久々のnoteでどした？なタイトル。突然何？に見えるけれどこれは私がずーーーっと思い続けていて単に書いていなかっただけのこと。

さてこの夏、我が家族は2年半ぶりに釜山へ里帰りし沢山の人に会ってきた(とにかく仲の良い家族なのです)。夫のいとこに94年生まれの子がいるのだけど、その子は日本のアニメとか文化が好きな子で、私がBTSを好きになった話をしたら「私は韓国より日本のアイドルが好き」と言う。私が「韓国のアイドルの方がカッコいいし歌もダンスも上手くない？」と問うと「うーん…韓国のアイドルは歌もダンスもちょっと過激というか…だから日本の方がふんわりして癒される感じが好きです。歌詞も夢があって優しいし」との答えが返ってきた。

その気持ち、なんだか理解できた。と同時に、タイトルの通りLYS期ジミンに思いを馳せた。

バンタンを見るために韓国アイドルが沢山出てくる音楽番組や年末特番とかを見ていると私はバンタン登場を前に激しい胃もたれで倒れそうな気分になる。最近の日本の音楽特番で制服姿かロングスカート姿の大量の女子や、歌がお上手じゃない白い男子や黒い男子を見続けた時に感じる食傷感情と似たものだ。そして、ああ、結局JかKかで論じるもんではないねぇ、好きか嫌いかそれだけだねぇ、と思ったりするのだ。

ごめん、話が逸れた(通常運転)。

つまり、私はバンタンは好きだけどKポファンではない。だから韓国のアイドルは歌とダンスが過激で癒されない、という彼女の意見になんとなく納得したのだ。

そして思い出すのはLYS期のジミンなのである。

私は沼落ちした頃に夫から「BTSのセンターは誰なの？」という質問を受けたことがある。そんなこと考えたこともなかった私はその瞬間にそれまで見てきた数々のパフォーマンスを思い出しながらこう答えた。

「センターとして特に決まった人はいないと思うんだけど、強いて言うならジミンだと思う」

Dynamite、Butterを経た今のBTSを見れば、はっきり言ってセンターはジョングクである。いや、今となっては過去のどのパフォーマンスを見てもセンターはジョングクである。でも、当時の私にはジミンがセンターのように見えていた。そしてこれは完全なる個人の意見だが、ジミンがセンターに見えるBTSだったから私は沼落ちしたと思う。

私はBTSを知り始めた時、彼らの音楽に普通のKポと異なる雰囲気があることに好印象を抱いた。沼に落ちる直前、バンタンのことが気になってYouTubeでパフォーマンス動画を見まくっていた頃に私が好きだった曲はGOGOだ。「こんな可愛らしい感じの曲も歌うのね！てか振付可愛すぎる真似したいけど案外難しい！」と毎日必ず見た。

その頃の私はバンタンの知識もさほどないままにただただYouTubeが薦める音楽番組でのパフォーマンス動画ばかり見ていて、何故だかそれらはLYS期のものが多かった。DNA、IDOL、GOGO、Anpanman、Mic Drop、Save me/I’m fineとか。そしてその頃のBTSって鮮やかなカラーの髪と服と少し変わった振付って感じで、当時の私の中ではその明るくポップな雰囲気が彼らのベースで、たまにNOやNO MORE DREAMなど初期の曲がかかると「へぇ、こういう激しめな歌も歌うんだ…てか服どした？」みたいに思っていた。前後関係知らずに見てたからね。(ちなみに長らくロック沼に住んでいた私は当初Mic Dropを激しい歌と思っていなかった)

私の説明能力では伝わらなさそうなので画像で説明しよう。

そんな、私が主にLYS期のバンタンから感じた明るくて若々しくてポップな雰囲気の象徴的存在がジミンだった。

美容整形を疑われない感じの顔(なんか失礼)、背は低め、華奢、カッコいいよりは可愛い、抱かれたいっていうよりはペットにしたい、女性っぽい…これらは韓国王道アイドルとはちょっと違うキャラクター性ではないかなと思うのだがどうでしょう。しかも、これらのキャラクター性を持つ人がグループ内のお笑い担当みたいなポジションではなく歌もダンスも得意な本格派で凄く目立つポジションにいるという事実。先ほど言った通り私はKポファンじゃないので限られた知識しかないが、ジミンみたいな雰囲気のキャラって他のグループにもあまりいないんじゃないかな。ジミンは、喩えるのならば、ルネサンス期の画家がタイムスリップしてポップアートを描いて傑作が生まれた、みたいな感じ？(これじゃ通じないね)

真の姿はルネサンス期の画家だから(おいまだその喩えを使い続ける気なのか私)FAKE LOVEとかBlack Swanなどの華麗な世界観にばっちりハマる。でも何故かLYS期のポップな世界観にも見事にハマる。いや、勿論全員ハマってるんだけど、なんていうのかな、LYS期のBTSが作り出していた(と私が勝手に感じている)韓国っぽいポップでキッチュな世界観を一番ぴったりサラッと着こなしていたのがジミンだと思う。

ここで夫のいとこの話に戻ると、あの頃のジミンの存在は韓国アイドルに食傷気味になってる人すらも救うふんわり癒しの存在だったのではなかろうかと思うのだ。大勢の人に「ん？なんか雰囲気違うの出てきたぞ」と思わせるキャッチーな魅力を振り撒きまくってたのではなかろうかと。少なくとも私はジミンという蜜に誘われてバンタンという花畑に迷い込んだ。

ここで突然話が変わりますが。
ソウルに行く度にお世話になっているヘアスタイリスト様(なかなか凄い方)のところに今回もお邪魔したのだけど、今回は初めて私だけでなく家族全員やっていただいたんです(子供たちは彼のスタッフに)。私がそこに初めて髪を切りに行った時、義兄が「ソンヘギョになってきてねー」と言ったんですが(定番のセリフらしい)、今回義兄は息子に「ジミンになっておいでー」と言ったんです。お義兄さん、私の推しホビなんだけど…なんてね。でもやっぱりそういう時名前を出されるのってジミンなんだよねぇ。Vでもグクでもなくジミンなんだよねぇ、と。なんかしみじみ「やっぱりジミンってアイドルの代表だなぁ」とか思っちゃった。

と、すみません。確実に140字に収められそうなことを長々と書いてしまいました。どうせ長くなったから余談だけど、日本のアイドルが好きといった子が最初に好きになったのはやっぱり嵐。そして一番好きなメンバーは二宮くん(※私調べで二宮くんってホント人気で。何故か松潤好きって言う韓国人には会ったことないw)。二宮くん好きと言われると私は必ず「演技上手いしね」と言うんだけど毎度その反応が良くないのも何故？フリーター家を買うをまだ見てないと言ってたから見るように勧めておいたんだけど何か間違いがあっただろうか(突然不安)。そして私が「俳優も韓国の方がカッコ良いと思う」と言おうかなぁと思ってる時に彼女が「今好きなのは佐藤健」と言い、喉まで出かかってた言葉をしっかり飲み込みました。日本の俳優さん、改めて考えるとイケメン多いね。