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私もI want some MOREって言っちゃうよ①

2022.7.1(金)13:00、BTSのメインダンサーでラッパーでもある「私たちの希望」ことj-hope(以下ホビと呼びます)がソロとしての新曲「MORE」をリリースした。Twitterで十分すぎるほど沸いたのでnoteは書かなくていいかなと思っていたが、やっぱり記録のために昨日の衝撃が体に残っているうちに書いておくことにしようとこんな時間(もうすぐ深夜1時だぜ)にnoteを開いてしまった。また寝不足になるのか…今日はプールも行ったから疲れているというのに…。

リリース前の私

ソワソワしまくった。

薄々気づいている方もいるかもしれないけど、私は実はビジュアルでそこまで沸かないタイプ。だからダークなメイクホビ見ても「きゃー!」とはなったが興奮は一時のものですぐに引っ込んだ。二日目のTeaser photoになれば前日の流れで大体想像もついていたので「ウチの会社の死神さん」というタイトルのドラマ(多分テレ東深夜枠)虚妄なんかが出ちゃうくらい余裕ぶっかましていた。

が、しかし、MVのTeaserが出ると私にとんだ変化が生まれた。すなわち興奮という名の変化。翌日、私はいつも聴いているバンタンなのにホビのパートが始まると動悸で苦しくなった。取り敢えず身体のためにバンタンを封印した。しかし、刻一刻と「その日」は近づいてくる。夜になればいてもたってもいられなくなった。愛するご主人様(私はしもべ)のために何かしないといけないのではないか…と私の頭のネジは緩みまくり、自分の精神状態を救うという目的も兼ねて「j-hopeの新曲MORE盛り上げ隊」に徹することにした。私のTwitterを見ている読者の方ならこの辺のことはご承知のことと思う(TL荒らしてごめん)。

めちゃくちゃ興奮しているとは言え、私はやはり冷静な人間である(自己判断)。リアタイ準備しているその新曲が私の期待を超えない、というか、あまり好きじゃない感じだったらどうしよう、という考えがチラついた。TL荒らしまくってみんなに協力を求めておきながら「あれ?あんまり…」だった場合、嘘をつけない私は普段なら無言でいればいいだけだけど、こんなに騒いで無言とかあり得ないしTwitterでどう感想を書けば良いだろうか、なんていう余計すぎる心配をした。なんて馬鹿なんだ私は。あんた、自分の「見る目」に異常なほどの自信持ってるよね?私が選んだ男だよ!間違いなどあるはずがない!!!今となってはあの時の自分にデコピンしに行きたいくらいだ。

リリースの瞬間

死んだ。リビングのテレビ前で一人全裸になりそうだった。

ちょっと脱線します。90年代のことですが「X Japanのライブに行くと半裸の女性を拝めるんだよ」と当時男性ファンの間では情報交換がなされていたらしい。「そうか。つまりXも拝めて半裸女性も拝めて一石二鳥なのね」と空恐ろしいほどの理解力を持った中学生の私は思ったものだ。知らない方のために解説すると、XのボーカルToshiがライブを盛り上げるために上着を脱いで「裸の付き合いしようぜ〜!」と男性向けに言っていたのがテンション爆上がりの女性ファンをも裸にしてしまい、その後、半ば裸になる覚悟でライブに行く女性ファンというのが一定数存在したのだ。何ならライブが始まる前からお胸の部分だけ丸く開いた服を着ている人とか、そういう奇抜な女性もいらっしゃった。なんでそんな話をしているかというと、私は勿論裸にはならなかったけど、そんな環境で育ってしまったからなのかその衝動に理解があるのだ。その衝動を名付けるならば「もう私のこと好きにしてちょうだい!モード」または「私のことめちゃめちゃにして!モード」(←どうしようもない…)

ホビの新曲MOREのMVを見た私は、まさに「私のことめちゃめちゃにして!モード」にスイッチオンとなった。もはやそんなことを言っても誰にも喜ばれない年齢となってしまった私がそんなモードに突入しても迷惑なだけだろう、と私の中に残る冷静な私は己れにツッコんだが、とにかく、まさにそんな気分になった。私がこのモードになったのは、かなり久々だよ…、多分2007年日ハム対オリックスの9回表で抑えのマイケルが無死満塁作って交代した武田久が連続三振などで0に封じたあの日以来ではなかろうか…(随分昔だね!)。ちなみにこんなに大好きなBTSだけど私をこのモードにしてくれたことは今まで一度もなかったのだ。

さて、ホビと全く関係ないことでかなりの字数を使ってしまったが、要するに、新曲があまりに自分の好みすぎて私は常軌を逸するほど興奮した。脳内では、ボンキュッボンなナイスボディ超絶美人(多分西洋人)な私があの割れたガラスだらけの部屋に行ってホビの前で全裸になった。ちなみにそういうことを喜ばないどころかドン引きしそうな推しを私は愛している。

何度もリピートして脳内でちゃんと脱いだ服も着た私はこんなことも思った。「この曲、苦手なアミもいるんじゃないかな…」と。そして「私はドンピシャだったけどねぇぇぇぇ!やったぁぁぁぁ!」という選ばれた気分と「やっぱり私の目に狂いはなかった!ホビ凄い!」という勝ち誇った気分が最高潮となり、ルネッサーンス!と脳内で祝杯をあげた(さっきからどんな脳内なのよ私)。

リリースから数時間後

2時過ぎに息子が幼稚園から帰ると途端に現実に引き戻される(毎度)。ここから時間は飛んで子供たちを寝かせた21時以降、私はまたYouTube鬼再生に励んだ。思いの外、YouTubeの再生数は伸びていなかった。まあ、÷7したらこんなもんか…とちょっぴり悲しい気分になった。実際には÷7の数字よりは良いのだけど、21時の一斉購入パーティを経てもすぐにはiTunesで1位にならなかったし、YouTubeの再生数が1000万回を超えたのは発表から10時間後の23時頃だった。勢いとしてはYet to Comeの3分の1くらいかな…ならかなり頑張った方か。

リリース直前「ご主人様のために何かしなきゃ!」という変な興奮が始まってTLを荒らし続けていた私の心には「推しを喜ばせたい」「推しの門出を祝いたい」の感情があった。いつもグッズが売れ残りがちな我が推しをガッカリさせたくない、そんな思いがあった。でも、リリース後、妙な義務感でTLを荒らし続けながらも、私の中に全く別の感情が生まれつつあった。

「別にもう人気とかどうでもいいわ。てか、寧ろ大衆になんかウケたくないし」

これはロック大好き少女だった頃の私の感性、そのままだった。BTSなんていう、高い道徳性を持つ青少年のお手本みたいな世界の人気者を推すようになった私が捨ててしまっていたロックな感性。それを酒も飲めない、笑顔がトレードマークのホビが復活させた。なんてことだ。

ちょっと長くなっているし、時間が遅いし、明日大事な用事もあるので一旦ここで止めます。次回、これの続きとMOREそのものについての感想をあーだこーだと語らせてください。(それを書く頃もまだこの感覚がちゃんと残ってたらいいんだけど…)

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