まず8050問題を考えてみよう

最近話題となっている小学生を狙って自殺したあの事件の話題です。
昨晩はOGAWAの中でも話題となりました。「児童を守るために」という観点から「待合場所を個室にしたらどうか」という意見もありましたが、私はこれについては反対です。物理的な防御を施しても攻撃する人は殺害が目的なわけですからその防御を破壊してでも危害を加えることを考えることが予想されます。秋葉原の事例のようにトラックでつっこんだりしたらさらに危害が大きくなります。ですので危害を小さくするためには攻撃者のストレスをあおることのないよう刺激しないようにすることが最優先です。

犯人である攻撃者は51才だそうです。51年も生きれたのであれば「世の中に攻撃してもいいことはない」と百も承知だと思われます。それでもあえて殺害目的に攻撃を加えるようになったからには何か原因があるはずです。その原因を突き詰めて『「再発を防止」すること』を考えるのが効率的だと思います。

事件を見ていると親族に対して攻撃的な姿勢を示していたことがわかりました。

私はこの事件がきっかけで「8050問題」というのがあるということを知りました。

そもそも「ひきこもり」とは何なのでしょう

厚労省HPによると「ひきこもり」というのは「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」だと定義しています。

この定義を見て考えさせられたのは自分の子のことです。
私の18才になる長男は厚労省のいうこの定義だと「ひきこもり」にあてはまってしまいます。

事件になっている記事を見ると

”岩崎容疑者について、おじとおばとの会話はなく、長期間仕事に就いておらず、「ひきこもり傾向にある」と相談を受けた市は、手紙でのやりとりを助言。1月におじらが手紙を置いたところ、おばに口頭で「自分のことはちゃんとやっている。食事も洗濯も自分でやっているのに、ひきこもりとは何だ」などと答えたという。小遣いや食事を受け取る程度の接触はあった。


うちの息子は部屋に「引きこもり」ながらゲームをしつつ、ゲームを通じてコミュニケーションをはかり、マネタイズ(収益化)はちゃんとできているわけです。引きこもっているように見えているからといって何も考えていないわけではないし、外に出ないからといって仕事をしていないわけではない、ということです。

この事件の容疑者は「引きこもりとは何だ」と反発表現があったわけで、これをちゃんと汲んであげるべきだったのではないでしょうか。うちの子に関して言えばその表現力すら家族に対してありません。自分だったらもっと表現力を引き出すために「お金は稼げているのか」と聞いたと思います。

労働環境(働き方)と学歴社会(教育)は今後劇的に変化してしまうので、この変化に親世代がついていけないと理解してもらえない子供の負担は大きなものとなってきてしまいます。

どうか今後の「8050問題」の課題にしていただけたらと思います。


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