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見ず知らずの赤の他人に銀行振込して、組戻し出来た話

背景

先日、1冊のKindle本を出版した。(内容は別の時に話す)
イラスト利用料を絵師さんに銀行振込することになった。

発生したこと

振り込む際、絵師さんからは
・銀行名
・支店名
・口座番号
を教えていただいた。
通常、口座名義も必要ではあるが、最近のネットバンキングであれば自動的に割り出され、表示されるためスルーしていた。

絵師さんの名前は知らず、ニックネームでやりとりしていた。
また、絵師さんに本名を聞くのも無粋だと、勝手に思いこんでいた。
※そもそも本名は領収書を受け取る段階でわかるので、この配慮は全くもって意味がないことが後日判明した(泣)

そして振込当日、予想通り口座名義が表示され、
「あぁ、こういった名前の絵師さんなんだな」
と、気にもとめず振込を実行した。

その後 絵師さんに、振込完了のメールを送信。
しかし後日、
・口座番号を間違えており、正式な番号は◯◯である
・正式な名義は◯◯である
・こちらのミスなので、イラスト利用料は無料で良い
というメールが届いた。

そこで気づく、

見ず知らずの赤の他人に振込んでしまった

と。

利用料は別途支払うと心に決めていたが、それとは別に人生初の「組戻し」が必要だなと即座に判断した。

実際の組戻し手続き

私は住信SBIネット銀行をメインに使っている。
組戻しは「手続き依頼フォーム」から行うようだった。
テキストエリアに、
振込日・振込金額・振込先金融機関名・支店名・振込先口座番号・振込先口座名義・受付番号・組戻し理由・組戻手数料承諾の旨
を入力し送信。
手数料は880円(税込)。
振込額からすれば、支払わない手は無い金額であった。

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調べたこと

組戻手続き完了までは2週間以上かかるらしいので、組戻しの特徴を調べてみたところ、以下が判明した。
・口座番号は末尾1桁がチェックディジットである
 →つまり今回、偶然末尾1桁が一致してしまった(泣)
・銀行は、口座開設時の電話/住所を使い、口座名義本人と連絡を取る
・口座名義本人が、意図して着服することもある
・相手の氏名/住所がわかれば、不当利得返還請求訴訟を起こして返金させることが可能
 →今回は氏名(しかもカタカナ)しかわからず不可能。訴訟費用も全くもって見合わず。
銀行の支店/口座名義を基に、興信所に依頼し調査することも可能
 →コスト・成功率的に、一考の価値もない。
・再振込自体は行えるので、振込名義を「デンワクダサイ090~」のようにして少額を複数回振り込み、直接連絡を取るアイディアもある模様
 →よく考えたものだと感心。一定の心理的効果もあると思う。

2週間後・・・

忘れた頃に口座を見たら・・

戻っていました!

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実際に組戻しが完了すると一瞬、「あっけない」「まぁ当然か」と感じた。
しかしこの裏には必ず、見ず知らずの赤の他人による了承があったことは紛うことなき事実である。

その赤の他人は、いきなり銀行から電話が掛かってきて色々説明され(時間を取られ)、一度懐に入ったお金を減らされることに了承したのである。

これには、申し訳ないという気持ちと、感謝しか出てこない。
この場を借りて申し上げる。

本当にごめんなさい、
そしてありがとうございました!

その後

絵師さんへ組戻し成功報告をし、再度の振込を実行。
ほどなくして着金連絡があり、一安心。
絵師さんは今回の件で何度も謝罪されていた。
しかし私は、振り込む側にほとんどの責任があると思っている。
なぜなら先方へ着金していないため、契約上の債務不履行になるからである。

結論

・「口座番号は間違うもの」と考え、口座名義が合っているかで最終確認を行うこと
・間違えて見ず知らずの人に振り込んだ場合、組戻し依頼すること
・組戻しが失敗したら、取り戻す手段は無いと心得ること

異常、現場からでした。

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