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2019/09/11 見たことないのに見たことある景色

小豆島にやって来た。

街を歩いていると、バスに乗っていると、観光スポットに行ってみると、なんだか女性二人組が多いなー、という印象。でもそれって良い指標というか傾向だと思う。女性が友達と旅行に訪れたいと感じ、そして訪れる地。まっとうで、きちんと納まっている気がしませんか。

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エンジェルロード。干潮の前後3時間ほど出現する陸繋砂州で、上のが概ね最大幅。恋人の聖地として数多のカップルがいる、のだけれど、やっぱり女性が二人で写真を撮っていたりする。

2時間ほど経っていくらか潮が満ちてきた頃に再訪してみると、降雨の影響もあってほとんど無人になっていた。高台から写真に収めると人が1人も映り込まないような状況。「サイコーだぜ」と思うと思ったのだが、しかし(私の中では)意外なことに「寂しいな」が先行した。ここは、エンジェルロードは、誰かと誰かがヘラヘラしたりニコニコしたりしていることで成立する場所なのだ、きっと。

という経緯のもと、撮影した中では人口密度の高い写真を貼っつけてみた。ただ、この時は「なるだけ人の映り込んでいないものを」と思って撮っていた。もっと賑やかでしたよ、ご安心ください。

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今回の旅行の目的地の一つだった鹿島明神社。「かしまみょう」と読むのは現地で知った。

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私は聖地巡礼をしてしまう側の人間だ。1枚目、階段を上がって振り向いた瞬間「見たことないのに見たことある景色」が広がっていて泣きそうになった。あぁっ、て声が出た。ただ、2枚目は映像とは画角が違うだろうし、3枚目は高木さんが座っている場面を想起するならばフレームを上に動かすべきであった。

聖地が聖地であるためには、その街に暮らしている人に受け入れてもらうことが大前提である。私は、「ガルパンさん」はいくらか手遅れだと思っている。街を侵食してしまっているから。ゆるキャンもいずれ「ゆるキャンさん」になってしまったら嫌だな。ハッピードリンクショップやセルバとコラボしているが、それは喜ばしいことなのだが、同時に「あまり大事(おおごと)にしないで...」とも感じる。オタクにおもねらなくていいんですよ...、と。

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高木さんに関しても、今年の7月からだったか聖地巡礼者に向けてガイドマップなど作っているようで、神社にも置いてあった。マラソンのコースはここだったのか。

もはや当然とでも言うべきか、神社にはイラスト入りの絵馬(紙に書いたものが多かった)が並んでいた。同じく貼られていた新聞の切り抜き(2019/09/01掲載)を見るに、神社の管理人さんも迷惑はしておらず、むしろ喜んでくださっている。本当にありがたいことです。反動として、エンジェルロードの絵馬に高木さんのイラストを見つけたときは「ここはそういうんじゃないだろ」が先行した。そろそろ口を閉じるか。

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汽水域。汽コーヒー牛乳域。

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