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DECO MUSIC SCHOOLは、東京都立川市に校舎を構える、マルチな音楽スクールです。
同じく立川にはDECO DANCE SCHOOLも開校していて、さらに吉祥寺にはZIGZAG MUSIC SCHOOLも開校しました。

講師のお仕事、声をかけて頂いた時は、講師として誰かの前に立つなんて、まるで自信はありませんでした。でも、僕は多摩地域イチの小心者。誰かの誘いや声かけに自ら流されにいくことでしか現在地を更新できない人間だということを知っていました。じゃあやるしかないだろう。
人生何度目かの清水舞台飛降イベントで急発進した「先生でした。」

初めの頃は緊張で死にそうでしたが、回を重ねるごと、徐々に教えることが楽しくなってきました。自分のような人間でも、これまで得てきた知識や経験が、誰かの役に立つということに、大変勇気づけられました。実際に価値を生んでいるということに、音楽家として人として、自信を持つことができました。
スクールの開校と同時に所属し、今まで約3年間。立川が小川ハルのアナザースカイに名乗りを上げたのは言うまでもないでしょう。

生徒さんと年単位の付き合いになると、最初は鍵盤のドの場所もわからなかったのに、今では自力で作曲できるようになっていたり、スタート地点がずいぶん遠くに見えることに、しみじみと温かい気持ちになります。
生徒さんも成長してくれましたし、その隣で僕も成長させて頂きました。

3年前は音楽のお仕事が十分ではなく、時間的な余裕がありました。実家(立川に近い)に住んでいたことも便利でした。しかし、だんだんとお仕事が増えていく中で、講師のお仕事との両立が難しくなってきました。

僕はやはり「ものづくり」の現場にいたいですし、僕に声をかけてくれる仲間の役にもっともっと立ちたいと思っています。普通にやりたいこともありますし(ドラムとかダンスとか)。休息も必要、遊びに行くことも必要。
心身が健康であることはいい仕事をするための基礎。今年で30歳なので、疲れや体のことも真面目に考えるようになりました。
そう、30代は僕にとって非常に思い入れの強い年代なのです。まだまだ自分自身に全然合格点をあげられないので、自分で納得できる自分になれるよう、30代はマジでやる。マジで人生をやりたいと思っています。

…といった経緯がありまして、講師というお仕事からは一旦離れることに決め、5月いっぱいでDECO MUSIC SCHOOLを退職いたしました。
おかげさまで非常に充実した「先生でした!」

今後とも、小川ハルを宜しくお願い致します。


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