（前回）メディアとスポンサーの新しい関係/スポンサーが好かれてクリエイティブも上がる

本日よりVoicyのいくつかのチャンネルが企業のスポンサーをもって配信することになります。これは私がずっとやりたかった新しいスポンサーモデルに承諾いただいた企業さんです。

Voicyでは、パーソナリティとその配信を心待ちにするファンによってそのチャンネルが成り立っています。そのため、スポンサーとなる企業さんには、短期的なスポンサー利益を求めてコンテンツの中身や表現に口を出すのではなく、ファンを代表する一人として純粋にパーソナリティを支援することを求めています。
そうすれば、ファンもスポンサーのことを好きになるし、パーソナリティも最も良い形でのお返しを考えながら、クリエイティブに力を注げると思っています。新しい声の文化をこれから作っていく中で、すぐ利益になることよりも、より良いもの、より好きになるものを作り上げる事がとても大事だと思っていて、そのためにはこのモデルが必要だと信じています。

このような考えは、費用対効果を１つの広告ごとに計算していたようなスポンサーには不安で仕方ないかもしれませんが、より良いものが生まれて産業が伸びながら、そこへの貢献を感謝される方が結果、より利益になると思います。

まだまだ1000倍大きくなる予定のVoicyとしては、このタイミングでこのスポンサーモデルを提案するか悩みましたが、もうここは攻める！とばかりに導入し、このモデルが世の中で上手くワークするように全力を尽くします。皆さんもここに乗ってきたスポンサーをさすがと思っていただけたら幸いです。

個人のパーソナリティのチャンネルに対するスポンサー

人気の田端さんのチャンネルの４月のスポンサーはエン・ジャパン株式会社が運営するエンゲージという求人サービスです。

スポンサーの話をTwitterに上げた際、いの一番に今回のスポンサーに手を上げてくださいました。そして、こちらからは、パーソナリティ自身が一番良いと思う配信を一切口を出さず応援してほしいこと、広告内容にも発信者に任せて指示しないでほしいことを伝えて、それでもスポンサーになってもらえるかとお聞きしました。

結構びっくりされてましたが、今回初のスポンサーでVoicyのビジョンから説明し、どういう思いで新しいスポンサーとメディアの関係を作ろうとしてるか、パーソナリティとファンのコミュニティに当事者として入るスポンサーがどれだけ素敵か、そしてぜひそこに乗って欲しいと説明しました。

全て話した上で全面的に賛成で乗ってくれました。
Voicyの方針にも全面的に理解くださり、このモデルの初案件になりました。

その上で、こんなメッセージも貰いました。

「『クリエイティブに口出ししない＝パーソナリティーとファンコミュニティーの自由を保持する』ってことなのかもしれませんね。我々は『企業が自社の採用情報を、どんどんリアルに正直に情報発信をしていけば、求人する企業にも、仕事探しをする求職者にとってももっと良い環境ができる』というのを実現したくてやっています。今回の紹介をお願いする我々のサービスが実現したい世界って、田端さんがやられてることに近いと思います。田端さんが実践されてるような、飾らないありのままの自分の情報発信が理想。だから、田端さんの声で、エンゲージを紹介していただけたら嬉しい。できるならば、ですが、「企業よ、どんどん情報発信していこうぜ！」って言ってもらえたら。すっごい嬉しいな、って思ってるんです。」（＊一部緒方の解釈含む）

とても嬉しいメッセージで、こういう企業さんにスポンサーになってもらうのが良いなと思いました。Voicyは営業とかせず、パーソナリティとぴったりになるスポンサーだけを選んでマッチングする形で行こうと思いました。

どんな配信になるか楽しみです

Voicyに賛同してくださったスポンサー

さらに、もう一社もとても嬉しい企業さんがスポンサーとして名乗り出てくれました。
ちょっと前に上場しGreenというサービスやyentaやwevoxというサービスを行う、これまた人材系の株式会社アトラエという会社です。

この担当者さんはとてもVoicyをよく使ってくださっていて、Voicyのサービス自体を応援したいと言ってくださいました。そして、これからの音声の可能性と未来を一緒に見たいし、Voicyの１ユーザーとして、Voicyに馴染む広告の世界も一緒に模索していきたい。と言ってくださいました。感動。

こちらの目指したいスポンサーの形を説明したら、もう一言、大丈夫、乗る！すげー感動。　

おすすめの配信を推薦してほしいとのことだったので、アトラエさんのサービスに合いそうでパーソナリティも喜ぶであろうチャンネルをいくつか提案し、しっかり配信を聞いてくれて、そのうちの５つのチャンネルにスポンサーとして名乗り出てくれました。

チャンネルは下記の５つです

公式ITビジネスニュース

公式経済総合ニュース

#今夜もよく眠れるギークな話 　/　ハルカナ

ベンチャーニュースで言いたい放題　/　ベンチャー支援家K

突撃隣のベンチャー企業　/　K

このスポンサーの方々が、サポートしてよかったと思えるような結果になるように、全力で頑張っていきたいと思います。

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