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病院にエンターテイメントを融合させることで、誰もが心身ともに笑顔になる世界を創りたい。Dr.Entertainer 鯨津 雄貴(ときつ ゆうき)さん。

愛とワクワクを大切にし、みんなが身体も心も笑顔になる世界を実現させる為に、12年後に世界一ワクワクする病院をつくることをMissionに掲げる、現役医大生兼Dr.Entertainerの鯨津 雄貴(ときつ ゆうき)さんにお話を伺って来ました。

鯨津さんプロフィール
出身地:長崎県長崎市
活動地域:九州地区を始め全国各地
経歴:現在、佐賀大学医学部医学科4年生。通称、Dr. Entertainer。医大生の傍ら、医療エンタメTEAM、メディコ・レボルシオン劇団団長も務める。
尊敬する人:AAAのニッシーさん(西島 隆弘さん)、キングコングの西野 亮廣さん
座右の銘:1%でもワクワクしたら行く

みんなが身体も心も笑顔になる世界をつくる

Q:鯨津さんはどんな夢やVisionをお持ちでしょうか?

鯨津さん(以下、鯨津):大事な人や患者さんの身体も心もとびきり笑顔になる世界をつくることです。手段としてエンターテイメント、特に笑いの力を取り入れて、最終的には治療から予防に変えていきたいですね。そこで「医療革命」を意味する、メディコ(=医療)・レボルシオン(=革命)劇団の団長になりました。テーマとして、「エンターテイメントで誰もが心身ともに笑顔でいられる世界をつくる」を掲げて活動し、患者さんにミュージカルとサプライズを届けようと考えています。

記者:医療とエンターテイメントが結びついたキッカケは何があるでしょうか?

鯨津:大学2年生の時に、AAAのニッシーさん(西島 隆弘さん)のLiveに行きまして、彼のエンターテイメント性に感動したのですが、僕自身は身の回りの人を幸せにできるようなモノを何も持ってないことに対して悔しい思いをし、何かをしたいとなりました。その後、2018年6月に映画・パッチアダムスを紹介され、そこから医療の分野にエンタメでアプローチし、患者と心を通わせよう、という考えが浮かび、現在に至っています。

記者:鯨津さんのエンターテイメントと医療が結びついた経緯から、医療の未来像を描かれたのを聴き、こんな病院があったら是非行きたい、そんな気持ちになりますね!!

12年後に世界一ワクワクする病院を創る

Q:大事な人や患者さんの身体も心もとびきり笑顔になる世界をつくる、その夢や理想の実現の為にどんな目標・計画を立てていますか?

鯨津:12年後に世界一ワクワクする病院を創ることです。今までの病院にエンターテイメントを取り入れるのはなかなか難しいので、自分自身でモデルを創るほうが早いですね。これも自分の為にも相手の為にも笑顔でいたいのがあるからです。やっぱり心の拠り所、安心感が大事ですよね。

記者:本当に医療革命を起こす、その為の道筋を考えている事にとても感銘を受けますね!!

目の前の人に全力で向き合い、人に対して「愛」を注ぐ

Q:では、この目標計画の為に心がけていることは何かありますか?

鯨津:「愛」を持つことですね。これも今年の2月に広島での空手をしている方のワークショップと、その後のモザンビークでのWorkshopで子どもたちとミュージカルを創った経験が大きいです。このお陰で、知らない人の背景をみられるようになり、今では目の前の人に全力で向き合い、人に対して「愛」を注ぐようにしています。

記者:「愛」のイメージは具体的に何でしょうか?

鯨津:自分の思い・エネルギー・気持ちを全力で包みにいき、伝えることですね。それと「ワクワク」も大事にしています。だから、ちょっとでもワクワクしたらやるようにしています。知らないことを知れることもワクワクのうちの1つです。他には、損得で動かないことを大事にしていますね。話は変わりますが、劇団のビジョンも掲げています。
1:ワクワク至上主義
2:エンターテイメントを処方する
3:医療者も患者さんも誰もがエンターテイナーである

これは患者さんの「誰かの役に立った」という自己肯定感にもアプローチしたいのがあります。

記者:これまでの話を聴くと、鯨津さんが医療者なら患者さんがワクワクしそうですね!!

医者になる事で、マイナスや苦しみにアプローチが出来る

Q:鯨津さんが夢やVisionを持ったキッカケは何でしょうか?

鯨津:まず、中学の部活動はサッカー部でしたが、その時に友人が熱中症になったり、骨折したりしたのをみて、目の前の人を助けてあげられなかった自分自身がとても悔しかったことがあります。さらに当時、「医龍」というドラマを見ていた時に、「医者になったら大事な人を救える!」と思い医者なろうと思いました。でも、やっぱりマイナスがイヤですね。痛い・苦しい思いをして欲しくないのが根本にあり、これを無い状態にしたいです。この痛い・苦しいのアプローチ出来るのが、病気に関しては医者だったのです。

記者:当時の悔しい経験があったからこそ、未来は誰も痛い・苦しい思いをしないで済むようにしたい、その思いが医者となって現れてきたのですね!!

何も出来ない悔しさ、家族・友人に対する想いの強さが原点

Q:鯨津さんの夢の発見や出会いの背景には何があったのでしょうか?

鯨津:先ほどの中学時代のサッカーで怪我や熱中症の友達に対して、何も出来ない悔しさがありました。これも家族・友人への想いの強さから来ています。なので、常に「何か出来ることはないか?」を考えます。

記者:ちなみに、家族・友人への想いの強さはどこから来ているのでしょうか?

鯨津:家族や友人とは愛のある関係にあり、満たされてきたからですね。母親は愛の総量が違いますね。僕が何かしたい場合、最初は止めはするけど最終的には後押ししてくれます。父親は優しく、色んなことを受け入れてくれるし、やりたいことはやらないと、と言ってくれますね。

記者:家族・友人から愛を受けてきたからこそ、身近な人たちに対して何も出来ない時に悔しさが出てくるのですね。ところで、鯨津さんは今の日本をどう思いますか?

鯨津:日本は窮屈な部分が多いです。誰かに迷惑をかけないようにを強く感じます。また、多様性がもっと受け入れられる世界をつくるためにも、病院を創る際に色んな人が生きやすい、どんな人でも受け入れられる空気感が必要ですね。そうすることで、生きづらさを解消することも出来ます。ありのままでいさせてくれる、そんなセーフティネットがあれば、安心感になり、心の拠り所にもなりますね。

記者:どんな人であれ、生きやすい世の中にしたい、これに家族・友人に対する想いの強さが加わることで、愛とワクワクに繋がっていくのが観えました。これを具現する為の手段として、医療にエンターテイメントを融合させる、その発想が生まれたのを感じることが出来ました。インタビューをキッカケに鯨津さんにお会い出来て、実に光栄です。本日は貴重なお時間、誠にありがとうございました。

鯨津さん基本情報
ときつ ゆうき Facebook|鯨津 雄貴さん個人ブログ

編集後記

インタビューした、緒方(右中央)、草場(左端)、山口(右端)です。

鯨津さんの話を聴いている中で、「今まで」の医療の概念を根本的にひっくり返す、「今から」の医療が始まるのを描けました。まさしく「令和時代」の医療革命児ここに参上!!ですね。

鯨津さんのような人が医者になれば、ただ病気を治すにとどまらず、人から人へと喜びと感動が連鎖され、日本や社会全体を変えていく、そんな大きな起爆剤になるのを感じ取れます。「Dr.エンターテイナー」という新ジャンルを開拓する鯨津さんのこれからのどんな活躍を見せるのか、実に楽しみですね!!


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