見出し画像

元hideファン現ホビペンがロラパルーザへの思いをぶちまける

(※便宜上「元hideファン」と書きましたが、実際には「元」とは言いたくない心情であります。hideは永遠に私の神。私の中で彼を超える人物は未だ生まれていません)

と、初っ端からウザくてすみません。これからロラパルーザについての思いをべしゃり尽くそうと思いますが、多分、かなりウザめになる予感がします。予めお知らせしておきます。ウザいの嫌いな人には非推奨です(ほぼ全員であろう…)。それでも読んでいただける奇特な方のために読みたくない部分を飛ばせるようにちゃんと目次をつけますのでご活用ください。では!

ロラパルーザの歴史

知ってるだけで行ったことはないのでここではWikiなどで仕入れた情報を元にできるだけ正確にお伝えしようと思う。

ロラパルーザは1991年にJane’s Addictionというロックバンドの解散ツアーとして開催されたのが始まりだ。このイベントが異質だったのは、解散するJane’s Addicitonのみならず複数のバンドも引き連れて複数都市を回るというこれまでにないタイプのツアーだったこと。その目新しさはウケて商業的に成功し、その後もフェスとして1997年まで毎年開催され、一旦儲からなくなってなくなったが2003年にシカゴでの複数日開催イベントとして復活し、それ以降はずっと続いているアメリカを代表するロックフェスである。(04年は収支合わずキャンセル、20、21年はコロナでキャンセル)

ちなみに、ロラパルーザ(Lollapalooza)の名付け親であるJanes Addictionのペリーファレルによれば、ロラパルーザとは三バカ大将(Three Stooges)の中の台詞から取ってきた言葉で「中でも特に並外れたもの」や「特別で、素晴らしくて、普通じゃない人や何か」という意味であり、同時に「巨大なロリポップ」も意味するのだという。

今となってはフェスの常識なのかもしれないが、ロラパルーザの目的は様々なジャンルのアーティストを集める、ということにあった。Jane’s Addictionというオルタナバンドのツアーでありながら、ラップ、メタルなどファン同士が交わらないはずの多種多様なバンドやアーティストが一同に会し、各ファンは新たな音楽と出会うことができた。

なお、2011年からはシカゴ以外の世界各国の都市でもロラパルーザの名前でフェスが開催されるようになり、まさに世界的な音楽イベントなのである。

ロラパルーザ2022はどんなイベント?

まずはロラパルーザのマップを見てみよう。

 ※こちらは2021のマップらしいです

見てわかるように、大きな公園の中にライブステージらしきものが8つある。つまり各ステージにそれぞれのスケジュール(多分音楽に限らない)があり観客はタイムテーブルを見ながら1日好きに見て回る、という楽しみ方。これは日本のロックフェスと同じなのでイメージがつきやすいと思う。

一番大御所感のあるアーティストがライブをするのが一番下にあるT-MOBILEステージ。2022年は木〜日曜の4日間、メタリカ(メタル)、デュアリパ(UKポップ)、J.Cole(ラッパー)、グリーンデイ(パンク)がトリを務めます。ちなみにこのトリを務めるアーティストのことを「ヘッドライナー」と呼びます。

我らがj-hopeが登場するのは一番上にあるBud Light Seltzerステージ。こちらのステージのヘッドライナーは木〜日曜で、リルベイビー(ラッパー)、マシンガンケリー(ラッパー)、Kygo(DJ)、j-hope(ラッパー)という顔ぶれ。
(↑ねえ、ホビめちゃくちゃカッコ良くない?♡)

これ以外のステージは主に新人みたいなアーティストが呼ばれているのだと思う。TxTはPerry’s x SOLANAステージでj-hopeの前日土曜日にパフォーマンスするようです。

注目すべきは、土曜日のヘッドライナーがj-hopeが敬愛するJ.Coleだということでしょうか。J.ColeといえばBorn Singerですが、ホビが大ファンでロールモデルとしている人物。j-hopeという名前すらJ.Coleの影響ではなかろうかと思うし、ホビの前作(mixtape)のアルバムタイトルはHope Worldですが、これはJ.ColeのアルバムCole Worldへのオマージュとも言われている。すなわち、ホビは憧れのJ.Coleと同じ年のロラパルーザに同じヘッドライナーとして出演するということなのだ。うわー!なんてエモいの!良かったねホビ!

日本からホビを応援しにシカゴへ行くアミもいるそうですね。素晴らしい行動力!多分ロラパルーザ参戦するアミは皆そうしていると思われますが、私なら確実に土曜のチケットも取りますね。ホビという人の性格を考えるとTxTという後輩を応援しに行きそうだし、確実にJ.Coleを見に行くと思うので、ステージ近くでホビとばったり!みたいな奇跡が起きる可能性はゼロではない…というより、ソウルの街歩きして出会う可能性よりは絶対高い気がするんですがいかがでしょう。ステージからちょっと離れた混み合ってないエリアで遠くからキラキラした瞳でステージを見つめている華奢な男性がいたら、それがチョンホソクかもしれません!!いいなー、私も行きたい!なんなら金曜から行ってデュアリパも見たいぜ。いや、それなら初日から行ってメタリカも見たい…。ああ、ロラパルーザ!行きたい!!

元hideファンにとってのロラパルーザ

すみません、ここからは若干ウザい感じです。hideなんて知らねーよ!って方はすっ飛ばしてください。

すでにTwitterでもこの思いはぶちまけているのですが何度もすみません。

hideとはX Japanのギタリストで1993年からはソロ活動も始めたロックアーティスト。XといえばYoshikiと皆さん思われるでしょうが、まあその通りなんですが、でもですね、hideなんですよ本当に偉大なのは(半端ないhide盲信者)。でもこの辺語りはじめたら本当に長くなるので割愛します。

サブスクなんてものがない時代に音楽好きがどうやって音楽の幅を広げていたかと言うと、勿論友達との貸し借りが一番手っ取り早い方法なんだけど惜しくも時代はTKブーム(小室哲哉)。周りの友達が持ってるCDには一切興味をそそられない私はhideが昔好きだった音楽やらその時々に勧める新しめのCD(ほぼ全部洋楽)などをレンタルショップや中古屋、もしくは周りにいるちょっとだけ年配の人のCDコレクションなどから探しては聴きまくった(自宅でテープにダビングするんだよ…今の若者には全く理解されないだろう…)。彼が色々な場所で勧めるCDリストの中に頻繁に上がるのがJane’s Addictionだった。hideは正真正銘彼らのファンだった。正直当時の私はあんまりその良さがわからなかったんだけど、でもそうやって私は推しの勧める音楽を聴いてロック耳を育てていった。

hideはいつかロラパルーザに出てみたいとどこかで言っていた。どのくらいロラパルーザ愛があったかというと、彼は日本のロックフェスの代表であるフジロックより1年早く(1996年)ロラパルーザ的イベントを千葉マリンスタジアムで開いている(フジロックほど大規模じゃないけど)。それに、アメリカではzilchというバンドも組んでいて、きっともう少し長く生きてたらzilchとしてロラパルーザに出演していただろうにと私は思ったものだ。(でも1998年からロラパルーザ自体がなくなったから無理だったんだね結局)

ちなみに、hideの死後、X Japanは当時私がhideの次に推していたLUNA SEAのSUGIZOをhideのポジションに加えて復活し、2010年にはロラパルーザにも出演している(メインステージだけどヘッドライナーではない)。

という訳で、私にとってロラパルーザとは大好きだった推しが目標としていた輝かしい舞台なのだ。だから、hide以来久々に心から大好きな気持ちで推しているホビがそこでヘッドライナーを務めるというのは、もう、なんと表現していいものかわからないけど、ものすごーく胸熱案件なのだ。ホビがここ数年でJ-HOPEの表記を全部小文字でj-hopeにしたことをHIDEがソロの時の自分をhideとしたことに重ね始めてしまうほどに胸を熱くしているのだ。

あ、今思い出した話でちょっと脱線するんだけど、hideの前に日本でロラパルーザみたいなことをした人たちがいたんです。そのイベント名はLSBといって、まさにロラパルーザと同様複数バンドで日本各地を回るツアーだった。実は私も参戦したんだ…。LUNA SEA、Soft Ballet、BUCK-TICKがメインで回るから頭文字を取ってLSB。私が見に行った会場では、前座としてまだデビューして1ヶ月、みたいなラルクも出たんだよ。凄いよね。今となっては伝説のイベント。

ロラパルーザを前にホビに伝えたいこと。

いや、ロラパルーザの前にアルバムが出るんだけどね。まだMORE1曲しか聴いてないので彼のソロの全貌はまだわからないわけなんだけど5kgも痩せた推しを見てどうしても何か言いたいんだ私は。

私はHYBEのプロデューサー陣の中にロック好きがいると睨んでいる。それが誰かとかはわからないしあくまでも私の思い込みなのだが、なんとなく、ホビのソロの構想や作った音楽を聴いて彼の中のロックスイッチが激しくONになり、まさに自分の出番!とばかりに若干暴走を楽しんでいるのでは?という印象がある。コンセプトフォトなんかはまさに、ロック好きホビペンですら「ちょっとやりすぎではないか…」と思うほどである(楽しませていただいてるけど)

自分のキャラに合わないことをするのは一時的ならばテンションも上がるし楽しい。が、反動が来る場合もある。ドーっと疲れてしまったりする。私は5kg痩せた推しを見て、ホビにも反動が来てはいないだろうかとちょっとばかり心配している。あくまでも私の考えとして、やはり、ロックの道は一日にしてならず、なのだ。数ヶ月で本物のロックアーティストの雰囲気はどんなに研究して頑張ってみても、出ない。悪いがこれは断言できる。

だからホビはロックが大好きな私みたいなファンをとにかく喜ばせまくったが、でも、ロラパルーザという場所においては一旦このロック調のコンセプトは忘れて元々のj-hopeになってほしいと願っている。まだ見ぬj-hopeではなく、真のj-hope、内面のj-hopeを大事にして一度心まっさらにしてロラパルーザに向き合ってほしいな、と。ロラパルーザがいかにすごいイベントかをここに書き連ねてきたが、でもホビはそれに負けないカリスマも実力も人気もある。だから「こんな感じ」と何かをイメージしてやるんじゃなく、彼そのものを聴衆に見せてほしいと願っている。私が言わなくてもちゃんと準備してるだろうけどね。

一昨日の深夜に発表されたConcept Photoでの火傷写真がちょっとだけ物議を醸していたらしい。なんでも実際に放火により火傷を負った方(ごめん、ちゃんとは知らないから違うかも)がこの写真で嫌な記憶を思い出し苦しんだんだとか。確かにあの写真は私でもちょっと胸チクしたしあんまり好きではなかった。でも同時に、バンタンでやれば世界から非難を浴びてしまいそうな創作を個人としてやってのけている推しを誇りにも思った。共感性が高く心優しいチョンホソクという人はきっとそういうネガティブな反応があることも予想していただろうし、実際にそんな声を見つけたら胸を痛めてしまうタイプの人だと思う。だけどホビ、それはそれ、だよ。誰一人として傷つけないアートなど、存在しないんだ。そこに悪意があれば別だけどそうでないわけだから、あの写真の奥にあるアート性を私は尊重したい。そして、世の中の大多数に支持されることを選択しなかった推しを、私はリスペクトするし愛がますます深まっている。

ホビ!あと4日でアルバム聴けるなんて、私、もうすでに興奮しています!自分の信じる道をまっすぐ進んでね!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?