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悟りを開く!?10日間の瞑想で得たものとは?part2

自分との戦いを勝ち続ける皆様
こんにちは。

Mr.航海士の小笠原です。

今回は以前に引き続いて10日間の瞑想に行ってきてから得たものをご紹介する記事の第二弾になります。

今回のテーマは

心とあり方

になります。(part1と言葉は異なりますが、こちらの方がしっくり来たので変更しました。)
(注:
・今回は仏教のお話しが少々絡んでくるので苦手な方は読まない方が良いかもしれません。
・本文中の例はそのままではなく、全て意訳になります。)

今回の経緯


私が赴いた瞑想センターでは瞑想を終えた夜、必ず講話の時間が設けられます。
そこでは
仏教的な思想を中心として、

・この瞑想の意味、価値
・どんな成果を得ることができるのか?
・ブッタの生い立ち、歴史
・道徳

などが語られます。

私はその中で、
ある教えに興味を持ちました。

それは道徳についての教えでした。

その内容としては
「道徳は三つで構成されている

・正しい行動
・正しい言葉
・正しい心

では正しいとは一体なんなのか?

講話を私なりに意訳すると「ヒンデゥー教やキリスト教などの他の経典や教義を見ても『他人を害していい』という項目は存在しません。

むしろ利することを成しなさいということを目にします。」

つまり、正しいとは他者に貢献し、害さないこと。
『目の前の人が喜ぶことをする』

ということが言われています。

『目の前の人が喜ぶことをする』

なるほど素晴らしいな

ただここにはもう一つ追加でこのようなことが言われています。

「正しい言葉も、正しい行動も、全て正しい心からやってくる」


ではそれはどういうことか?

その説明にはあるお医者様の例が挙げられていました。

「ある街にとても腕のいい医者がいて、病になると皆がこぞってその病院に行くのでいつも満席でなかなか入れなかった。

だが、ある時、体調不良になりその病院に言ったところ患者が少なくすんなり入れた

興味本位から医者にこのように話しかけた
『先生、いつもは満員なのに、今日はお暇そうですね』

『そうなんですよ、この季節になるといつも流行病でたくさん人が来てくれるのにね、、、暇でしょうがないよ』と

私はこの医者をなんて医者だと思った。
『人がいないならいいことなのに、人に病気になって欲しいなんて!』

このように行いとしてはお医者様として正しいことをしていたとしても、心がそれに伴っていなければなりません。」

とのことでした。

この話から私が考えたこと

この話を聞いた時、私は「確かにそうだな」と思いました。

どんなに人のための仕事に見えても、心がなければそれは高潔とは言えないと。

同時に私は疑問を持ちました。

ここでは「心」と「あり方」は混同されているけど厳密には違うのではないか?と

私なりの定義では

『心=その時の感情などのこと
様々な刺激によって変動するものであり、一定ではないもの。
今に重点をおいた概念』

『あり方=自身の存在の定義のこと
こうありたい、こうなりたいという自己存在に対する思想のこと。
今と未来に跨る概念』

なので人間を例にして言い換えれば
心は平衡感覚。
今の自分がバランスを失っていないか?不安定ではないか?
安定しているか?この質問の答えが
が現れるもの。

あり方は
どんな人間でありたいか?どう見られたいか?
どんな日々を送っていたいか?
それを指針に歩く方向が定まるものであり、
現在と将来の自分を結ぶもの。

なのではないかと。

じゃあそれがなんの役に立つの?

個人的には役に立つと考えています。

どんな?

例えば
とても落ち込みやすい男性がいたとしましょう。
そしてその方は同時に優しい人でもあります。

その人は電車の中でお年寄りに席を譲ろうと立ち上がりましたが
お年寄りは
「そんな年寄り扱いをしないでくれ」

と断ったとします。

男性はこの時、ひどく落ち込みます。
そしてこう思います。
「自分が余計なことをしたから、このおばあさんの気分を害してしまった。本当に申し訳ない、、、」

その後もそのことを引きずってしまい、彼は1日ミスを連発しました。

これがパターン1だとしましょう。

次はパターンでもこの男性の気質は変わりません。
ですが心とあり方の概念を理解しているとしましょう。

お年寄りが
「そんな年寄り扱いをしないでくれ」
と断りました。

すると男性は落ち込みました。
がすぐに立ち直りました。

それは男性があることを決めていたからです。

あり方です。

彼は「人に優しくする、困っている人を助ける」というあり方をすると決めていました。
なので、確かに気落ちはしましたが、自分で決めたことであり、自分のあり方に嘘をつかなかったので失敗しても「自分は正しいことをした」と自信が持てるため、すぐに立ち直りました。

そしてその日の仕事も順調に遂行することができました。

これがパターン2となります。
(あり方が長期に渡って効果があるものであるという例は適切なものが浮かびませんでした。
疑問のある方はコメントいただければお伝えいたします。)

と、少々遠回しな例になりましたが

あり方は、自身の判断のによる結果が望ましくない場合の後悔を最小化します。
また、うまく行った時は「やはりこれでよかった」と自己肯定感を増すことができます。
それにより、心のダメージを減らしたり、バランスを乱さない考え方にもなります。

自分の迷った時の行動指針。
ここでは

「人に優しくする、困っている人を助ける」

でしたが

あなたはどんなあり方をしますか?

PS:
今日の友人とのやりとりで、私の中の区別が
心、あり方、スタンス
の3つに区別されました。

また機会があれば更新していこうかと思います。

引き続きよろしくお願いいたします。

ここでいただいたモノは全て僕の冒険に使います。