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山の中 真夜中の虹


深くゆっくりとした曲なので山の中と位置付けました。

この歌が今、一番好きな曲で歌詞も短いので、歌詞について聞いた印象を全て書いていきたいと思います

p.s なんか好きすぎて気軽にかけないなと昨日躊躇していたけど今日書いてみたら結構すらすらでてきたなぁ。今回はあえて文のみで勝負したいので絵などは無しでいきます。


曇り空目覚めて

 行くあてのない未来を示しているような。

ビルの谷間で泳ぐ

 商店街の今の状況。さまよっている風景が浮かぶ。

砂時計みたいな運命

 廃れていく様を時間が経つごとに感じている様子。

ピエロの履歴書

 取り繕うような人々しか面接にこない様を表している。


夜になればわかる

 昼間は働いているので、働いてない時の様子から

誰もイかれてないと

 昼間はイかれていると思うほどにひどい状況なのかもしれない

言葉の数は多く

 口喧嘩でもしているような感じをうける

心は虚しい

 腹が立つとかではなく虚しいのがどうしようもなさを表している

何度も

 苦しい思いが深くあるという思い

叫びたくて苦し紛れ

 叫びたくなるほど苦し紛れの策しかできない状況

夢をただ傷つけた

 夢に向かっていきたいのだが、全然進まない思い

売れない絵を手放さないで

 昔から売っている商店街の商品の事を指していると思われる

一人待つ虹を

 孤独に希望を見出そうとしている様を表している

 この歌詞が最初の頭文字だけ最後と繋げてあるのがとてもいい。正直最初聞いたときは読解しにくいのだが、言葉を吐き出しにくい思いが伝わってくる手法だと感心した。

白と黒の間

 朝と夜を表していそう

過去と未来の狭間

 現在の事を指していると思われる

夕暮れに繋がれた

 街が廃れていく様

街が逃げ出した

 夜になっていく様の比喩になる。終わる様子


いつまでも

 何年間も続いている様を表してそう

さけびたくて苦し紛れ

 叫びたいくらい苦し紛れの策しかできない様

夢をただ傷つけた

 夢と程遠い現状を表している

いつまでも掠れない地図を

 方針を見失わないでいてほしいという願い

真夜中の虹を

 この八方ふさがりの状況でも希望を見出してほしいとの思い


裸のままで生きてく

 着飾らない素で対応する様

この街が好きだ

 商店街の事を指している。

愛に埋もれて

 埋もれてという表現が素晴らしい。

変わらないで

 本当に好きな感情をうける。


昨夜みたあれが幻でも構わないよ

 商店街が再繁盛している様なのかもしれない

また朝を待つ

 ここで虹を待つのではなく朝を待つの表現が

錆になるだけ

 錆というのは一緒にボロボロになっていく様に思える。


これだけ深い歌詞を書けるパノラマパナマタウンに期待せずにはいられないと思いました。

正直、この歌詞とか分かる人には分かるけど、公務員とか会社員とかで働く人には分かりにくいかもしれない。

正直自分は痛いほどなんかこの気持ちがよく分かる。(分かった気になっているだけかもしれないが)

自分の実家は20年くらい喫茶店を経営しており。父親が45歳から始め、自分も13年間携わってきました。最初の頃(自分が小学生~高校生)は経営は上手くいっていましたが、とても忙しいお店を見て、絶対自分はこんな店で働きたくないと思っていました。

自分が20歳になってからやる事もなかったのでしぶしぶ働き、ただすごく大変なお店で働くのは嫌だなぁとしか思えなかった。

それが25歳くらいになった時に税理士さんや経営アドバイザーの元、経営を良くしようと、今までの人情よりも数字を元に経営を変更した結果、経営不振に陥る始末に。

そんな状況のなか経営を良くするには一回しゃがまないとジャンプできないと言われ変える事もできないまま、貯金だけが何百万も砂時計の様に減っていく日々。

口喧嘩ばかりの日々が続く。

貯金も底を着きそうな状況の中、経理をしていた経営方針を変えようという父親と、人情を大切にする母さんの2人の間を取り持つ日々。

自分の実際の行動もホール、フード、ドリンク、テイクアウト商品、販売促進と1つでもできれば重宝される所を5つもこなさないといけなくなっていた。

それくらいスキルを上げれるようになった時に、もう貯金が底を着きて従業員に給料を払う事ができない状態の寸前にまで陥る。

もう店を畳むか。従業員を切るか。

何故かその頃には、もう店なんてどうなってもいいなんて思わなくなっていた。

少しでも改善できる事があれば嫌われてでも実行していた。

自分は頼りにされていると分かっている上で喧嘩のたびに「首にしてくれ」なんてしょっちゅう。

従業員を切るくらいなら、俺を切ってくれ。俺はゴルフで教えて食っていきたいからと。

なんか思ってもいない事を口にしていた気がする。

ただ俺は給料がどんな安くても大変でタダ働きが多くてもこの愛情に溢れた店で働きたかっただけなんだが・・・。

それでも親父が自分が辞めたら店を畳むと言い出した為に最後の策にでる。


この後は。また次の機会に書いていこう。


 

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