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KOBE.1 がっつり異人館巡りと、麻耶山からの夜景(20190428)

4月28日

昨晩、新宿を21時過ぎに出て、夜行バスに揺られて、神戸は三ノ宮に到着したのは朝6時頃。休憩中も電気を消したままでいてくれたので、ゆっくり爆睡出来ました。

初めて来る三ノ宮駅で、うろちょろ。なかなかどこが中心点なのかが分からない。身支度出来そうなトイレとコインロッカーを探す。この2つバックパッカーの人とかまず必要だよね。結局駅(中央口)の構内のトイレで支度して、隣の女の子たちの話を横耳で聞いて、関西弁やーと思う。エレベーターも右側待機だしね。コインロッカーに荷物を入れて、美味しいモーニングを求めて、北野方面へ。

それにしても面白い天気。少し雨が降ったと思ったら、晴れて暑くなったり。うまーく雨を避けながらゆく。

朝ごはんは、「神戸と言ったらにしむら珈琲」らしいので、せっかくなので本店へ。行く途中で見かけたスヌーピーホテル(右下)。泊まってみたい。

オープン時間に合わせてはいるも、既に1階がいっぱいな位人が入っている。フルーツセットを頼む。オープンサンドもおしゃれ。宮水で入れたという、ブレンドコーヒーもやはり美味しい。

そのあとは、異人館方面へ。それぞれ別料金ということで、どこを見て回ろうか迷う。デンマーク・オランダ・___館のチケットは合同で1300円。ふむ。なんだか派閥争いみたいだ。それにしても修学旅行生らしき団体の学生が多い。

結局、一番大きな派閥であろう、うろこ館グループの共通チケットを買うことに。案内してくれた女性の説明が上手で、全部回れるパスポート付きの3000円のものを購入。これは、がっつり回るしかない。

修学旅行生たちを避けるようアドバイスをもらい、まずはうろこ館へ。一番最初に一般公開されたもので、外観のスレートがうろこのよう。異人館の中でも、有名なものだけれど、中は人があまりいず、ちょっと怖い・・・。

隣接する美術館もあまり人がいなくて、びくびくしながら見る。2階のヨーロッパ名画は、小さい規模ながら様々な画家のものがあって、気になる画家をメモしたり。3階で展示されていたのは、丸々賞を受賞したという画家・ 丸まるの作品たち。聖書をモチーフにした、顔や体の大胆な凹凸が一度みたら、もう彼の作品だってすぐ分かる。最初はじっと見るのが引けたけれど、見ていると癖になってくる。彼の作品を参照しながら、聖書読んでみたいなと思った。

あ、こうやって書いていたら長くなりそうなるし、写真もいっぱいあるので、詳細は写真投稿に任せて、この日記パートでは軽く書くことにする。

さて。時間にも余裕があったので、一つ一つ、のんびりと見学していきました。

▲山手八番館。彫刻が多く置かれていた。

▲旧中国領事館の、坂上の異人館。欧米系の家を見続けていたからか、すごくホットした。下は、坂の下に連なる他の異人館と、長屋のお茶目なベットルーム。

▲人気の英国館。今でも夜はオープンしている、伝統的なバーKing of Kingsや、アリスな庭、シャーロックホームズの部屋を再現したものなど。なるほど見所たくさん。ベットカバーや、タータンのカーペットなど、日本人のセンスと親和性がある気がする。

▲おされスタバで一息ついたあとは、北野の発祥の地、北野天満神社へ。そのあとすぐ隣に建てられた、風見鶏の館と萌黄の館を見学。この2つは、うろこグループに入っていなく、市によって管理・運営されている。開けた場所にあるからか、たくさん人がいて賑わっていた。

面白いなと思ったのが、この異人館たちは100年-150年くらいしか(しか、なのか?)経っていないのに、あまり記録がちゃんと残っていないこと。この風見鶏の持ち主の娘さんで、この館で育ったエルザさん。家族は、すぐにここに戻って来るつもりで祖国のドイツに一度戻ったら、戦争などがあり、家も財産も置いたあと、戻ってこれなくなってしまった。この家はそのまま置いていかれて、でもその美しさからNHKの朝ドラで使われたりして有名になり、市が買い取ることになった。それをたまたまドイツで知ったエルザさんが、「私がもともとの所有者の娘です。」と連絡したそうな。(別にそれは文句をいうとかではなかった。)そして何度か来日しようと試みて、やっと80歳近くになった時に、自分が育ったこの家に戻ってこれたとのこと。

この「北野異人館」と呼ばれているエリアは、もともと日本人が住んでいた場所で。明治1年に神戸が開港してから、増え続ける外国人が住む場所として決められ、外国人(特に富のある人)が居を構えるようになった。そのあと世界大戦や阪神大震災があって、200以上あった「異人館」も、今は30棟ほどしか残っていないよう。当時は言語が通じなかったり、関係ができてなかったのもあって、ちゃんと記録が残っていないのかな・・・。

▲よくまとまっている記事。こういう記事が、人の役に立つんだろうなー

今回の異人館の見学を一通り終えて、2時頃にようやくお腹が空いて、食べたいと思っていた洋食屋さん、グリル末松に行くも、「もうおしまいですー」と。ガーーーン。やっぱり先に来ればよかった・・・。なんかもう洋食モードになっていたので、ガイドブックでまだやっていそうなところを探して、歩いて三ノ宮駅の反対側の方へ。この頃にはもうスマホの充電が切れていたので、地図を頼りに向かう。

フラワーロードを通って、難民の話を聞いて(国際協力関係の団体が、いくつか出ていた)、目的地の「グリル十字屋」に無事到着!普段google mapに頼りっきりだから、地図で辿り着いた達成感がある。(笑)入口から、階段で下に降りる構造。白を基調とした、どこか懐かしい店内。朝ドラ「ごちそうさん」の実家の洋食屋さん見たい。エビフライセットを味わっていただきました。15時という微妙な時間にも関わらず、やっていて助かったし、お客さんも結構入っていたな。

近くまで来たので、旧居留地を歩くも、いまいちどこがそうなのか分からず。市立美術館が改修中だったのもあるのかしらん。開港した時に、一番最初に外国人へ割り当てられた土地。でも急に許可が降りたから、割り振った番号もバラバラ。今は高級ブランドや、登山系ブランド(儲かってるんだなあ)が立ち並んでいました。昔の建物を利用したカフェもいくつかあったけれど、もう流石に疲れていたので、公園を経由して駅へ戻るとする。

16時頃、ゲストハウス摩耶に到着。灘駅から、歩いて5分くらいのところにあります。神戸にあるゲストハウスを探していても、このゲストハウスはセンスが良くて、気になっていたのです。受付をして来れたスタッフさん、とても親切にゲストハウスや、周辺のことを教えてくれる。

そして気になっていた摩耶山も、ケーブルカー団体で契約している利用カードを貸してくれるとのこと!わーい。しかも、ロープウェイは金曜日を含む週末以外は夜遅くまでやってないから、夜景見れないらしい。今日は金曜日!なんとラッキー!

少し部屋で寝て、早速夜景を見に摩耶山へ。夜行バス明けで、がんばるね私。灘駅からコミュニティバスに乗り、水道筋商店街を超えて、ケーブルカー乗り場へ。


18時のケーブルカーに乗る。日本三大夜景と言われているのに、あまり人がいないぞ。(笑)   私と外国人旅行者2人での貸切です。途中でロープウェーに乗り換える。風が強くなってきて、結構ビビりながら神戸の街を見下ろします。

そして頂上は思ったより寒く、薄着できたのを早速後悔。暗くなっていくのを、2階のカフェで待ちます。ちょっとそっけない感もあるけれど、ここも山小屋なんだなぁ。そしてシーザーサラダとホットワイン。何度もおかわりしようか迷った。本がいっぱいの本棚から、神戸についての本や岡本太郎の本も持ってきたけれど、一番染みるのは「半農半Xという生き方 実践編」。読みたかったのです。あとから知ったけれど、作者が神戸出身だから置いてあったのかな。「半農半X」、今目指していきたいものです。こうやってアイディアをキーワードにしてくれると、目指しやすいし、近い人と出会いやすくなるから、すごく有難い。

本に夢中になりつつ、カフェから夜景も楽しむ。あっという間に最終のロープウェーの時間が近づいて来る。

外に出て夜景を見ようとすると、風がビュオーと吹いていて寒い!少しみては、中に戻ってきて、また見にいく、というのを繰り返す。数分間で曇り具合が全然違うのも面白い。

ようやく納得して、ロープウェイに乗り込む。また1人や。そして結構揺れている・・・。これ落ちたら誰も気づかんぞ。怖い怖い言っていると、管理をしているおじちゃん(働いている人、優しいおじちゃんが多かった)が「怖くないよー。景色を楽しんで!」と。また「今日くらいまでしか夜景は綺麗に見れなかったからラッキーだよ。ぬくっこくなると、あんまり見れなくなるからね。」とも言ってくれた。

無事に地上について、雨の中コミュニティバスに乗る。(行きと同じ運転手さん!)このコミュニティバスも、坂道をくねくね行ったり、商店街を突っ切ったりとなかなか面白い。ゲストハウスについて、気づいたら寝ていました。

よーし、また明日!

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