見出し画像

塚本邦雄『詩趣酣酣』(北澤圖書出版――「北沢図書出版」とも書く――、1993。帯に「美術展風詞華集」)の最初の章「一琴一鶴」、最初が藤田湘子の「薄冰の流れはじめに鶴の聲」(13ページ)、次に丸山薫の詩「鶴の葬式」(13~14ページ)の引用。それから少し後に丸山薫の詩「鶴」(18ページ)と詩「家」(19ページ)の引用。塚本邦雄は書く「あのみづみづしい羽根も折れ曲り、それをみづから擔いで歩まねばならぬ宿命の鶴」(18ページ)、そして丸山薫について「この詩人の詩が、すべて目には見えぬ透明な絲で繫がれて、ひたすら挫〔ルビ くじ〕かれた志と見果てぬ夢を逐つてゐるのは周知のことだ」(18~19ページ)。ここで私は、村上昭夫『動物哀歌』の最初の詩「鶴」を思う(一部分、もとの本とは漢字が違っている)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?