金魚を見て、パールグラミーを

「」は粟津則雄「知られざるルドンの物語」(「芸術新潮」1989年5月号、特集「ルドンの妖しさ」)から、数字はページ
「「移り動く空のなかの、奇妙な、怪物的な、不思議なものの姿を、指さして教えてくれ」るような人物でもあった。」21
金属が、シーラカンスを見る金属。
「高い足場丸太と並んで「空に不思議なシルエットを浮かび出させている、黙りこくった羊飼たち」。」21
ネギ(という、くだもの、いきもの)を見て、これは宇宙から来たキノコ(と虫)であると言う。たまねぎ
「厚いカーテンのしたや、家の暗い片すみや、」22
飴のようだな、と、トンボがカマキリ映画(怪獣)を見て、思っているスプーン(金属)
「兄のエルネストがひくピアノによって、音楽はいつも家のなかに鳴りわたり、彼の日常生活にしみとおった。」22
クラリネットが、めだかたちがいる水槽であるとき、犬は。
「彼にとって音楽は単なる趣味に留まるものではなかった。」23
ムカデ、というものが、飛んでいるカモメではないかもしれない。そこにイグアナと砂
「まだ字も満足に書けぬうちにデッサンの賞をとったということもあって、」23
ヒトデは、イトマキヒトデ(青いバケツは言った)
「ルドンは或る才能ある建築家のもとに毎日通い、山のように設計図を描いたが、」23
恐竜のようなホチキスを、翼竜のように組み立てた。(紫色の深海のサメが)アニメでパンダを見るのかも
「クラヴォーは「知覚しうる世界の涯で、動物と植物とのあいだの中間的生命を、あの花とも存在とも言いうるもの」を探究していたのだが、」23
肺魚と言って、電気ナマズと言うとしても、そのとき、電気ウナギの写真(緑色)を思い出していた、いつでも犬
「いっしょに顕微鏡をのぞくという経験が、」23
イワシ(イルカだと思った)と、ガラスやフナ(魚)を見る木の棚の上の乾燥したトカゲ。アコーディオンのオーケストラ
「「物の形がふるえおののいて見える」おのれの資質を直覚したルドンにとって、」25
スポーツがテニスとウミウシ(やわらかいゼリー)であるなら、魚を持ってきたカマキリ
「同じ頃彼はコローと会い、「あいまいなもののそばに確かなものを置いてみるんですね」という教えを受けているが、」25
ワニがいるテレビのようなお菓子が、カステラとウニであると、ミミズクという鳥が虫のように言っている。箱のなかのイナゴ
「木炭素描とほとんど変ることのない自在な表現が可能となったのである。」26
恐竜が、イモリになれるだろうケーキ
「生物進化の諸段階を合成したような奇妙な動物が描かれている。」28
アメーバ(うなぎ)が、どのようなネッシーとツバメ(鳥)であるのか、ハト(いい窓)
「磨きに磨いた「黒」はついに色彩をも映し出すに到ったと言ってもよい。」30
カエルという生きものとクラゲというものも、ファンタスティック(うさぎ)
「あらゆる色彩を生かす暗黒としての意識と化したと言ってもよい。」30
UFOや雪の撮影に失敗したとして、そこにペンギンたちがいれば、いいだろう大きなナマズ
「無類の美しさをそなえたさまざまな花と化した。」30
魚(銀色のピラニアを見て、金魚を見て、パールグラミーを)

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