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ラスト振り返り〜三十路〜

大人の階段のーぼる~♪
僕はもう~♪
シンデレラを養ってもおかしくない年齢に差し掛かりました。

大晦日こんばんは小川ハルです。

スライディング2023年振り返りということで、細かく見ていくと10万文字くらいになってしまいそうなので、それは配信でやろうかな!

ここでは30祭(バースデーライブ)の時にもお話したことを、改めて少し詳しく振り返って、文字として残しておきたいと思います。


さて、30歳になった小川ハルは、10年近く彷徨ってきた、鬱屈としたトンネルの出口をようやく見つけたような心境でおります。

まあ、不幸自慢というひねくれた言葉もありますし、こういう話は歓迎されないかもしれませんが、胸張って「俺もめっちゃ病んでたよ💪(パワー!!)」と言えるくらいにはしっかりと病み病み経験をさせてもらいました。

他人(ひと)の辛かった話って、だからあまり聞くことができないじゃないですか?
失敗談とか苦手なこととかもそうですけど、他人のネガティヴな側面を知って初めて、自分だけじゃなかったんだ~っていう安心感を得ることができると思うんです。

手を引っ張られるより、背中を押してもらった方が頑張れませんか?


人生の最も難しい点は、
幸せやゴールが「辿り着くまでそこに在ることを知ることができない」ことだと思い至っています。

1週間ほど前についに三十路のターンを迎えましたが、マジで本当に、自分に30歳という年齢が訪れることは、信じられなかったんです。
びっくり~という意味ではなく、文字通り、信じることができなかった。自分には、到底無理だと思ってました。「それなりにまともに社会人として生活する」ことのハードル、めっちゃ高くない???

就活失敗して命を絶つ、
そんなニュースを聞くとさ、
「そんなの何年もかければいっっっっっっくらでも巻き返せるじゃんか!!!!」
と思うのよ。

でも、学校っていうコミュニティってほんと狂っててさ、あんな狭くて小さいコミュニティを「世界の全て」だと思い込んじゃってるのよ。僕もそうだった。受験に落ちる恐怖と羞恥心。授業中に間違った答え言ったら人生終わりだと思ってたもの。嘘じゃないよ。

ちなみに、僕が同じ道を辿らずに済んだのって、音楽をやっていて、学校以外のコミュニティがあったからだと思うの。あと、本当に未熟だった僕とずっと友達やってくれてる親友の存在ね。そいつには頭が上がらなすぎて、スマホの画面見れずにLINEしてるよ。これは嘘だよ。


「はじまり」という、僕のオリジナル曲の歌詞でね

知りたい
僕が描く軌道を
希望が放つ光を
黄昏に何を思うのか知りたい、知りたい

小川ハル「はじまり」

という部分があるんだけど、

僕が40になって50になって60になってそして最期死ぬ時に何を思うんだろうか?それを知りたい、と純粋に思うんです。
それまで、できるだけ、命をとっておきたいと思ったんです。

平井堅さんの「ノンフィクション」には

惰性で見てたテレビ消すみたいに
生きることを時々辞めたくなる

平井堅「ノンフィクション」

とあります。

これも、頭取れそうなほど頷いてしまうんですが、
惰性でもいいから、消さない。
なんて自分って恥ずかしいんだろう、を、受け止めること。
(誰かと一緒に受け止められたらいいよね)
(その役目を僕ができたらいいなと思うよ)

周りと比べて、自分はできないことが多くて、毎日情けない気持ちが拭えません。
でも、一年前の自分や、もっと昔の自分と比べたら、とんでもなく成長しています。
誰も褒めてくれなくても、自分で褒めてやろう!
いや、僕が褒めるから、教えて!!
今年できるようになったこと、教えて!!


話は戻りますが、
トンネルの出口かもしれない!とはっきり自覚したキッカケが今年のICHI FESだったんですよね。
あの日は、天国にいるような気分でした。

それには大きく分けて二つの理由があったように思います。

一つは、ホストバンドとして各出演者のサポートをさせてもらう中で、憧れだったミオンちゃんのサポートを務めさせてもらったこと。
何年も前に鬼リピしてお風呂で歌ってた「Call」を、あの素敵な舞台で一緒に演奏できるとは。嬉しかったし、大きな自信になりました。

もう一つは、社会をもっと良くしたいという思いを持った人たちと出会えたこと。

僕もハタチそこそこまでは熱量を持っていたのですが、大学を出てから、社会問題に関心を持っている人となかなか出会えず、むしろ話題として歓迎されないことも感じ、静かに横たわる絶望と共に、その火は消えかけていました。

「思いやり」「助け合い」「共感」「共生」「想像」「平等」「愛」
そういったものを大切に考えている人たちの存在を知れたこと。出会えたこと。
同志が身近にいたんだ!いるんだ!という希望を持てたこと。
皆で炭を囲んだ時は、孤独から解放された気がして泣けるほど嬉しかったなぁ。

そしてダメ押し(?)の30祭。
僕の歌声に訪れたブレイクスルー。


「30にもなって」の枕詞で厳しい評価をされることも増えるでしょう。
ちょっと前までは、楽しみしかない!とか抜かしてましたが、2024年を迎える僕の心のうちは全然プレッシャーしかないです全然。全然サンドウィッチ。
でも、それを頑張って頬張ります。消化します。
消化するための策も練ってます。


健全なメンタルで生活を送れていたら、生きること死ぬことについて日常的に考えることは無いと思いますが、かく言う自分も鬼忙しい時は無我夢中で作業してるから逆に大丈夫なんですが()、
僕の根っこにあるものって、やっぱりそこなんですよね。

社会のメインストリームで生きられないモヤモヤを、共有しながら、それでも負けずに信念持って食らいついて行こうじゃないのよ。新年だけにね。ほら、こうやっておっさんになっていくんだよ。見とけよZ世代。

おっさんでいうと、素敵なおっさんになるのがかねてからの夢なんです。

すでに周りには素敵なおっさん達がいて、彼らのように、大きな器と尖った趣味と積み上げられた技術でもって、周りの人を笑顔にできたらいいなぁと思います。


自分じゃどうにもできないこととか
ずっと背負っていかなきゃいけないこととか
みんなあると思うけど、
どんな向かい風だろうと
くたばらずに幸せになってやりましょうね!!

約束。


2023.12.31

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