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私の好きな動画〜振付を味わう編

さて。ダンスプラクティス論議、ここからが本番です。

そもそも私がなぜダンプラを好きかと言えば、それは①バンタンの完璧で美しい振り付けを余すことなく定点カメラで鑑賞できるから、②定点カメラ故にメンバーそれぞれの踊りを最初から最後まで堪能できるから(この楽しみ方を私は“一人チッケム“と呼んでいる)、③推しj-hopeのダンスに魅了され激しい優越感に浸れるから、である。多分③はホビペンにしかわかってもらえないだろうが、実はこの楽しみはかなりデカい。

で、本日は①目線で私の好きなダンプラを紹介しようと思う。バンタンの振り付けは本当にどれもかっこいいし素晴らしいんだけど、歌番組の撮影では無駄なカメラワークのせいで振り付けの良さが半減している曲もある。なので今回紹介する動画は、私が好きな振り付け、というよりは、パフォーマンス動画よりダンプラ動画見た方が数段良い動画、という括りです。

Spring Day

私、体育の時間にやらされた「創作ダンス」って本当に大っ嫌いだったんですよ。授業の冒頭で大体「みんなで新聞紙になってみよう」とか「みんなで洗濯機になってみよう」って幼稚園児みたいなことやらされるんですよね。それが途端に「青春を表現しよう」とか「苦悩を表現しよう」などという容赦ない指令に変わる…。うちの地域だけですか…?とにかくもう、創作ダンスという時間は中学でも高校でも拷問だった。が、しかし、今私は思う。Spring Dayの振り付けはあの日の創作ダンスが目指していた形である!と。これをみんなに教えればすなわち「創作ダンス」で学ぶべきポイントを全て感じとることができるのではないかと。なんなら、みんなでSpring Dayから好きな振り付けを選んで〇〇を表現しよう、というような授業にしても良いではないか?簡単だしその方が学びの目的は達成されると思うんだけど…。

この曲の振り付けは、個の動きと集団の動きがリズム良く重なり広がって、喪失と流れゆく時間とか、青春の真っ只中でもがき苦しむ若者の苦悩とか、たった一人のようで一人ではない、結局みんな似たような悩みを共有しているんだというメッセージとか、悩んでいても時は過ぎていくという切なさや希望とか、そんなことを感じさせる素晴らしい振り付けだと思っています。そしてもっと言えば、これは若いバンタンだからこそ輝く振り付けなんだよね…。大人なバンタンは普通に椅子に座りながら歌うのが逆に良いし、そうすることで振り付けverよりもこの歌の「会いたい」のメッセージが色濃くなる気がする。

Am I Wrong

なんか地味に好きな歌なんですよねAm I Wrong。取り敢えず歌詞が好きなんですけども、振り付けも好きで、冒頭一番目立つ前列にSINがいたり、スローモーションで歩いたり戻ったりの振り付けがソクジンが案外一番上手?なところもツボだったり。この振り付けのスタイルを何と呼ぶのか私は知りませんが、雰囲気的に須藤元気さんのダンスチームでやってるみたいな?ちょっとロボットっぽい動きっていうか?バンタンの振り付けの中でも異質なタイプかなぁと思うし挑戦的な印象もあって大変よろしいです。

これも楽曲の世界観を表すかなり完成された振り付けと思うのですが、歌番組の撮影となるとちょっと過度な揺らしやズームイン/アウトがあったり歌う人をアップにしすぎて周りの振り付けが見えてなかったり残念ポイントが多いんです。例えば、ユンギが歌う時に6人が四つん這いで腕と脚を上げる振り付けとか、ジムのメニューでやらされたら一番しんどい動きなんじゃないかと思うやつなのにその苦労をカメラは全然映さない。ダンプラ動画じゃないとこの努力が報われないんです。

そして「ベストオブ報われてない」は、後半ジミンが”아직은 더 살고 싶어 찾고 싶어 나의 믿음을~”と高音披露する部分の、映像を巻き戻ししたみたいな振り付け。これを是非各メンバーを"一人チッケム"して合計7回見てみてほしい。それぞれ動きが違うことに何故かキュンとするし、ホビに関しては「何じゃその動き!」という感動もあります。

RUN

RUNは上記2曲に比べればパフォーマンス動画のカメラワークにそこまでの不満はないのですが(いやあるけどね)、ダンプラだからこその良さ、すなわち、スニーカーのキュッキュッという音や全員の動きが合わさる時のタンッとかシュッって音とかそういう臨場感がRUNの世界観に合っているように思えるためダンプラ動画verをより好んでいます。

若き日のバンタンのダンプラ動画って「青春」の匂いがするんですよ。汗水流して頑張った結晶、みたいな。勿論本番の映像こそが成果物なんですが、衣装も着ず化粧もせずの状態で「ここどこ?」みたいな狭い場所で練習しているのが本当に良い。今のハイブ所属の新人さん方は始めから立派なスタジオでダンプラを撮っていて、それは一つの映像作品としては良いのだけどこの下積み感みたいなのがないのは少々残念かなと思っている。事実のままだからこそ、ではあるんですが。恵まれてない新人と恵まれてる新人という差がダンプラにはっきり映し出されていて、尊いです。

あとはあれね。みんな大好きなジャケット半分脱ぐやつ。あれを全員分"一人チッケム"できるのが良いです。ここはある意味で振り付けの指令が「ジャケット半分脱げ」だから角度とか脱ぎ方とか脱いだ後の腕の扱いとかすこーしずつ個性があって面白い。ホソクが最高なのは置いておいて、この場面はユンギがエロくてジンくんが可愛い。まぁ、いつも通りですけど。

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