世の中にはいろいろな食べ物があるけれど、食べる菌というものがある。

え？菌ってウイルスみたいなやつじゃないの？食べる菌って食中毒にならない？と思うだろうが安心して欲しい。

同じ菌でも悪い菌をどうにかしてくれるいい菌を食べるんだ。それがヨーグルトだ。

そんな話を今日はしようと思う。meijiさんの #ヨーグルトのある食卓 投稿コンテストの締め切りが今日だからだ。

同じ禁なら禁じるよりも菌じていこう

昨今は3キンというワードが話題になっている。

なんでもはるか東の方のニューヨークでは、3キン＝禁煙、禁酒、筋トレの3つがブームらしい。

でもちょっと待てよ、3禁の禁煙と筋トレはわかるけれど、最後のは菌トレだろうがっ！と声を大きくして叫んでおきたい。でも娘が寝ているのでちょっと抑えめに言っておく。

どうせ同じ禁なら、禁じるよりも菌じていこう。そのほうがきっと体にも心にも良い。

基本的に世の中は常に健康ブームだ。

だいたいの権力者はみんな不老不死を求めるし、僕らもできれば長生きしたいと漠然と思っている。そんなに長生きして何をするのか？

でも、健康で長生きできればそれだけ色々なことをできる確率は上がる。どれだけお金を持っても、1日24時間という配分だけは変わらないからだ。

そんな風に思ったりもするけれど、娘が生まれて自分自身のための長生きという煩悩まみれの願いから、この子の成長を見守りたいからまだ早死にはしたくない、という思いに変わった。

そして、自分の健康や長寿以上に、かわいくも生意気で良い匂いがしつつ、時にくさい娘たちの健やかなる成長を願ってやまない。

離乳食はヨーグルトと共にあり

わがやに娘が産まれて1年。離乳食をあげるのにもだいぶ慣れてきて、離乳食の定番メニューの中にヨーグルトが加わるようになった。

なんせパックから注いでそのまま出せる。果物を刻んで入れても良いし、パンケーキの粉を溶かすにも使えるし、それでいてなんか栄養ちゃんと取れていて体に良さそうな感じすらある。

おまけに大人も子供も同じ商品を食べられる。これは育児中の家庭においては結構重要で、大人か子供のどちらかしか食べられないものって使い勝手の悪さが際立ってしまうのだ。

あれから何年もたって、もはやあの時のように机をベッタベタにしながらヨーグルトを食べることはなくなってきた。

はじめてヨーグルトに手を突っ込んで食べながらぶちまけられた時は焦ったけれど、今こうして昔の写真を眺めるとヨーグルトまみれの娘の写真は愛らしさ倍増で見ていて幸せな気持ちになる。

どうだい？うちの娘はかわいいだろう。

この後の掃除、超大変なんだぜ。

よだれかけなんて完全に突破されてるし、なんならこの手で「だっこぉ〜！！！」とか突進してくるんだ。そして髪の毛とか掴まれるんだよ。

今時バラエティだってパイ投げなんてしないだろうけど、離乳食でのヨーグルトは毎日がパイ投げみたいな日々だった。当時はやれやれと思っていたけれど、それでもこうして写真に撮っておいて良かったなぁ・・・としみじみ思う。

今、育児中の離乳食期のみなさんは、大変かもしれないけどヨーグルトフォトはたくさん撮っておこう。きっと何年か先に、それを見返して娘の反抗期を乗り切るエネルギーになると思う。

僕は君を守る菌になりたい

こうしてせっせとヨーグルトを食べて、良い菌を腸内に送り込んでも、彼らはずっとそこで守ってくれるわけではない。

良い菌も悪い菌も、日々一緒に排泄されていく。

幼年期の育児もそうだよなぁ。。。

僕は君を守る菌になりたいけれど、きっといつか巣立っていって必要なくなる日が来るんだろう。

その前に娘に反抗期が来て「ウザい」とか「キモい」とか言われて枕を涙に濡らす日々が来るのかもしれない。

なんでも近いDNAを持っている娘は、思春期を迎えると父親には嫌悪感を抱くようにプログラムされているそうだ。なんという残酷な設計だろうか。

でも、そうしないと種の多様性が保たれず、一つの病気やトラブルで全滅する危険性が高まる。こうした設計のおかげで、僕ら人類は今までなんとかやってきた。

いつか排泄物のように見られるかもしれないその日に怯えつつ、パパと呼んで甘えてくれる今を大事に、排泄されるその日まで菌としての役割をまっとうしたい。

そんなにがっつかなくてもおかわりあげるよ。

もはや皿ごと食べる勢いなほどヨーグルトが大好きな娘。

でも実は、途中で持っているヨーグルトがmeijiさんじゃなくてDAN◯NEなのは見なかったことにして欲しい。

ヨーグルトにはハチミツ派です。
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