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リブラへの期待

昨晩、米国の公聴会でリブラについて意見聴取が行われました。昨晩、フェイスブックが2020年のサービス開始を計画するデジタル通貨「リブラ」についての公聴会が米上院銀行委員会で開かれました。

報道によると、出席したフェイスブックの担当幹部は、各国政府と協調し消費者保護や金融システムへの影響に配慮するという姿勢を示したとのことです。スイス当局がサービスの監督を担い、米国など他国の規制にも従う意向を示したとのことです。

我が国の財務省も、12日に金融庁や日銀と「リブラ」に関する連絡会を設置したと報じられています。今後は米国同様、マネーロンダリング(資金洗浄)対策などのさまざまな論点について議論されることが想定されます。

私見はリブラはドルに変わる世界的な基軸通貨として発展していく期待をもって見ています。たしかにマネロン対策など慎重に進めねばならない部分はあるので今後行われる会合での議論には注目したいと思います。

ごもっともでございます。どこかの国が始めれば格国に導入されていくことは予想されることでしょう。

通貨発行権を持つ国家は紙幣を印刷すれば借金を返せるため、財政赤字で国は破綻しないとする詭弁とも思えるMMTなる理論があります。自国通貨発行権を保有する政府は物価上昇率が過度に高まらない限り積極的な財政支出を重視する理論なわけです。

この理論の提唱者のケルトン教授が来日し、話した内容も話題になっています。女性なんですね。

ケルトン教授は日本の経済政策に関し、「日本がMMTを実践していると述べたことはない」としたものの、「財政赤字が金利上昇をもたらさないことや、量的緩和が急激な物価上昇をもたらさないことなど、MMTが正しい点を世界に証明した」としています。よりMMTと整合的な形で「財政支出を拡大していれば、今よりも高い経済成長率を達成していた」といっています。

すごいことを考えて理路整然と理論として提唱してしまうところがまたすごいです。

リブラが世界的な基軸通貨として運用されることになればこの考えは通用しなくなると思います。

本日からフランスで開催される先進7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議でも主要議題となりそうなので動向に注目したいと思います。

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