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【症状編】弱々胃腸に苦しむみなさまに届いてほしい記事。

これは自律神経失調症とPMS (月経前症候群)を患う私の過去と現在を記したものです。原因不明と言われ続けたお先真っ暗状態から、ようやく取り戻しつつある健康に感謝しつつ、負の遺産ともいえる経験が誰かのお役に立てればと思い更新しています。

KeyWord
自律神経失調症/胃腸炎/過敏性超症候群/気象病/PMS(月経前症候群)/PDSS(月経前不快気分障害)/卵巣嚢腫/子宮内膜症

連日過去の振り返りに力を入れていましたが、エピソードがありすぎてなかなか具体的な方法までたどり着かない...ので、今日は慢性的な胃腸炎から脱却するために実際に私が取り組んだことについて記載させていただきます。一生治らないと思っていましたが、半年ほどでほぼ完治!お腹弱々系の方々のヒントになればとても嬉しいです。

月の半分は胃腸炎。

月に1〜2度のペースで起きていた絶食を伴う胃腸炎。2018年9月の卵巣嚢腫の手術後、自律神経が狂ってからは月の半分は腹痛、下痢、胃痛に襲われるようになりました。西洋系の病院ではどこにいっても原因不明と言われ続け、食事もままならず絶食が続き、寝つきも悪く、入眠剤に頼る日々。お先真っ暗状態でした。

記録のススメ。

一生このままなのかな。もう美味しいご飯も食べられない。なんのために生きてるんだろ・・・と闇に迷い込んでいた時、知人の紹介で初めてかかった漢方専門医で自律神経失調症と診断されたのでした。ベッドに横たわりながら、ぼんやした頭で自律神経専門の整体を検索。すると、似たような症状が改善されたという口コミを発見。整体にしては少し高いと思いつつ、もう治るならなんでもいいやと思いよろよろになりながら通院。そこで先生に進められたのが、食事の記録を残すことでした。食べ物によって胃腸が反応する人もいるそうで、帰宅早々自分なりに作ってみました。

見える、見える見える!!

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女性系アプリで胃腸炎、不眠、気落ちなど気になる症状については記録する癖はついていました。経験値から月の満ち欠けと不調も連動しているかもしれないと予測。記録することでしか正しい分析はできません。色々考えた挙げ句、こんな表になりました。

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実際の表です。ちょこちょこ汚い音葉もありお目汚し申し訳ございません。

とにかく必死だったので、手がかりになりそうな項目を盛り込みました。ここまでしなくとも、胃腸に症状が出たときに最近の食事内容を思い出して記録するだけでも効果的。続かなければ意味がない!です。携帯にスプレッドシートアプリをダウンロードしていたので、寝る前にコツコツ記入していました。集中的に記入したのは2018年11月〜2019年3月の5ヶ月間。だいたいNG食材が把握できたことと体調も回復してきたので、現在記録は女性系アプリで気になる症状が出た時だけ記録しています。

表にすることで、これまで見えなかったことが見えるようになりました。少し補足させていただくと・・・

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黄緑色=身体に出た症状
黄色=NG食材と思われる食事内容
紫色=気分的落ち込み

色分けすることで視覚的にも分かりやすくなりました。一目瞭然!甘いお菓子と小麦粉でお腹に影響が...ショックだったのは消化に良いと思っていたリンゴやバナナも思いっきり胃腸に反応が出ています...あとは、野菜を食べ過ぎると胃痛になることがわかったり、乳酸菌系、納豆、半熟卵もNGでした。慣れてきた頃には胃腸に反応が出た食材について、少し日にちを置いてもう一度食べてみる→反応が出ればNG確定。というように特定していきました。あとは反応が出た食材についてどのくらいの量で反応がでるか分析してみたり。リンゴは半個→胃痛、4分の1=OKということもわかりました。胃腸の不調だけでなく、何かしら不調を抱えている方はどのような状況で症状が出るか、記録すると原因が見えてくるかもしれません。

キーワードは高FODMAP&糖化。

 胃腸炎について整体の先生からFODMAP糖化というキーワードをいただき、照らし合わせると当てはまることの多さにびっくり。糖化は「体のコゲ」と呼ばれています。余分な糖質が体内のタンパク質と結びついて、細胞などを劣化させる現象で、糖化によってつくられるAGE(糖化最終生成物)は内臓をはじめとする体内組織に作用して、多くの病気の原因となることが知られています。砂糖×小麦粉はNG!と先生に釘を打たれました。思い返せば激務時代、小腹が空いたら菓子パンをよく食べていました。大好きな甘いものが食べられない・・・とこれまたショック。高FODMAPについては一覧表をみると色々食材が示されていますが全部を避けたわけではありません。目標は普通に食事ができるようになること。神経質になりすぎて友達と食事に行けないのは嫌!玉ねぎも高FODMAP食ですが、玉ねぎ農家出身としては避けたくありませんでした。ほどほどでいい、ほどほどで...ということで一覧表から当てはまっていそうなものだけを避けていました。

スイーツ欲は鉄&たんぱく質で解決。

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栄養を吸収できる身体になってきたところで、藤川徳美先生のメガビタミンについても教えていただきました。表を作った当初は甘いものがほしくてほしくて!たまりませんでした。まずは胃腸に優しく吸収率の良いキレート鉄サプリを開始。砂糖は上白糖からてんさい糖に変えて、小麦粉はできるだけ避けたり米粉に代えたり。キレート鉄サプリに遅れてプロテインも開始。たまに抑えきれず和菓子などで無駄な抵抗を続けていましたが、2ヶ月ほどで甘いもの欲がすーっと消えたのです。おまけに生理前のイライラもなくなりました。本当にびっくりです。そして今となってはあれだけ胃腸に反応が出ていたスイーツも、プロテインで胃腸が強くなったせいかたまに食べても胃腸に反応がでなくなりました。友達とカフェでスイーツも普通に食べられます。感動!

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◆プロテインの選び方はこちら

連載マガジン第3話『鉄(Fe)のおはなし。』はこちら。

ちょこっと栄養素のおはなし。

補足項目です。胃痛や消化不良に悩む方の多くは消化酵素が上手くはたらいていない可能性があります。消化酵素が何からできているかというとタンパク質。タンパク質が不足していたり、質の悪いアミノ酸から合成されたタンパク質がはたらくと本来の機能を果たせず不調が現れることも。プロテインを飲み、タンパク質を十分摂取することで消化酵素はもちろん、体中のありとあらゆる機能が本来の働きを取り戻します。また、小麦粉も意外な盲点かもしれません。小麦粉に含まれるグルテンは免疫力や栄養吸収に関わる小腸を傷つけ、不調の元になる炎症を起こす原因と知られています。また、グルテンにはモルヒネ並の中毒性があるとのこと...腹痛だけでなく、疲労感や頭痛、眠りの質が悪くなるなどさまざまな症状にも繋がります。食パンや菓子パンを食べてすぐにお腹を下していたので、私もグルテン不耐性があったのだと思います。今は小麦粉製品を食べることはできますが、小麦粉を使った料理が数日続くとお腹がゆるくなったり、身体がだるくなったりします。思い当たる方はまずは3週間、グルテンフリーとプロテインを試してみてはいかがでしょうか。

目指すは普通。

 色々試してますが、決して健康美容オタクになりたいわけではありません。お腹を痛めることなく普通に3度の食事を摂って、ぐっすり眠れたらそれがゴール。今取り組んでいるのは藤川理論のメガビタミンと月に1度の整体、1日4分の体幹トレーニング。食事は肉魚中心で気持ちお米を控える程度。胃腸は強くなっていますが、野菜や生魚をモリモリ食べること胃痛を起こします。低気圧症は出たりでなかったり。PMSの怠さがましになれば健康といえます。もう一息!藤川徳美先生のブログを拝見し、もっと理解したく、基礎生物学に着手し始めました。インプットして有益な情報に仕上げ次第、更新させていただきたいと思います。思い当たる節のある方はきっと改善されるはず。諦めずに、ともにぼちぼち進んでいけたらと思います。

連載マガジン『からだのおはなし。』はこちら。

今日のひと作品。

コントラクト・キラー(1990年フィンランド)
監督 アキ・カウリスマキ
 リストラされて人生やけになって自殺を測る中年男性が、怖くて自殺できずに殺し屋に依頼。しかし、女性と恋に落ちて・・・というお話。主人公の滑稽さがなんともいい。注目すべきは役者の表情。なんと全員無表情!でも感情は伝わるんですね。面白い。見所は作中登場するジョー・ストラマーのライブシーンあたり。本人がしがない歌手としてBarで歌っています。めちゃくちゃいい。この作品きっかけに彼の存在を知りファンになりました。映画きっかけで音楽の世界も広がる。だから映画はやめられない。


身体弱ヨワ系のみなさんの、お力になれますように。