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CoderDojo末広町@アミュレットを運用してきて

この記事は「CoderDojo Advent Calendar 2023」の12月8日の記事です。

CoderDojo末広町はこの夏よりCoderDojo末広町@アミュレットとしてリランチしました。
私は末広町@アミュレットのチャンピオンであり、それ以前も2019年の夏頃よりコアメンバーとして参加していました。
今回は、私が携わっているCoderDojo末広町@アミュレットのふりかえりをしたいと思います。


CoderDojoとは

CoderDojoとは、7歳から17歳を対象にした参加費無料のプログラミングクラブです。
CoderDojoでは参加する子どもたちをニンジャと呼んでいます。
日本語の道場という響きからは、先生や師匠のような人の教えを期待しがちですが、そのような絶対的な存在はいません。
その代わりメンターと呼ばれる相談役がニンジャたちにアドバイスしたり、一緒に悩んでくれます。
また、各Dojoの代表者はチャンピオンと呼ばれています。その他、会場の準備などを手伝ってくれるボランティアの方もいて、チャンピオンと一緒に運営を行なっています。

詳細は、CoderDojo Japanのページをご覧ください。
https://coderdojo.jp/

末広町Dojoの特徴

末広町のDojoは秋葉原の裏通りであるジャンク通り沿いの会場で、基本的に第4土曜日の午前中に行なっています。
パソコンやパーツショップが多いので、Dojoの最中に足りなかった部品を買いに出かけたり、Dojo帰りにニンジャ家族と行き合うこともあります。

ニンジャは小学生が中心で、多いときで10名程度、最近は5名前後の規模で行なっています。ニンジャの数が少なくても運営やメンターは毎月5名以上はいます。ここにニンジャの保護者も加わるため、比較的大人が多いDojoといえるかもしれません。

Dojoで行う内容は完全にニンジャ任せですが、Scratchが中心です。Minecraftをやるニンジャたちもいますが、レッドストーン回路で何かするといったプログラミングらしいことを選んでくれています。
秋葉原という土地柄、micro:bitやRaspberry Piにも興味を持って欲しいのですが、強制することはぐっと堪えて、メンターが触って発表時間に紹介するという程度に抑えています。

発表タイム

開催時間は2時間で、最後の20分程度は発表の時間に充てています。発表というと嫌がるニンジャもいるのですが、報告や共有をなるべくしてもらっています。
また中間にお菓子タイムを設けています。ただの休憩の意味だけでなく、運営・メンター、ニンジャ、保護者のコミュニケーションの時間です。このお菓子タイムが末広町らしさを作っていると考えています。

お菓子タイム - 夏にはスイカも

人が集まらなかった時代

2019年は小学校プログラミング教育が始まると話題になり注目されていた時期です。それでも私たちのDojoには参加者が少なく、ニンジャ0名となることもありました。
でもニンジャが少ないおかげで、自分たちでScratchのチュートリアルを行ない、Scratchを覚えることができました。少しずつ参加者に増えていったことは、運営・メンターの準備期間として本当にちょうど良かったです。

ニンジャの集まらない時期が続いても、めげないことが大切です。私たちの場合は、小学校でプログラミング授業のサポートをしたり、こども食堂に出向きScratchの体験コーナーを開くことを行なっていました。食事に来た子どもたちが食事を忘れ、パソコンを取り合っていた姿は忘れられません。
Dojoには人は集まりませんでしたが需要の高さを感じることができ、私たちのモチベーションを保ってくれていたと思います。

2019年7月

コロナ禍時代

会場を使わせてもらえない、メンターが集会に参加できない、それぞれ様々な事情があったと思います。コロナ禍で多くのDojoが活動停止してしまいました。

末広町もはじめは隣のDojoと共同でオンライン開催をしていましたが、2020年の7月より現地開催を行うようになりました。おそらく他のDojoに比べてもかなり早い時期だと思われます。
オンラインでの相談が難しい家庭や、パソコンやネットなど整っていない家庭でもプログラミングを学ぶ機会を提供しようという目的でした。
しかし今思い返すと、オンラインではモチベーションの維持が難しかっただけなのかもしれません。
現地開催しているDojoが少なかったせいか、ニンジャは10名程度集まるようになっていました。

2022年12月

そして2023年

コロナ明けと言われる2023年、一斉に動き出した世の中とDojoとの両立が難しい人が出てきました。そして運営やメンター側が少し疲れを感じるようになってきました。
そもそも長期ボランティアとして関わってくれる人は非常に稀です。5年も経つと人の環境は変わります。

長期運営をしていくためには、どうやってモチベーションを保つかだけでなく、バトンタッチのようなことも考えなくてはいけません。
そしてコミュニティを守るためチャンピオン交代という道を選択しました。

メンター側も、毎月新しく参加してくれるメンター希望の方がいらっしゃいます。そして制御系やゲームプログラマーなど、今までの私たちが持っていない背景の人がいます。
プログラミングを学習する機会だけでなく、子どもたちには多様な大人と接する機会を作ってあげたいと考えていますので、色々な人に来てもらえているのは本当に嬉しいです。

私としては引き続きコミュニティに人が集まっている状態を保ち、新しい人が参加しやすい状態を保ちたいと考えています。

2023年6月

メンター・運営ボランティア募集

CoderDojoのサポートをしていただくメンターや、ボランティアを募集しています。
プログラミングのできる方や専門家でなくても構いません。
むしろ子どもや保護者と一緒に考えたり、励ますことができる方を歓迎します。また準備や後片付けの支援だけでも助かります。
活動を支援したいと考えている方や興味のある方は、Connpass参加申込ページをご覧ください。
参加をお待ちしております。

リンク

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