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HSP(超敏感な人)漫画の参考文献

HSP漫画にて製作のときに参考文献にさせていただいた本を記録しておきます。

「敏感すぎる自分に困っています」(宝島社)長沼睦雄・著
「敏感すぎる自分を好きになれる本」(青春出版社) 長沼睦雄・著
「敏感すぎて生きづらい人の明日からがラクになれる本」(永岡書店)長沼睦雄・著

長沼先生の本はわかりやすく、HSPに対するやさしい眼差しの文章で書かれています。「もしかしたら私はHSPかも?もう少し詳しく知りたい」という方に向けての入門書としてもオススメです。
HSPのスピリチュアルな体験談も少し入っています。

「気がつきすぎて疲れるが驚くほどなくなる繊細さんの本」(飛鳥新社)武田友紀・著

日本で数少ないHSP専門のカウンセラーさんの書いた本。自身もHSPの著者が、自身の経験も踏まえあらゆる場面での「対処法」が書かれています。HSPが、なぜそう「感じてしまう」のか詳しく説明してあり、重要な部分にはマーカーがしてあるので、ポイントが押さえやすいです。表紙や中のデザイン&イラストも繊細で好きです。

「敏感すぎる自分の処方箋」(ナツメ社) 保坂隆・著

精神科医がHSPの生き方への対応法を書いた本です。内容を箇条書きや図解で解説してあり「こうだからこう」と字を追って理解しやすいです。
また特徴や対処法ごとにまとめられ、見つけやすいデザインで構成されているので、再読するときに助かります。
文章だけでなく章の間に漫画も挟んであるのでリズム良く楽しく読めました。「飲み会の断り方」から「呼吸法」「ほめほめノート」など具体的アドバイスも多いです。

「敏感すぎて困っている自分の対処法」(きこ書房)苑田純子・著

表紙がインパクトあってパッと目に入りました。「電磁波」や「超常現象」などのスピリチュアルな体験談もありますが、HSPの生きづらさがありありと感じられます。間に漫画も挟まれていて、わかりやすく解説してくれます。

「敏感にもほどがある」(きこ書房)高橋敦・著

HSPである漫画家さんが自身の経験を漫画にして、HSPについて面白くわかりやすく描いてあります。漫画なのでさらっと読みやすいのが嬉しいところ!
「エナジーヴァンパイア」の話は「そういう人種の人のことをそう呼ぶんだな」と知り、「ああ、いますいます」と納得しました。HSPはエナジーヴァンパイアに注意せねば~とその存在に気づかせてくれた本です。

「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)イルセ・サン・著 

この本に出てくるHSPさんのセリフが、「これ私が言ったの!?」と錯覚するくらい自分の心の考えていることと同じでビックリでした。HSPが「水と相性が良い」と解説していたのもこの本です。海外のHSPさんの体験談が多数読めます。自分だけでなく、世界中にHSPがいるという地球規模の安堵感(!?)を感じました。

「敏感すぎる人の仕事の不安がなくなる本」(秀和システム)みさきじゅり・著

HSP専門のキャリアカウンセリングをされている方が書かれている本です。HSPが働きやすくなるための労働環境の整え方について詳しいです。会社で働くHSPさんには「これ納得!」の部分も多いと思います。
またHSPが他の精神的な病気と似ていて違う部分の詳しい解説があります。都内でカウンセリングも受け付けているようですので、相談してみるのもありですね!

「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」(SB文庫)エレイン・N・アーロン著

HSPを提唱した心理学者アーロン氏の著書ですので、HSPのことが最も深く細かく書かれています。ユングやフロイトなどの心理学の話もあって少々難しいですが、子どものころのトラウマとHSPの関係について詳しく書かれていました。HSPの原書ですので他のHSP本の原液みたいな感じ!? 他の本はこの本をもとに味やカラーをつけて読みやすく(飲みやすく!?)工夫されているのだなと思いました。

「内向型人間のすごい力」(講談社)スーザン・ケイン著

弁護士からライターに転身したアメリカ人の方が書かれた本です。内向型な方の生まれつき特性から、HSPを提唱したアーロン博士との研究とつなげた話、内向型人間の内なる力について詳しく書いてあります(ちょっと学術的な話も多く難しいです)。アメリカでは日本以上に「外交的」な人物(アメフトのスター選手やチアリーダー)が注目されるので内向型の人は大変という話が書かれており、まだ日本(アジア地域)では楽に生きられるほうなんだなと知りました。
内向型人間のすぐれている面について書かれてあるので、自分の良いところを再確認したり、「弱い」を「繊細」と良い表現に言い換える思考の転換になる本です。

「ヒトはいじめをやめられない」(小学館新書)中野信子・著

HSPの本ではないですが、どうして「変わり者」がイジメられてしまうのかという人の心理がわかりやすく読めました。HSPは全体の20%とマイノリティなので、イジメの対象になりやすいとも言えます。
その他にも集団心理や単純に流されてしまう人間の心理を知り「私も自分で判断している気になっているだけで、時代や周囲の雰囲気に流されているんだな」と気がつくも「どうしようもないんだろうなw」と思ってしまいました。だって、人間だもの…。

「HSPと発達障害」(廣済堂出版)高田明和・著

空気を読みすぎて生きづらいHSPと空気が読めなくて生きづらい発達障害。「5感に敏感」「人間関係が苦手」などHSPと発達障害には似たところがいくつかありますが、現れる生きづらさが似ていても、原因となるところが違い対処法も違うとか。またグレーゾーンの人もいてお医者様にも判断が難しいらしい。それについて、わかりやすく解説されています。

*図書館で借りた本で記録していないものもあるのですが、また他の本も読んだら追記したいと思います。