OGA(Shota Ogawa)【カードゲームに関する雑記を投稿中】

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OGA(Shota Ogawa)【カードゲームに関する雑記を投稿中】

経営者(合同会社KijiLife)/編集者  ツイッター:https://twitter.com/oga_5648 ゲーム歴:MTG「2016年 PTカラデシュ出場」 【毎日投稿中(平日夕方18時頃)】

最近の記事

なぜ劇場版SEEDは成功したのか?-「訓練されたファン」に捧げられた制作陣からの上納品-『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(※全編無料)

『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が興行的に大成功を納めており、個人的にも楽しめたので「本作は何なのか」「本作はなぜヒットしたのか」について記事を書くことにした。 随所でネタバレをするので作品鑑賞後の閲覧を推奨するが、本作そこまでネタバレするようなこともない(というネタバレ)ので最後まで読んでいただきたい。(※全編無料です) 「SEED Destiny」の続編というよりも「SEED ミーム」の続編(20年間育まれた) 『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』

    • ケイスケホンダの解説が面白い&分かりやすいのは何故か?【3分記事】

      ワールドカップでの本田圭佑さんの解説が分かりやすくて面白いと話題だ。 なぜ分かりやすいのか?なぜ面白いのか?私なりの視点で4つのポイントで整理してみた。 1:”遠慮のない”言葉選び私は地上波のスポーツ解説のコンプライアンスについては詳しくないが、おそらく厳しい制約があるのだろう。特に選手や監督への誹謗を禁じているのは想像に難くない。 AbemaTVにおける本田さんの解説はそういった制約とは無縁だ。特に(他国の)選手に浴びせる”遠慮のない”言葉の数々は、解説の分かりやすさに

      • カードゲームのイカサマ行為はなぜ無くならないのか?【不正行為を科学する】

        全国各地でトレーディングカードゲーム(以下:TCG)のイベントが再開されたのは喜ばしいことですが、残念なことに同時多発的なイカサマ行為がTCG界隈を騒がせました。 1:ONEPIECEカードゲームの大会でのマークドスリーブ(※1) 2:シャドウバースEvolveの大会でのマークドスリーブ ※1:カードを裏側から識別できるようにスリーブの裏面に印をつけること この記事では、イカサマ行為について「イカサマはダメなこと」という当たり前のスローガンを並べるのではなく、一歩引いた

        • MTGがパンデミックで失ったもの、得たもの

          序に代えて 2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)によって、世界各国は大混乱になりました。ウイルスの持つ感染力の強さだけでなく、情報化社会がもたらすアンコントローラブルな情報拡散によって、私たちの日常生活は破壊されてしまったといえるでしょう。 諸外国では、感染者数を抑えるためにロックダウンを発令。台湾などの一部の国では、渡航が完全に禁止され、強烈な外出制限を国民に強いることでウイルスの封じ込めが行われました。 そんな中、2

        なぜ劇場版SEEDは成功したのか?-「訓練されたファン」に捧げられた制作陣からの上納品-『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(※全編無料)

          【3分記事】漫画の実写化が失敗する理由

          こんにちは。漫画「進撃の巨人」の最終巻がついに発売となりました。20代の方々にとっては、青春を共に歩んだ大作フィクションとして、人生最高の思い出として刻まれるのでしょう。30代の私としては、面白い漫画だとは感じつつも、多少は温度感を低めに静観している今日この頃です。 ふと脳裏をよぎったのは映画版「進撃の巨人」2部作でした。ぶっちゃけ私はこの2部作、まあまあ好きです。世間ではかなり評判が悪いですが、それはそれで納得です。 一方、現在公開されている、映画版「るろうに剣心」。こ

          【3分記事】漫画の実写化が失敗する理由

          【毎日投稿】世界イチ頭の悪い『シン・エヴァ』感想【3分記事】

          こんにちは! 私とエヴァンゲリオンの出会いは、1996年頃に友達の家で読んだコミックスでした。当時のエヴァは賛否両論、そもそもエヴァに気付いている人間が少ない中、90年代の僕は兵庫県の片田舎で友人と「俺たちだけがこの作品の”異様さ”に気付いている」という全能感に包まれながら中二病的な思考でエヴァを消費していたのを覚えています。 しかし、時は流れ2000年代、エヴァンゲリオンは知る人ぞ知る名作ではなく、ファッションサブカルオタクの一般教養のような扱いになりつつありました。エ

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          【毎日投稿】「塊魂はeスポ―ツですか?」と聞かれて困ったという話【3分記事】

          こんにちは。私はいろんなメディアの現場で仕事をしているので、日頃から様々な業界のクライアントに質問(雑談として)をぶつけることがあります。 先日、印象的だったのが、eスポーツとは全く関係ない業界のクライアントにゲーム好きの方(Aさん)が居たので。「ところでAさんって、eスポーツって興味ありますか?」という質問をしてみました。するとAさんは「塊魂ってeスポーツですか?塊魂が最も好きなゲームなんです。勝負したら誰にも負けないと思います」と回答してくれました。 正直、塊魂って何

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          【毎日投稿】(闇深すぎ)RTAがeスポーツにならない理由【3分記事】

          こんにちは。突然ですが、私はゲームのRTA(リアルタイムアタック)が好きです。年始のRTA in Japanのドンキーコングアンソロジーは毎回観てます。実況と解説の掛け合いがとても面白いですね。難所を通過したときの会場の拍手も程よい宗教感があって好きです。 RTAを観ていると、ここまで技術的で競技的、エンタメ的にも優れているのに、何故、eスポーツとして周知されないのか疑問です。それ即ち、eスポーツがクソであることは置いておいて、RTAが堂々とeスポーツとして成立しない理由を

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          【毎日投稿】プロゲーマーのインタビュー記事なんか、誰も読まない【3分記事】

          こんにちは。フリーランスとして様々なWEBコンテンツを作ってます、小川翔太(OGA)と申します。今回はプロゲーマーのインタビュー記事についてお話します。 私はインタビュー記事の受託もやっているので、日常的にインタビュアー&編集&企画で金稼ぎしています。中にはプロゲーマーへのインタビューも依頼されるので、半分お金儲け、半分趣味としてやっています。 ぶっちゃけ、プロゲーマーのインタビュー記事なんて、そのプロゲーマーのフォロワーぐらいしか読みません。フォロワーですらも読まないか

          【毎日投稿】プロゲーマーのインタビュー記事なんか、誰も読まない【3分記事】

          【毎日投稿】カードゲームのような運ゲーは”eスポーツ”になるのか【3分記事】

          こんにちは。今回は”運”とeスポーツに関するお話です。私はFPSやMOBAなど様々なジャンルのゲームをプレイしてきましたが、中でも特にカードゲームが好きなので、このお話は少し耳が痛いのです。何故なら、カードゲームは比較的”運”の要素が強いとされており、eスポーツとして”競技”であるという条件を満たしていないという見方もされているからです。 とはいえ、どんなゲームにも運の要素はあり、フィジカルスポーツにも運の要素はあります。さらにこの議論は運の要素の程度問題(運の要素が高いか

          【毎日投稿】カードゲームのような運ゲーは”eスポーツ”になるのか【3分記事】

          【毎日投稿】『100日目に死んだワニ』の失敗から学ぶ、大人達が”eスポーツ”を”胡散臭く”しない方法【3分記事】

          最近ずっと僕は仕事柄、どうしてeスポーツが面白くないのか?を日々考えています。個人的な考えではありますが、今のeスポーツ最大の課題は「認知度が低い」「法律の整備」「ルールが分かり辛い」ではなく。コンテンツとして「つまらない」「時間やお金を使うに値しない」ことが課題だと思っています。ゲームは面白いけどeスポーツは面白くない。その境界は何なのか?を日々の仕事を通して思考を廻らせています。 僕もプライベートでよくゲームをしますが、正直、プライベートの時間でゲームの試合を観戦したい

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          【毎日投稿】プロゲーマーのデジタルタトゥー(SNSでの過去の不適切発言)はどこまで罰せられるべきなのか【3分記事】

          今回はeスポーツの暗い話では無く、未来に繋がるお話をしようと思います。現在のeスポーツには多くの課題がありますが、中でもデジタルタトゥーの問題は、他の業界でも起こり得る問題を先取りした事例だと思っています。 これから、過去に起きた2つの悲しいお話をします。 1つ目は、2019年12月3日に起きた、ダウン症揶揄発言の「eスポーツ選手」所属会社が謝罪する騒動。『荒野行動』のeスポーツのチーム「AVALON」に所属する選手5人が、ライブ配信動画に出演。その配信中に、AVALON

          【毎日投稿】プロゲーマーのデジタルタトゥー(SNSでの過去の不適切発言)はどこまで罰せられるべきなのか【3分記事】

          【毎日投稿】プロゲーマーに試合外の「心・技・体」を求めるのか【3分記事】

          今回は何故、プロゲーマーがスポーツアスリートのように、魅力的に映らないのか?というお話です。私の現在の考えとしては、プロゲーマーには「心・技・体」のうち「技」しか備わっていないから、です。 実際、プロゲーマーの「技」は申し分ありません。では「心」はどうでしょう、なんかTwitterで炎上したり、過去の発言でプロを取り下げられたり、配信や大会での不適切発言、精神面がイケてる感じはありません。「体」はどうでしょう、なんかずっと同じ姿勢だし外出ないし不健康そう。。。かなり雑なイメ

          【毎日投稿】プロゲーマーに試合外の「心・技・体」を求めるのか【3分記事】

          【毎日投稿】「eスポーツの裾野を広げたい」はもう聞き飽きたという話【3分記事】

          僕はメディアの仕事をしています。メディアには、情報発信を通して「広く周知させる」「PRする」などの役割があるので、この仕事を続けているとクライアントからは「○○の裾野を広げたい」「新規を増やしたい」という要望は毎日のように受けます。 特にゲームというコンテンツに関わっていると、プレイ人口はゲームの盛況っぷりを示す分かりやすい指標のひとつなので、当然のように優先されます。しかし、そろそろ「裾野を広げる」という言葉を乱用するのは止めた方が良い段階に入ってきたように感じています。

          【毎日投稿】「eスポーツの裾野を広げたい」はもう聞き飽きたという話【3分記事】

          【毎日投稿】プロゲーマーは”職業”ではなく”漢検2級”のようなもの【3分記事】

          メディアの仕事でeスポーツに関わり始めて最初に驚いたことは、想像よりもたくさんの若い子たちが「元プロ」という肩書を持っていることでした。 取材していく中で18歳ですでに「元プロ」の人もいました。「いや、現役プロやってたのは何歳から何歳のときの話やねん!」と突っ込みたくなりますが、しかし、これが今のeスポーツの現実なのだなと思い知らされました。夢をちらつかせてプロにするも、稼げない現実を十代でつきつけられるのです。しかし、どうやら「元プロ」になってからが本番のようで、「元プロ

          【毎日投稿】プロゲーマーは”職業”ではなく”漢検2級”のようなもの【3分記事】

          【毎日投稿】国内eスポーツが流行らないのは任■堂とS■NYのせい?【3分記事】

          明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。引っ越しでドタバタしておりましたが、本noteも再開していきます。 今回はeスポーツのこと。 国内にeスポーツが浸透しないのは何故か?という議論は散々やってきましたが、私の結論としては、現状の日本のeスポーツの出遅れは日本の特徴であり、先進国だからこそ抱えるリープフロッグ現象の1つ、具体的には任天堂とSONYの功罪だと思っています。 前提の知識として、日本がどれくらい諸外国と比べて遅れているかというと、韓国に

          【毎日投稿】国内eスポーツが流行らないのは任■堂とS■NYのせい?【3分記事】