ピトフーイ

広瀬大志『毒猫』(ライトバース出版、2023)の鳥。数字はページ
「湿った蔓に覆われたピアノの鍵盤が
夜明け前のまだ水が眠っているうちに
赤腹の和音を鳴らすとき」16
アカハラはウグイでもイモリでもあるけれど、ミミズなどを食べる(落ち葉のある、お菓子のような風景)ツグミのように見える見える鳥(ペンギンも鳥)
「わたしは形を失い
蟻が這い
ムクドリが騒ぎ
ナズナの間から風を探す」19
にわとりが、言うだろう建物は〈おうち〉であるのだ(四角いものに色を塗るクレヨンと、美しい油)。冬になると来る妖怪は、顔とミミズク
「高圧線に鳥の群れが止まり
無数に止まり続けていく」25
アコーディオンを持って、夜の木の絵を描こうと思うのだが、楽器の表面がキラキラきれいである線と、クラリネット。実はハーモニカ
「道化の鳴き声を発しながら
椋鳥の群れが黝く照らすことで」28
アザラシも学校に来るだろう黒板とウニと(食べる果物と)ウミウシ。いろいろな大きさのスプーンも途方に暮れるだろうピラニア
「キビタキが鳴くと
近くの星々が
耳をそばだてるほどの
青いほとり」58
その虫は、ほんとうにいるのでは、ないのです
「一日の間で
奪われた命と生まれた命の数の差を
鳥たちが数え
それぞれの巣に運び終える」61
そうめん、というものを、知らないだろう、そのサカサナマズは、いい。片隅を見るものにドーナツは来る他の、星。怪獣が読みたいマンガ
「人が死んだ場所で百舌鳥は蛙を刺している」112
はやにえアイスクリーム(音楽は、美しくなる)
「十羽の烏の憐れみの鳴き声」113
野球のニュース見るテレビが、これからの魚だろう貝だ。スズメは、行ってしまわないツバメとカルガモ。プテラノドン
「最初の死は
ふくろうの背中が破れている」160
セキレイが、逃げない金属を見ていた。スポーツは、ツバメチドリの一種では、ないだろう(思えたスプーンを曲げる木)

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