財団法人 日本伝統文化振興財団（発売元）、ビクターエンタテインメント株式会社（販売元）の「日本合唱曲全集」のCDの1枚、西村朗 作品集『まぼろしの薔薇』（1990年、1991年録音、ここにあるのは2005年に発売されたもので、ジャケットは乾燥した花の絵でもあるようだ。1992年に、違うジャケットのCDが発売されていたようで、それを、はっきり見てはいないのだが、薔薇の、少し暗い写真だったようだ）。前田二生 指揮、東京レディース・シンガーズ、新東京室内合唱団（2つのグループが歌っている曲があり、東京レディース・シンガーズだけで歌っている曲がある）、ピアノは長尾博子、藤田篤美（2人で同じ曲でピアノを弾いていたのではなくて、長尾博子が弾いている曲があって、藤田篤美が弾いている曲がある）。15曲（混声合唱組曲「まぼろしの薔薇」5曲、混声合唱組曲「そよぐ幻影」5曲、女声合唱組曲「秘密の花」5曲）が聴けるCDで、作曲は西村朗で、詩は大手拓次。CDのライナーノートの冊子で、小さい字で読む詩も、いいものだ（他の詩集などで、大きい字で読む詩も、いいものだ。いろいろなものが、あるのが、いい）。そして解説を西村朗が書いている。「最も幸運にして、また最も不幸な芸術家であったと言えるだろう。そして、そんな拓次を私は次第に熱愛するようになった。」きれいな音楽だ