🏁【Kabuto GPレースレポート】#JapaneseGP🇯🇵
＜2023 MotoGP™ 第14戦🇯🇵日本GP＞

　KabutoファミリーにとってのホームGPである日本グランプリは、アレイシ・エスパルガロ選手の東大阪本社と工場への訪問というGPウィーク中もっともエキサイティングな出来事があった。MotoGPトップクラスのスペイン人ライダーがファミリーに加わって以来、わたしたちは緊密な関係を築いてきた。

　アレイシ選手の来社に際し私たちは、ヘルメットの空力性能や安全性追及の歴史をあらためて説明。さらなる進化のためのミーティング、彼が実際にレースで使用するF-17を手削りからスタートし製品にまで仕上げた技術者たちにも会ってもらえた。

工場の見学のほか、GP解説の宮城光氏との対談収録も行い、またランチではお祭りをイメージした屋台的な会場を用意するなど、有意義な時間を過ごしていただけるようセッティングした。

　さらにこの来社に合わせ、アレイシ選手から要望のあった漫画「弱虫ペダル」とのコラボカラーを施した、日本GP限定特別カラーのF-17も披露。多くの社員の顔を見ていただくことができて、これからのレースのモチベーションに役立つことができたならそれはKabutoにとっての本望である。

　厳しかったインドGP明けすぐに私たちの大阪に立ち寄ってくれたこと、そして貴重な一日を共に過ごしてくれたアレイシ選手に感謝したい。

　日本GPの舞台は栃木県の「モビリティリゾートもてぎ」。2022年3月より名称をに変更した、ホンダが鈴鹿に次いで建設した2つ目のサーキット。

最長で762m、短いストレートをタイトな中低速コーナーでつないだ典型的なストップ・アンド・ゴーレイアウトによる、全長4.8km、右8／左6のコーナーを持つコースで争われた。

🏁《MotoGP™クラス》
＼激しい雨、赤旗中止でも5位を死守／

🏍41 アレイシ・エスパルガロ選手(ES🇪🇸)
⏱予選 9位 🏆スプリント DNF 🏆決勝 5位

土曜のスプリントレースでは、マシントラブルにより完走を逃したアレイシ選手。日曜の決勝グリッドは予選9番手からのスタート。じつはグリッドには特別カラーでコラボした「弱虫ペダル」の作者、渡辺航先生を招待していた。

しかし、このロングレースの主役はアレイシでもチームメイトでもなく「天候」だった。

激しい土砂降りに見舞われ、予定されていた24周のうち13周を走り終えたところでレースは中断。予定周回数の50％以上が終了していたため、すべてのポイントが加算された。

ライダーたちが競い合う非常に複雑な状況の中、我々のライダーであるアレイシはアプリリアで決勝5位を獲得した。この結果で、土曜の恨みを晴らすことができた。

🎤アレイシ選手🏍41のコメント

「結果には満足している。コース上の水の多さに視界の問題もあったが、全体的にはウエットコンディションでのマシンフィーリングは良かった。残念ながら水が多すぎたので、赤旗でレースが中断。これは正しかったと思う。 通常、日本では雨が降り出すと大雨になる傾向があるからだ。じつは最初の2、3周のコンディションではタイヤがオーバーヒートしてしまい、危険な状態だった。

でも雨が強くなり始めて、僕はどんどん快適になって、チームメイトよりも速く走れていると感じられた。ただ赤旗はもう1周早く出るべきだったと思うね。（インドGPを含めた）この2週間は大変だった。家に帰ってバッテリーを充電する必要があるよ。チャンピオンシップで上位を争うチャンスはまだあるし、表彰台争いはまだまだできると思う。

今回の旅では、Kabutoの施設を訪問したことを忘れないようにしたい。歓迎を受け、とても光栄に思った。前にも言ったが、Kabutoとレースできることをとても誇りに思う。これは決まり文句ではないよ。本当にそう思う"」

🏁《Moto3™クラス》
＼3選手が無事完走、ポイントを獲得／

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🏍27 鳥羽海渡選手(JP🇯🇵)
⏱予選 12位🏆決勝 8位

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🏍95 コリン・ファイヤー選手(NL🇳🇱)
⏱予選 11位🏆決勝 11位

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🏍66ジョエル・ケルソ選手（AU🇦🇺）
⏱予選 18位🏆決勝 15位

日本のもてぎサーキットに降りたったMoto3ライダーは、インドGPで激しくエキサイティングなレースの末、表彰台から地元日本に戻ってきた鳥羽海渡選手、怪我が未だ尾を引くジョエル・ケルソ選手、そして "飛ぶ鳥を落とす勢い "のルーキー、コリン・ファイヤー選手だ。

　オランダ人ライダーであり、これまでチャンピオンシップで活躍してきたリベレーション（才能を開花させた）ライダーは、7日前のインドGPで見事2位を獲得した鳥羽選手を上回る11位で予選を通過した。

ジョエル選手は、インドでは1周目に転倒し、さらに体調不良に悩まされ、15番グリッドからのスタートとなった。

各Kabutoライダーの結果は、グリッド上のポジションの違いが決定的だった。鳥羽選手とコリン選手がスタート直後に第2グループに入ったのに対し、ケルソ選手は第3グループに。序盤の順位は、コリン選手が6番手、鳥羽選手が8番手、ジョエル選手が14番手だった。レース中、3人はこのポジションを転々とし、先行するライダーがいなくなるにつれて順位を上げていった。

最後のスプリントで最も気を吐いたのは鳥羽選手だった。前回と同様、要所要所で経験を生かしてポジションアップし、8位でチェッカーを受けた。ホームで望んだ結果ではなかったが、最近のGPで見せているパフォーマンスの明らかな進歩を確認することができた。

🎤鳥羽選手🏍27のコメント

「今週末、日本でレースをすることができてとてもうれしい。プラクティスセッションではいくつかハプニングがあったが、決勝は強い気持ちで臨むことができた。序盤はポジションをキープし、その後、順位を上げていった。トップ5争いに近づけた。貴重なポイントを獲得し、堅実な結果を残すことができた。ハードワークを続けてくれたチームと、応援してくれたファンに感謝します」

🎤コリン選手🏍95のコメント

「スタート直後からフィーリングが良くなかった。昨日よりもグリップが落ちていて、全体的にアタックできなかった。前がどこまでも迫ってきていた。走れないことはなかった。最終コーナーで山中（瑠聖）選手が、僕の考えにはなかったオーバーテイクをしかけてきた。そして最後に（ホセ）ルエダ選手に抜かれた。僕にとっては良いレースではなかった。もてぎでの展開には満足していない」

🎤ジョエル選手🏍66のコメント

「この2週間は思ったようにいかなかった。僕のレースは、スターティンググリッドでのポジションによって左右された。スタートは良くも悪くもなく、第3グループだった。なんとか抜け出そうとしたが、うまくいかなかった。KabutoのホームGPで、期待していたようなパフォーマンスができなかったのは残念だった。」

特別な日本での時間が終わり、２週間後のインドネシアへと向かうKabutoライダーたち。チャンピオンシップ終盤の白熱したレースはまだまだ続く。（MotoGP™第15戦 インドネシアGP　10/12-10/15）
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Racing Photos:Rafael Marrodán @MotoGP

👇第13戦 インドGP🇮🇳

👇第15戦 インドネシアGP🇮🇩