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12月からドイツ・ベルリンで暮らします!

ベルリンに住みたい、と言い出したのは昨年冬あたりだった気がする。

同年4月にパートナーの強い勧めで旅行先に選んだベルリンで、都市と自然が共存していたり、時間を大切にする国民性、古物が循環する蚤の市など、書ききれないほどのハッさせられる場面にであった。

ベルリン旅行についてまとめられなかったのは、見たものをうまく咀嚼し、消化できなかったからだった。
そして、同時にもっと時間をかけて見てみたいという気持ちが湧いてきた。

11月に行った下川町での出来事とベルリンで見た光景がリンクして、ベルリンでみた暮らしはこれからの暮らしのヒントになるのではないか、と心が動き、さらに久保田由希さんの「心が楽になる ドイツのシンプル家事」という本を読んでピンときて決心がついた。

ベルリンで暮らしてみようと。

運良くフリーランス、そして3年目。クライアントの方々に相談したところ「いいじゃん!行ってきなよ!」と承諾していただき(なんて懐の広い方々なのだ……)

同棲中だったパートナーも海外で暮らしを体験てみたかったと気持ちだったことを確認し、急に夢物語だったことがパチパチとピースが揃い始めるように動き出した。

そこからの行動は早く、まとまったお金を確保するためにチートともいえる実家に戻るという技を使い、パートナーとの同棲を解消。
(その間に結婚するというイベントも起きたので、その話はまた次回。)

1年の準備期間を経て、12/10に出発することになった。

そして、「なぜ行くのか」という部分を考えていければと思う。
ベルリンで暮らします、と言ってから一番聞かれる「質問」。

実はベルリンでやりたいこと・知りたいことは挙げればたくさんある。
・バウハウスやタイポグラフィー、工業製品など暮らしのデザインが生まれた地、その理由を知りたい
・ものを長く使う暮らしを知りたい
・以前に行った時にどの場所もインテリアが印象的で、インテリアについてインプットしたい
・自然療法やハーブも勉強してみたい
などなど。

ベルリンに行く、と決めたあとに自分の好きなものとドイツやベルリンとの結びつきが多々あることに気づき運命的な部分を感じつつ、
ただ「なぜベルリンにいくのか?」という問いに対して、しっくりくるものが見つけられないでいた。

約2年ぶりに実家に戻り、ふと部屋を片付けているときに小学6年生のときに授業の一環でつくった自分史のアルバムを見つけた。

そのアルバムの最後のページの方にかいてあった将来やりたいことに、
「外国にいくこと」「いろんな国の人と友達になること」となっていた。

行ってなにをするとかはおそらく考えてないと思うんだけど、
幼き頃から心のどこかで知らない世界・知らないことへの興味関心が高かったよう。

こんなこと書いてたのは完全に忘れていたけど、その後もずっと漠然と海外で暮らすという思いは消えず持ち続けていた。
(なんでなのかは本当に不明・・・)

仕事が忙しくなってきてもう完全に忘れていたし諦めかけていたけれど、
ベルリンに旅行して、彼や周りの人たちが背中を押してくれて、ついに出発を迎えた。

デザイナーという職業である以上、
全てのものには理由があって、その理由を説明できないといけないと思っていた。
理由を説明できないものもたしかに存在している 。

だけど、今回はただただ本能的に、やりたいと思っていたことを実行することにした。
やることは行ってから考える。
行った後のことは戻ってから考える。
はじめてこんなに無計画に動くかもしれない。

だた心が動く方へ正直に。


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