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『This Is Us』シーズン2 第1話 レビュー

このレビューはシーズン2突入です!

今年9月からシーズン4が放送予定。私はまだシーズン3を観ていないので、シーズン4が始まるまでに、シーズン2と3のレビューをしていくつもりです。

シーズン2は要点とハイライトだけのざっくりなレビューです。ドラマを観ている人には「あのシーンね!感動したよね」と共感してもらい、気軽に読んでもらえるようにしていきます。今回はハイライトなしです。

※全エピソード、ネタバレを含みます。

登場人物①

登場人物②

分かりやすい時系列表はコチラ

◆過去◆

シーズン1の最終話で、大喧嘩したジャックとレベッカ。ジャックがいなくて、ツアーに行っているはずのレベッカが家にいることに子供たちは疑問に思うので、ジャックとレベッカは自分たちに起きたことをかいつまんで説明。

子供たちは理解できずに怒ったり悲しんだりして、その場を去ります。ランダルは、パーティーが楽しくなくて、実は家に帰っていました。両親がお互いに傷つけ合う言葉を一瞬だけ聞いてしまい、パーティー会場に戻るのでした。

不安そうな表情を浮かべるレベッカに、ジャックは「子供たちは大丈夫だよ」と言って手を握ろうとしたのをレベッカは拒みます。レベッカの失望感が伝わってきて、このシーンは何気にズキっときた。

ランダルは何も知らないフリをして母を気遣う優しさを見せます。なんて良い子なんだ!

ジャックは自分が悪いと分かっていて、レベッカの夢を壊したことを後悔。バーに行き、「自分がお金を払うから妻をステージに出してほしい」とお願いします。でも、それはレベッカも喜ばないし、ジャックもみっともないことだと、バーのオーナーは言います。言葉を失ったジャックは謝って店を出ていきます。

1日考えて、ジャックを追い出したのは間違いだと気がつくレベッカ。ミゲルの家に行き、ジャックと話をするも、彼はレベッカに隠れて飲酒をしていて、今も飲んでいるから家に帰る資格はないと言います。

「あなたを追い出すべきじゃなかった。私たちは夫婦だから、2人の問題は一緒に解決すべきなの」

このレベッカの気迫に有無は言えない。ジャックを車に乗せて、「大丈夫よ。数カ月には何もかも元通りになっているはずよ」と言うレベッカ。

でもその数カ月後、レベッカは1人で車で泣き叫び、助手席にはジャックの遺品が…。そして、全焼したピアーソン家があるのです。なんて悲しい現実。数カ月後に元通りになるどころか、ピアーソン家は喪失感を味わい、家族は大きく変化します。

◆現在◆

37歳の誕生日を迎えたビッグスリー。

ランダル、養子のことでベスと喧嘩

オープニングでランダルがアジア人の赤ちゃんを抱っこしているのを見て、もう養子を迎えたのかと思ったら、近所の夫婦の子供だった!紛らわしい。

この日、ベスと養子縁組の話を聞きに行く予定でワクワクしているランダル。でも乗り気じゃないベス。意見が合わずに喧嘩までしちゃいます。ベスは、ウィリアムとの思い出の公園へ行きます。

怒ったベスに困惑したランダルは、母のレベッカに会いに行きます。自分を養子にした時の話を聞きます。子供を失ったレベッカは最初は、養子を迎え入れることを考えていなかったそう。でも、ジャックに背中を押されてランダルを自分の子供にしたのです。

「見知らぬ男の子が私の子供になり、その子供が私の全てになった。それがあなたなのよ」

レベッカのその言葉に、ウルウルしました。ランダルも嬉しそうに微笑みます。

家に戻ったランダルはベスと話をします。自分の要望ばかりではなく、彼女の要望も聞き入れて、もし養子を迎えいれる準備ができないなら、まだ先でもいいと言います。

ベスはウィリアムとの思い出の公園にランダルを連れて行きます。そこでウィリアムからの詩集を本にしてランダルに渡すベス。

彼女は、誰もが欲しがる赤ちゃんよりも、助けが必要な大きい子供たちを迎え入れることを提案します。公園の隅には、10代の黒人の子供たちがお酒を飲んではしゃいでいる姿がありました。

ランダルは素敵な両親に育てられて、教育も充分に受けさせてもらい、立派になったけど、そうじゃない人たちもいるとベスは言うのです。ランダルは言葉を発しませんでしたが、納得する表情を見せます。ベス、良いこと言う!

ケイト、オーディションを受ける!

ケイトは歌の夢に向かって前進します。それを全力で応援するトビー。でも、ケヴィンがあれこれ口出しして、レストランを貸し切って誕生日ディナーまで用意。そこにフラストレーションを感じるトビーですが、兄が妹を思う気持ちも分かっているため何も言いません。ソフィも参加するはずでしたが、母のケアのため来られないことが判明。

オーディション会場に向かったケイトは、緊張した面持ちで周りを見回します。そこには、モデルのような体型の女性たちがたくさんいます。彼女は自分の体型で友達が離れたこと、自信が持てないことを思い出して、怖くなってオーディション会場を去ります。

オーディションを受けなかったことをトビーに言えなかったのです。何も知らない彼は、ケヴィンとの食事でオーディションの話を聞きます。彼女を誇らしいなどと褒めて乾杯しようとした時、ケイトはトビーに本当のことを話します。

そこにいたケヴィンは、ケイトのことをかばうのです。トビーは、ケイトが自分より先に、ケヴィンに話したことを知って、店を出ていきます。

ケヴィンはトビーの後を追って、妹はトビーをがっかりさせたくなかったんだと弁解。トビーは、しびれを切らして怒ります。「自分が彼女の夫になるから、自分が彼女をサポートするんだ。君は彼女の夫でも父親でもないだろ!」と怒りを爆発。そこにケイトが現れて、仲裁に入ります。

ケイトは、オーディションを受けさせてもらうからついてこないでね!と言って会場に向かいます。残された男2人は、ケイトが大好きなので放っておけず、一緒に会場に行くのです。喧嘩していたことを忘れて、大急ぎで彼女の後を追う2人には笑っちゃいました。

ケイトとケヴィンの絆

ケイトを待つ間、頭が冷めたのか冷静に話ができたトビーとケヴィン。ケヴィンは、他のことは何もうまくできないけど、彼女の兄としての自分はよく出来ていると思っていたのです。兄弟以上に強い繋がりがあるからこそ、彼女をケアするのが自分の役目だと話します。

ケイト、オーディションでキレる?!

オーディションは終了していたけれど、無理を言って歌わせてもらうことに成功。でも、歌いだしてすぐに打ち切られます。ケイトは納得がいかず、自分の体型で判断しているのではないかと怒ります。でもプロデューサーは、ステージにいたモデル体型の女性に歌を歌わせます。彼女とケイトの歌の実力は、聞いてみると明らか。プロデューサーは「体型で判断していない。君にはまだ実力が足りないんだ」と言います。

本当に実力の差だけで評価されたと分かったケイトは、微笑ましい顔でオーディションの部屋を出ていきます。そして、もっと練習することを決めるのです。

仲直りしたトビーとケヴィンも、ケイトの話を聞いて微笑みます。そしてケヴィンは、トビーとケイトの邪魔をしないように1人で飲みに行きます。するとそこには、来られないと言っていたソフィの姿があったのです。再会を喜んでハグする2人。


◆感想◆

『This Is us』は登場人物たちに悲しい出来事があっても、最後は必ず心が和んで終わるのがいいです。トビーとケヴィンも本音で向き合えたし、ケイトも体型で歌への情熱を消す必要もなくなったし、ランダルはウィリアムのように救いのなかった人へ目を向けるようになります。

さて、気になるのはジャックの死。うまく編集して、伏線を残しましたね…。これだから、『This Is Us』にハマる。


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