私がまだ20代で…
家族でお墓参りに行った時の話でござる。

草木も眠る丑三つ時…の数時間後のとても明るい時間…

墓参りの時は
近くの親族の家に寄ってからお墓へ行くのが、我が一族の決まり事。

「お花は？」
「お墓を拭くタオルは？」
「お線香は？」

と、叔母や祖母による確認はいつものことでござる。


我は、その時まだうらわかき乙女にて
「毎度せわしないなぁ…」と待っておりました。

しかし、なかなか動かぬ…あー、もう先に外へ出よう。と我は出入り口へむかひました。

その時、耳を疑うような会話が
奥の部屋から聞こえてきた。。。

叔母上「お義姉さん、マッチは持ってきました？」

我が母「大丈夫よ！

ガッチャマン

持ってきたから！」

なんと！
思わずそり返り振り返った我。


我が家に科学忍者隊が！知らなんだ！
大鷲？燕？白鳥？？できればコンドルのジョーをお願いしたい！！

科学忍者隊が一族の中にいたことを
しかも持って歩けるサイズだと
無防備、無覚悟の状態で不意打ちで知ってしまった叔母上。


そっと…ささやき女将の如く
「チャッカマンよね？」とつぶやきながら
すがるような目で我をチラ見す。

叔母上…かたじけない…
と、我思ふ。

我が家に
科学忍者隊がおったとは…
しかも「持てる」とは…
我も知らぬことよ…。

余談なり↓
【ガッチャマンとは「科学忍者隊の5人」を指すのではなく、科学忍者隊のリーダーである、「大鷲の健」の称号である。】
…衝撃。全員のことだと思ってた…。

※今日は忍者隊なので、語尾を時代劇風にしました。
これにて、ドロン。（昭和の人！）