貧フルエンサー

「貧フルエンサー」の生存戦略

 重い腰を上げて、noteのアカウントを作りました。

 はじめまして、「貧フルエンサー」のオグチと申します。貧フルエンサーとは、フォロワー数が少なく、影響力のないアカウントを指す言葉です。さっき、私が作ったんですけどね。

 Twitterのフォロワー数は900人前後。あやしいビジネスのアカウントがたまにフォローしてきて、フォロー返ししないと去って行く感じです。アカウントを登録したのは2009年。ここ5年以上は完全に放置していました。自分の本を出したので、その宣伝として今年活動を再開したんですが、まあ影響力は薄いです。ないよりマシ程度。

 インフルエンサー界隈では、フォロワー1000以下のアカウントはゴミとされるようです。実際、数百と数万のアカウントがあれば、影響力は100倍ではなく、100の2乗=1万倍ぐらい違います。圧倒的な力の差があるわけで、Twitterにおいて、弱小アカウントはインフルエンサーの養分にすぎません。

 ここ数年は、出版社も書籍を出すときに著者のSNS拡散力を重視します。本来は、書店を通じて情報を拡散するのが出版メディアの機能だったはずですが、その力がなくなってきて、著者の営業力におんぶするように。やってることは、貧乏な劇団がチケットを数売る人から俳優として採用するのと同じです。メディアとして終わってるよね。結果、人気ブログのコピペ本とか、ホリエモンの過去発言で作った本ばかり増えていくわけです。いや、別にいいんですけどね。

 この傾向は、サラリーマンにも適用されつつあり、「会社の名前に頼るな、ブランド人たれ!」みたいなことが言われるようになってきています。大変ですね、みんな。

 なんか、恨みつらみみたくなってきましたが、別に貧フルエンサーでも生きていく方法はあるんじゃね、と思うんですよ。むしろ、フォロワーを増やせばなんとかなる時代ではもうなくなってきています。広告業界でも、フォロワーの多さ=広告効果ではないと認識されてきましたしね。必ずしも数=影響力じゃないし、影響力がなくたっていいじゃないか。

 というわけで、このnoteでは、主に貧フルエンサーの生存戦略を考えていきたいと思います。それに、貧フルエンサーも悪いことばかりじゃありません。クソリプが飛んでくることも少ないので、心穏やかにすごせますし。何も期待せず、誰にも期待されず、気が向いたら更新してきます。飽きたらやめます。

Google先生で「貧フルエンサー」を検索して、自分以外はまだ使っていないことを確認しました(2019年4月5日現在)。

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