見出し画像

1月~3月のアート&舞台感想

あまり更新できていないのですが、ここ最近行った美術館や舞台の感想です。

「第22回岡本太郎現代芸術賞展」2019年2月15日~4月14日

毎年楽しみにしている川崎の「岡本太郎美術館」で開催される現代アートの登竜門「岡本太郎賞」を取られた方々の展示です。新しい表現をまとめてドーンと体感できるので好き。作品に込められた作家さんの言葉を読みながら、ひとつひとつ作品の意味を確かめていきます。毎年パンフの文字が小さくて、「読めない~!」となっていくので(老眼)、次回はメガネ持参でいきます…。

画像1

これだけの手間のかかることをやりこんでしまう作家さんの熱意に「芸術は爆発だあ」とパワーをいただける展示ばかり。大賞の方の作品は、自分の壁を越えていく勇気と力を感じました。

「六本木クロッシング2019展 つないでみる」

六本木ヒルズの森美術館は、最先端の現代アートを集めてくれるので、よく観にいきます。説明を読みながら作家さんの表現したいことを推理して、作品と対話する時間が好きです。しかしながら説明が難しい(意識が高い?)ので、全てを自分の中で理解できないことも多いです。
去年、同会場で「カタストロフと美術のちから展」も観たのですが「カタストルフ」の意味がわからず、会場へいくまで「カストロ大統領と関係があるのかな?革命的なアートとかそういう意味?」とよく分からないまま、会場へいってみて「あ~~~」という感じです(笑)。単なるアホです。すみません。


画像2

猫ちゃんオリンピックになごむ。
「マイケルジャクソンのムーンウォークと月面着陸と前○社長」を掛け合わせたアートは、皮肉っぽいメッセージに笑いました。
静かな「目」の作品。どうやってあの黒い波を作ったんだろう?そのメッセージも知りたかったです。
「日本の震災と日本語世代の台湾の人」の関連性を掛け合わせたビデオ作品にも、しみじみとした人間の力強さを感じました。

「パリのアメリカ人」(劇団四季)

登場人物が多くて、ストーリーを追うのが大変(汗)という、単細胞の私にはダンスシーンの素晴らしさだけでお腹いっぱいという作品でした。「リズ(美人ダンサー)」に恋する男3人「ジュリー(絵描き)」「アダム(音楽家)」「アンリ(金持ち)」の話なんだけど、絵描きのジュリーが踊りが上手いので「えーと、この人はダンサーだったっけ?」と混乱している自分。

画像3

色んなスタイルのダンスが見れて楽しいのだけど、心の中でストーリーを整頓しているので、「ヒロインは、なんでアンリ(金持ちのボンボン)を結婚相手に選ばないんじゃ~!」という疑問で頭がいっぱい。
「その場の恋に流されちゃダメよお嬢さん。大事なのは生活費!」
と、現実世界の世知辛い思いでいっぱいになるのでした。
「ここに『クレイジーフォーユー』のボビーを投入したら、この物語はどうなるんだろう?金持ちでユーモアあって劇場持ってるボビーが最強じゃないか?ダンスもうまいし」
煩悩と戦う2時間でした(笑)。