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【無料】新しい土地での仕事の作り方〜沖縄に通って1年9ヶ月で感じる「礼儀」の正体〜

移住や二拠点生活も含めて新しい土地でチャレンジしてみたいと思っている人は多くいらっしゃると思います。特に暖かい土地で新しい生活をしてみたいと思う人は特に多いんじゃ無いかなと思います。
私も、沖縄に通っているとSNSで発信していますが、他の土地とは比にならないくらいの方から「沖縄いいね!」と言われます笑
それほど、沖縄というのは日本人にとって特別な存在なんですね。魅力というか夢というか。
私も、ご縁があって沖縄で仕事を作り出そうと動いています。
「えっ、一年以上通って、まだ仕事作り出せていないの⁈」
と思われた方。沖縄でゼロから仕事を作る難しさをご存知ない方だと言わざるをえません。
皆さんの周りにいませんか?沖縄で起業しよう、創業しようと思って失敗している方。
私もまだ本格的に仕事を作れていませんが、私なりの新しい土地での仕事のはじめるための基本を書きます。そして、この内容は他の土地でも応用できるかもしれません。最後までお付き合いください。


いきなり仕事の話をしない!


できない営業マンは、いきなり仕事の話をしだします。私、こういう営業マン大っ嫌いです笑
とても薄っぺらい印象があります。取材に来る人も同じですね。いきなり質問してくる取材は大っ嫌いです。そんな人は私には来ないでください!
私こういう人達に容赦なく「つまんない人ですね!」って言っちゃいます。人の時間を使って営業させてあげているんだから、ちょっとくらい笑わせてみろよと思うのです。私は、話のきっかけ、講演の最初にその土地との関係性など、なんでもいいから話題を探して、来てくれた方に実は繋がっているんですよ!とやんわりと伝えます。
先週、お邪魔した鹿児島県曽於市では講演の冒頭に「大学の時に、お付き合いしていた女性が大隅半島出身でした。でも、付き合っていると思っていたのは私だけ笑、でも素敵な方だったので、皆さんも素敵な方なんでしょうね!」と、全く意味のない、しかも繋がりがありそうで何もない話、でも、彼女とかプライベートの事を最初に話をすると、来てくれた方は、まず私の話に耳を傾けてくれます。
これ大事なんですよ!
話をきいてもらいたかったら、まず、相手の耳を傾けさせる事なんです。それができずに、何をプレゼンしたって印象には残らないし、眠たくさせるだけです。

新しい土地で仕事をする時も同じです。相手の耳が傾いていないのにいきなり仕事の話をしたってダメね。
相手は、ほぼ怪しんでいますから、まずはプライベートな部分とその地方の接点を話の話題にしないといけません。
相手は「なぜ、こいつ、ここに来たのか?」と思っていることを、あなたはまず認識しなければなりません。

この本は、吉本興業さんが出版しています。
ちなみに私には印税は一円も入ってきません笑
吉本興業の大﨑前会長から依頼されて公民連携を優しく学べる漫画を作るから協力してくれと言われ、後日、取材陣が私の事務所に来ました。
そして、名刺交換から雑談が始まり、気がつけば2時間経っていました。。それで、取材陣は「今日はありがとうございました!楽しかったです。」と言って、事務所を去りました。ほんと驚きましたよ。これで終わりなの?そして、数日後にゲラが出てきたんだけど、マジで、完璧すぎて笑
雑談力って言われるけど、もはや本丸の神隠し的な技でしたね。あのような取材ならまた受けてもいいかなと思います。これも一つの礼儀なんだと思います!

そもそも人脈がない人は信用が少ないということ

当たり前なんですが、「人脈」というのは、自分が人に知られているかどうかの話ですからね。人を知っているだけの人脈詐欺師が私の「まちづくり業界」には蔓延っています。本当に困ったもんです。
人脈がない人、つまり人に知られていないのは単純に信用がないんだと思います。そして、その信用はどうやって構築できるのか?といえば、その人に必要な存在として認知してもらう事、必要な存在とは「あいつと付き合っていたら、自分にプラスになる」と思われる事です。
私もよく講演会で言いますが、本田宗一郎さんが「人に信用してもらいたかったら、その人を儲けさせなさい!」とアドバイスしていた動画をみて、本当にその通りだなあと思ったんです。
毒にも薬にもならないスキルを磨いても、何の役にも立ちませんよとも言えますね。
なので、新しい土地で仕事を作りたいと思うなら、その土地の人達を儲けさせなければ信用されません。自分のビジネスばかりを訴えても誰も協力してくれません。当たり前ですが。
詐欺事件に巻き込まれた事がありますが、警察に相談に言っても「詐欺罪の立件はとても難しい」と言われ、半ば諦めろ!と諭されます笑
そりゃそうですよ、人の金の事件を立件したところで、警察官には何も返って来ませんから!と考えると、日本での詐欺がなくなるどころか増えているのも頷けます。
なので、まずはその地域の人のためになる話をし、行動し、信用が高まり、初めて人脈は生まれるものだと思います。

その土地の歴史とその歴史から生まれている地域性を理解する

沖縄と聞いて、戦争を思い浮かべる人が年々減ってきていると思います。昔になればなるほど、記憶は薄まり、真実が薄れてきます。
沖縄に通い、とても感じたのが、土地に対する沖縄の方々の思いです。やはり、戦争後、アメリカ軍に接収された経験が沖縄県民の心に残っているのでしょう。だから、自分たちの土地に対する思いやこだわりが随所に感じられます。例えば、極端な話からもしれませんが、那覇市内の商業一等地の不動産の床を借りたいと申し出ても、一筋縄では行きません。具体的には、沖縄本島に在住する保証人を2名つけなさいと言われることもあります。全てがそうではありませんが、いくら経済的に余裕があっても、沖縄県の方々からなんの信用も得られていない人がいきなり不動産を借りに行ってもこのような条件が出てきます。
私も、沖縄市に事務所を開設させていただきましたが、不動産オーナーと私の間に第三者が入っています。いわゆる又貸しです。きちんと不動産オーナーさんに面会して、このような契約にさせてもらうことで事務所を解説することができました。
これは、沖縄の不動産に限ったことではないと思います。その土地々々にある歴史を知ること、つまりはリスペクトすることが新しい土地での仕事につながりますし、リスペクト無くしてその土地では何もできないと思います。
めんどくせぇなぁーと思ったあなたは、たぶんその土地では仕事できないと思います!

お行儀の悪い人は受け入れてもらえません。
当たり前の事なんですが、礼儀正しくいきましょう!

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