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【2024年クラシック展望②】牡馬路線の考察(皐月賞とダービー)


参考レースのまとめ

皐月賞

皐月賞ってどんなレース?

小回りで直線が短いけど、根幹距離で行われる。
時計が速い馬場と時計がかかる馬場の2パターンある。
ペースは割と流れやすく、前半3ハロンは34秒台~35秒台になり、前半1000mも1分を切る年がほとんど。
なので上がりの時計が顕著で、重たい馬場だと36秒~37秒台になるくらいタフな展開になる。
軽い馬場だと34秒~35秒台とスピードの持続力が求められる展開。
ペースが流れる割に、割と先行馬に有利な印象。
(4コーナーを5番手以内で通過している馬の好走が目立つ)
血統的には軽い馬場だと主流血統(ディープ×米国型or父ミスプロ系)が好走し、重たい馬場だと父が非サンデー系の馬の好走が目立つ。

重たい馬場のラップタイム平均(過去11年中4年)
12.3 11.2 12.1 11.7 12.1 12.1 12.2 12.2 12.3 12.2
(35.6-36.7:1000m59.4秒)

軽い馬場のラップタイム平均(過去11年中7年)
12.2 10.8 11.8 11.8 12.4 12.1 12.1 11.7 11.5 11.7
(34.8-34.9:1000m59秒)

考察

〇軽い馬場の皐月賞に似たラップタイムの参考レース
デイリー杯2歳S 京都2歳S ホープフルS 弥生賞
〇該当レースで先行して馬券内に入っている馬
ジャンタルマンタル プレリュードシチー サトノシュラーセ
シンエンペラー サンライズジパング コスモキュランダ
シリウスコルト
〇重たい馬場の皐月賞に似たラップタイムの参考レース
該当なし

現時点での評価

◎ジャンタルマンタル 〇シンエンペラー ▲サンライズジパング

日本ダービー

ダービーってどんなレース?

大箱で直線が長い王道コースで行われるレース。主流血統がめっぽう強い。
基本的には道中スローで流れて、残り800mくらいから徐々に早くなっていき、直線スピードの速さを求められる。
馬券内に来る馬は前走皐月賞組がほとんどで、皐月賞で差し届かずの馬がダービーでは好走するイメージ。
またCコース替わりのため、1枠が恵まれやすい。
血統にも偏りが出ていて、圧倒的にディープインパクトやキングカメハメハが有利。
母系はスピードに特化した米国型の馬が良く、サドラーズウェルズの血を内包している馬の好走率は低い。

過去11年のダービーのラップタイム
12.6 10.9 12.1 12.3 12.3 12.2 12.5 12.3 12.0 11.6 11.3 11.8
(35.5-34.7:前半1000m60.2秒)

考察

〇日本ダービーに似たラップタイムの参考レース
京成杯 きさらぎ賞 共同通信杯 スプリングS 若葉S
〇上記のレースで上がり上位の馬(33秒台)
アーバンシック ビザンチンドリーム ウォーターリヒト
ジャスティンミラノ ジャンタルマンタル シックスペンス

現時点での評価

◎ジャスティンミラノ 〇ビザンチンドリーム ▲ジャンタルマンタル ☆アーバンシック

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