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バッタモン家族

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暴力が日常で思ったことや学んだこと。自分の人生の「幸せ」について考える。
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#機能不全家族

【第1話】バッタモン家族

これが私の家族。 家の中はバッタモン(偽物)、暴力、罵声、不信、依存で溢れていました。 …

真心のこもった愛情は、最高の治療薬

虐待死。親殺し。 そんなニュースを見ると、「もしかしたら、ここに名前が載るのは自分だった…

父が穏やかになれた場所は畑だけ

私の実家はもうない。親、兄妹は全員消息不明。「家」に良い思い出が少ない。 でもなぜかふと…

記憶にございません

私は30歳までの記憶がほとんどない。ある日突然、30代になった感じだ。 通った学校、就職した…

トラウマの本当に厄介なところは…

この前、こんな記事を書いた。 父親が逮捕されたこと、日常的な暴力など「衝撃的な出来事」を…

カゾクへの怒りと心の毒抜き

頑張ろうと思ったらコレだ。カゾクが邪魔をしてくる。 別の記事で、いい調子で文章を書いてい…

私を虐待した父を恨んではいないけど、許せるかも分からない

何も知らない子供の時は、父が大好きだった。 私には兄が3人いて、4人目に女の子の私が生まれたから父や兄がたくさん可愛がってくれた記憶もある。おむつ一枚でハイハイして、いつも私は父の後を追いかけていたそう。 子守唄はジャズだった。父に抱っこされて眠る、「ママに内緒やで」と買ってくれたお菓子、動物のドキュメンタリーを見て一緒に泣いた、絵本を読んでくれた、私の好みのスイーツを食べに行って「美味しい〜!」って言った時に、コーヒーを啜り「そうか」と微笑む父。普段鬼のような顔して怒る

彼女の苦しみ、私の幸せ

その子と出会ったのは、確か6年ほど前。ある時、暗い闇の中、膝を抱えて静かに涙を流す彼女の…