思えない。

でも、たぶん、そんな人達だって最初の一歩が届いたのは数人だったんじゃないだろうか。文章だって今よりうまくはなかったハズだ。


文章力はインプットとアウトプットの掛け算

僕は文章力というのはインプットとアウトプットの掛け算なんじゃないかと思う。

例えば100のインプットをしても、アウトプットが1しかないなら100×1=100だ。

しかしインプットが50でもアウトプットも50あれば、50×50=2500になる。

もしもアウトプットが0なら、どれだけインプットしても0のままだ。


アンバランスな100と、好バランスの2500ではその表現力の差は25倍。

25倍というとドラゴンボールのフリーザ編ベジータの2万とフリーザ様の53万くらいの差がある。絶望的な差だ。勝ち目がない。


話が逸れたけど、つまりインプットとアウトプットをバランスよく回転させることが、文書力を鍛えるコツなんじゃないか?


実際、僕は本職のライターでもなければコラムニストでもエッセイストでもない。通りすがりのちょっとくたびれたオッサンである。

それでも、こうしてある程度の文章を息を吐くように書けるのは、やはり僕は本が好きで日々色々と読み漁っているからだろう。

電車内でみんながスマフォでゲームをしていても、僕は小説や実用書を読んだり、本がなければcakesの連載やnoteの色々な人々の活字を求めてさまよっている。読みすぎで妻に文句を言われるレベル。

そうして吸い込んできたたくさんの文字たちが、キーボードを通して湧き出てくる。ストックとフローの関係だ。



そんなわけで、目指す人達の方向を見ると大体みんな読んで読んで書いて書いて考えて考えて・・・と理論と実践と考察を繰り返しているというのはわかった。

あとはインプットとアウトプットのバランスを意識しながら繰り返してみようと思う。

発信力がモノを言う時代にどんどん変わってきているし、自分の思いを言語化できるってのは強力な武器になる。その芸はきっといつか、僕やあなたを助けるハズだ。


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