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目の前の人々を幸せにすることで、若者が希望に溢れる社会をつくりたい。学生プラットフォーマー "松井 達夢"さん。

若者が希望溢れる社会をつくる為に、「インターン以上、フリーランス未満」の場所を提供し、「会社選び」ではなく「人生選び」が出来るように導きたい想いから、現在は東京都内を中心に全国各地をコミュニティ創りで走る、学生プラットフォーマー 松井 達夢(たつむ)さんにお話を伺ってきました。

松井さんプロフィール
出身地:埼玉県所沢市
活動地域:東京都内を中心に全国各地(福岡・名古屋など)
経歴:現在、慶應義塾大学環境情報学部4年生。大学入学後から、企画サークルあそびばを創設し、その後は学生向けキャリアイベント「学生プロハナイト」・「生き様カイギ」を開催。イベント参加者を中心とした、全国の学生をオンラインで繋ぐコミュニティ「全国ワカモノ実験場」も運営。1年の休学を経て、2019年4月より復学。

若者が「希望」に溢れる社会を創り、「人生選び」を出来るようにしたい

Q:松井さんはどんな夢やVisionをお持ちでしょうか?

松井さん(以下、松井):若者が「希望」に溢れる社会を創りたいですね。同世代は将来暗いイメージを持っている人がすごく多いなと感じました。僕は1996年生まれで、僕の世代は経済成長が全くないイメージの一方で、ITの発達と共に選択肢が増えました。確かに環境はどうしようもないけど、それに対して自分たちで出来ることがありますよね。1年前に就活で社会人の方とお話しして、その方はバリバリ残業していて、それは「明日、日本がもっとよくなると希望を持っていたから」と話してくれました。僕らの世代からはなかなか出てこないけど、「希望」がキーワードですね。僕らや僕らよりも若い人たちに「希望」を持って欲しいと思います。

記者:若者に「希望」を持ってもらえるよう、具体的にどんなイベントやっていますか?

松井:学生にとっての「インターン以上フリーランス未満」の場所を創るプログラムの運営をやっています。これは実践の場として運営していて、その前にオンラインでのコミュニティ創ったりなどをしました。イベントは主に就活系で若者に「会社選び」ではなくて、「人生選び」をして欲しく、「生き様カイギ」や「学生プロハナイト」を開催しました。開催していくうちに地方の学生も増え、コミュニティで全国つないだら面白いと思い、次に「全国ワカモノ実験場」を立ち上げました。

記者:そんな若者たちは何を求めていたと思いますか?

松井:安心感ですね。「自分の方向性が合っているのだろうか?」とどこかにあるので、これを話せる仲間がいて、情報も得られ、応援もしあえる人を求めているのではないでしょうか。さらにこのコミュニティに入りやすいよう、敷居を下げています。

記者:松井さんの話から、夢と今の活動が両輪で回っているのを感じられますね!

目の前の人を幸せにし、自分で稼げる力を共につけたい。

Q:では、若者が希望に溢れる社会になるよう、松井さんはどんな目標・計画を立て、さらにどんな基本活動しているのでしょうか?

松井:具体的な計画はないですが、「目の前の人を幸せにしたい」ですね。イベント始めたのも、周りが困っていて、支援したかったからです。そして目の前の困っていることに対してスピード感持ってやるだけなので、計画立てている感覚はないですね。コミュニティと実践場創ったあとは、「自分で稼ぐ力をつけたい」が課題になるでしょう。そこで僕は、個人がフリーランスになれるよう支援をすべく、「中小企業診断士」の資格を取りたいです。

記者:フリーランスのイメージが強いですが、組織に対してのどんなイメージをお持ちでしょうか?

松井:所属するもしないも自由ですが、大企業信仰はないですね。周りはベンチャーに就職希望が多いですが、これも「自分で稼ぐ力をつけたい」があるからかと思います。根底には「日本に頼れない」という感覚があるからですね。実際に、僕らが生まれた時代は、様々な事件や災害などのニュースも多く、また景気が良かったことも一度もありません。社会不安からか、僕らは社会活動が多い世代です。一方、不安とは別軸で物質的には満たされていて、この溢れている先が社会活動にも反映されていて、モノに執着がありませんね。

記者:松井さんの話から、私たちが社会の影響を受けているのを改めて思い、さらにどんな感情を持って動いているのを観ているからこそ、ここまで語れたのではと思います。

友達と一緒に渋谷の小料理屋に入り、そこでの出会いで「希望」という単語を見つけた。

Q:若者が「希望」に溢れる社会を創る、この夢を持ったキッカケは一体何でしょうか?

松井:今から1年半前の大学3年生の夏か秋に、友達の女性と一緒に渋谷のこじんまりした小料理屋にノリで入って、そこで出会った方との会話がキッカケです。この方はバブル世代の人で、この方から「希望」という単語を見つけました。そこからかなり衝撃を受けて、それが夢を持つキッカケでしたね。

記者:これがキッカケだったのですね。熱いですね!!(笑)

人を大事にし、遊びで仲間と心が動く瞬間を共有したい。

Q:この夢の発見や出会い、背景には何があったのでしょうか?小料理屋に行ったのもきっと何か無意識のものがあるかと思いまして。

松井:「遊び心」がなかったら、バブル世代の方とは出会わなかったですね。これが同世代とは違う個性であり、僕は楽観的で遊ぶのを大切にしているのはあります。同世代の人は不真面目なものを嫌う傾向にあるので、僕はバブル期世代の方の遊びの感覚が近いです。

記者:いろんな世代の意見を取り入れる力がありますよね!

松井:僕が色んな世代の間になるよう生きてきたので、他の世代の情報も吸収できたのはあります。

記者:色んな世代の間になれるからだったのですね!ところで、松井さんの「遊び心」はどこから来るのでしょうか?

松井:これは小さい時からありましたね。幼稚園のときは探検に行ったりし、小学校のときは真面目にやるけど、授業は抜け出すこともありました(笑)でも「遊び」から好きなことをやった結果、価値になり、自分で稼ぐ力にも繋がりました。でも、これは両親の影響もあります。最低限やらないといけないことをやっていれば、あとは容認してくれました。また、僕は中学受験をし、慶応中学を受験しましたが、塾でも放課後遊んでいましたね。でも、これを良しとしてくれた環境もあります。

記者:ところで松井さんから見て、ご両親は具体的にどんな方でしょうか?

松井:両親とも周りの人を大事にしていますね。両親の言いたいことを考えると、「周囲の人を大事にすべき」だったのではないかと思います。実際に両親も人に恵まれていますね。これは僕の話になりますが、僕はゲームが強く、これで調子にのり、中学1年生の時にクラスメートから「世界はお前中心に回っていないんだよ!」と言われハッとしました。そこから周りの人を大切にするようになりました。なお、僕がゲームが好きなのは、「最高の仲間と心が動く瞬間を共有する」ことができるからで、これが一番の幸せですね。

記者:松井さん自身の出来事や、ご両親の影響もあり、チームプレイと場を大事にし、自分の喜びが人の喜びというものが出来上がったのを感じました。さらに「遊び心」も持っていたからこそ、渋谷の小料理屋でバブル期の人と出会い、「希望」という単語を見つけ、そこに松井さんの生きてきた時代が合わさったことで、「自分で稼げる力」を身につけ、若者が「希望」に溢れる社会を創りたい夢に一直線につながるのが見えました。まさしく「新しい時代を切り拓く若者の鑑」のような方とお話出来て、とても楽しいインタビューになりました。本日は貴重なお時間、誠にありがとうございました。

松井さん基本情報
松井 達夢 Facebook

編集後記

インタビューした、玉井と田中です。

若者が「希望」に溢れる社会を創るべく、イベント主催をしながらも、人を繋ぎながら全国を精力的に回っている姿から、「令和」時代の坂本 龍馬を彷彿とさせるものを感じました。

松井さんがこれからご活躍されることで、元気で可能性に満ち溢れた日本がそんな遠くない未来に誕生する、そんな予感がしました。「令和維新」がここから始まりますね!!(文責:緒方)


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