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バッタモン家族

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暴力が日常で思ったことや学んだこと。自分の人生の「幸せ」について考える。
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2018年7月の記事一覧

【第15話】風呂星人

バッタモン家族には、風呂星人が紛れ込んでいる。 ”風呂星人”は、父の別名だ。毎晩8時にな…

【第14話】人のせいにするな。

5年前にバッタモン家族を抜け出せたのは、今の旦那さんの厳しい言葉がキッカケだった。  「…

【第13話】しょーもない女と言われた日

2013年のクリスマス。私は、一刻も早く「バッタモン家族を卒業したい」と、遅まきながらサンタ…

【第12話】幼稚園中退

 「明日から、幼稚園に行かなくていい。」 私が幼稚園の年長さんだった時、ある日突然こう父…

【第11話】忍び寄る黒い影

今のところ、『バッタモン家族』エッセイを笑い話として書いている私。人から見れば、「辛い過…

【第10話】崩れたのは、ボロ屋の天井ではなく…

バッタモン家族は、過去に3回引っ越しをした。 1軒目は山に近くて、うめき声が聞こえる家に…

【第9話】私、宙に浮いたことがあります。

本日は、まだ幼かった自分が家で一人で遊んでいると、突然父に張り手をかまされイスからふっとんだ話を書こうと思う。(この話は今となっては、笑い話の1つなので重く受け止めずに読んでほしい。) 私は、子供時代の大部分と、ここで挙げた大事件が起こる4〜5年程前の記憶がひどく曖昧だ。ただ、学校や友達のこと、自分が普段何を考えどんな気持ちだったかはほとんど思い出せないのに、家族から受けた「理不尽」なことに関しては、まるで昨日のことの様にはっきり覚えている。人の記憶というのは不思議なものだ

【第8話】私には友達が少ない。

「♪ともだちー100にーん、できるかな~♪」 と、習った歌を得意げに歌っていたあの頃。小さ…

【第7話】ネズミ狂想曲

私の家族は昔から、とかく深呼吸というものを知らない。毎日、誰かが叫ぶか、怒るか、泣くかし…

【第6話】夜、不気味なうめき声

「う゛…ぅぉおン…」 まだ私が小学生だった頃の話。家の裏山の方から聞こえてくる不気味なう…

【第5話】家族の本当の闇

今日は「家族の本当の闇」について、自分の気持ちを書こうと思う。 私が20年以上目にしてきた…

【第4話】食卓忍者

我が家では”存在を消す術(じゅつ)”を体得しないといけなかった。その術は主に食卓で必要と…

【第3話】飛び蹴りオヤジと逃走アニキ

皆さんは小学生のとき、何を思いながら家に帰っていましたか?  「友達と遊びに行こう!」 …

【第2話】肉じゃがが熱すぎて嫁に行けない説。

今日は、我が家の理不尽さについて書こうと思う。当時は親の理不尽さに怒り、悲しんだ。  「なんで、こんな事言われんのやろ…」 でも、今になればネタのようなエピソードもいくつかある。タイトルにある「肉じゃがが暑すぎて嫁に行けない説」は、特に理不尽極まりないと思う。 登場人物紹介はコチラ→『バッタモン家族』 *読む時のお願い* このエッセイは「自分の経験・目線・記憶”のみ”」で構成されています。家族のことを恨むとか悲観するのではなく、私なりの情をもって、自分の中で区切りを